ノープーとは?やり方とその効果をチェック!髪の臭いは大丈夫?

『ノープー』という言葉を始めて知った時、

「なるほど、人前でプーをするなということなんだな、納得納得・・・」

と思いました。(汗

弁解するわけではありませんが、最初にこの言葉を聞いた人は、たいていそのように思うのではないでしょうか。

しかし・・・

プーが違う!

ノー『プー』とは、シャン『プー』を使わない洗髪

のことだったのです。

ノープーは『湯シャン』とも言い、かなりの人が実行しているようですね。

シャンプーを使わないで、髪の汚れが落ちるものでしょうか。

今回は、ノープーとはなにか、そのやり方と効果はどうなのか。

また髪の臭いは大丈夫か、などなどを調べてみました!

ノープーとは?その効果は?

ノープー(湯シャン)とは、

シャンプー類を全く使わず、お湯だけで髪を洗う方法

のことです。

これで言葉の意味はわかりましたが、本当にお湯だけで髪の汚れが落ちるものでしょうか。

また、なぜノープーが推奨されるのでしょうか。

その理由のひとつとして、シャンプーには種々の化学薬品が含まれており、その成分が髪に有害だという説があるのです。

たしかに、シャンプーを使えば髪にこびりついたような汚れも、きれいさっぱり落ちてしまいます。

逆に言えば、それだけ強力な洗浄力があれば、髪の有効成分も一緒に洗い落としてしまうこともありそうですね。

これが、抜け毛やハゲ、フケを呼び込む原因にもなることもありえます。

洗髪の場合のお湯は、およそ40度以上あれば、大半の髪の汚れは落としてしまうそうです。

これはほぼシャンプーの洗浄力に匹敵しています。

ならばいっそシャンプーを使わず、お湯自体の洗浄力を利用すればよいのでは、という考えがノープーとなったのでしょう。

ノープーの効果としては、

  • 抜け毛が劇的に減る
  • ハゲの予防になる
  • 髪の毛がしっとりとしてぱさつきがなくなる
  • 髪の毛がツヤが出て太くなり、しっかりした感じになる
  • フケが少なくなる
  • 頭皮のかゆみなどがなくなる

などが挙げられています。

どれも良いことばかりですが、なぜこのような効果があるのでしょうか。

ひとつはシャンプーをやめることによって、その過剰な洗浄力がなくなる、という点です。

つまり、髪の毛に必要な成分までは、洗い落とさないということですね。

もうひとつは、シャンプーの有害な成分を使わなくてすむ、という点でしょう。

食品や化粧品での添加物の人体への影響については、いろいろと言われています。

使わなくても済むものならば、そのような成分を含むものは使わない方が良いのは当然です。

ホームレスにハゲが少ないのは、シャンプーを使わないことが原因かもしれませんよ!

また、芸能人でもノープーをやっている人はかなり多いようです。

  • タモリさん
  • 福山雅治さん
  • 中村アンさん
  • ジェシカ・シンプソンさん
  • ミランダ・カーさん

などの人が、このノープーを実行しているそうですよ。

ただ、ノープー(湯シャン)の効果が出てくるのは、始めてからある程度の時間がかかります。

昨日ノープーを始めて今日効果が出るというものではないのです。

この効果が出始めるまでの期間は、人によってかなりの違いがありますが、およそ1ヶ月から2ヶ月程度というのが、平均値のようですね。

もうひとつ、このノープーは合う人と合わない人がいるようなのです。

髪の毛の質などの違いにより、どうしてもノープーは合わない人は、

シャンプーをごく少量使う洗髪にするか、あるいはノープーとシャンプーを適宜取り混ぜてするか

などの対策が必要でしょう。

ノープーのやり方と髪の臭いは?

ノープーの実際のやり方としては、次のような手順になります。

  1. 髪をとかす
  2. 頭皮マッサージをしながらノープー
  3. 髪を乾かす
  4. 整髪

髪をとかす

ノープーの前には、くしやヘアブラシで髪をとかします。

くしやヘアブラシでとかすだけでも、ある程度は汚れが落ちるそうです。

くしやブラッシングには、ノープーの際に髪の毛が絡まったりすることを、未然に防ぐという効果もありますので、忘れずに実行してください。

なお、ブラシは動物性のやわらかいものが良いそうですよ。

頭皮マッサージをしながらノープー

ノープーには浴槽にためたお湯より、シャワーで洗い流しながらの方が良いでしょう。

頭皮マッサージには、

  • 手のひらをこめかみにあてて押す
  • 額から後頭部へなでおろす
  • 襟足の部分から頭頂部へ向かって軽く押す
  • 指先で頭全体を軽く叩く(爪は切っておく)

などの方法があります。

これらのマッサージを行いながら、髪を軽くブラッシングするように洗い流します。

髪の毛を無闇に強く引っ張ったり、爪を立てたりすることは厳禁です。

髪を乾かす

ノープーが終わったら、タオルで髪をはさみ、軽く押さえるようにして水分を拭き取ります。

ゴシゴシと強くこするのはよくありません。

ドライヤーを使う場合は、温度は低めにし、温風と冷風を交互に使うようにすれば、髪へのダメージは少なくなります。

整髪

ノープーでは整髪料やトリートメント類は使わない方が良いと言われていますが、髪の毛が硬い人は、ある程度は使わざるを得ないでしょうね。

ノープーは頭が痒くなるとか匂いがするという点はどうでしょうか。

ノープーをやっている人は、そのようなことは全くないと否定しています。

しかし、ノープー実行者の周囲の人の意見は、どうも違うようなのです。

そのあたりを調べてみましたので、次項でふれていきます。

ノープーの評判はどうなの?

このノープーですが、自分でやっている人と、その周囲の人とでは、評判は大分違うようなのです。

たとえば、髪の匂いについても、自分でやっている人は全く臭わないと言っています。

しかし、その周囲の人は、

「一言言いたいのだけど、やはり言えないよね。」

ということらしいです。

ノープー実行者の周囲の人の意見と評判

「あれだけ触れ回った人に髪、臭いよと言ったら、恥ずかしくて外に出れなくなるんじゃないかと思うと言えません。」

「臭い?と聞かれて正直に臭い!と言う人はまずいません。

たいていは臭くないよと言いますが、本当は臭いんです!察してください!」

「髪は臭ってないと聞かれたら、ねぇ・・・ほんとに臭ってないと思ってる~?と遠慮気に言う。

あるいは、やだ~!本気でそう思ってんの~?あなたが気がつかないだけで周りは臭ってるのよ~と明るくサラッと言いきってその場を立ち去る。

でもさでもさ、こういう人に美容院に来られたら美容師さんも臭いんだろうね。」

「正直に言ったことがありませんが、ダイエット中なのね。わかるわ、と遠まわしに言ったことはありました。」

「やむを得ない事情を抱えてのことではなく、自らの選択で異臭を放っている人なのですから、迷惑だとハッキリ伝えて良いと思います。」

「職場のノープーの人です。

温度や洗い方が間違ってなければ臭わないし、周りに聞いても無臭と言われる…

と言っています。

そんなことないですよ、やっぱり臭いものは臭いです。

同僚がやんわりと注意しているのですが、自信を持っているのでまるで効果なしです。

この時期はシャンプー使った方がいいんじゃない?程度の言い方では通じません。

周りがマスクをしていても自分のせいとは思っていません。」

もうひとつ例があります。

ノープー愛好者の例より

私のパート職場の若い女性のA子がノープーの愛好者でした。

夏場はとくに臭うのですが、誰も「臭う」とは言えませんでしたが、本社から視察にきた正社員の男性が注意しました。

男性社員「失礼ですが、毎日きちんと入浴されていますか?頭皮と髪の毛から、汗と脂のの臭いがしますが。」

A子「毎日、湯シャンで綺麗に洗っているので臭うはずありません。」

男性社員「それが事実であっても、現実に貴女の髪の毛は臭うのです。」

A子「それは変です、今まで誰にも注意された事はありませんよ!」

男性「遠回しに注意していたはずですよ。

もう言い訳は聞きませんから、今日からシャンプーで髪を洗って来て下さい。」

A子は余程頭にきたらしく、その直後辞めてしまいました。

という例です。

注意する方もされる方も、あつぱれというか言うも言ったりですね。

今回、ノープーについて調べる為に、かなりの数のサイトを回りました。

そこでノープーについて書いている人は、ほぼ全てがノープーの賛美者だったのです。

ノープーは健康的、匂いもなく痒くもない、そんな言葉の連続でした。

そして、その最後の方には、特定の化粧品などの紹介があります。

少なくとも日本での記事には、ノープーを勧めると同時に、大半が特定のシャンプーなどが推奨されているのです。

それで筆者は、これは一種のステマではないか、と感じたのです。

これはまあ、筆者の独断と偏見に過ぎないのかも知れませんが、やはり異常な印象は受けましたね。

石鹸もシャンプーも使わず、全ての汚れや細菌が除去できるのなら、医師の手術前の手洗いもお湯だけでよいということになりますよね。

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まとめ

ノープー(湯シャン)とは、

洗髪の時にシャンプーを使わず、お湯だけで洗う洗髪

の方法です。

ノープー(湯シャン)実行者は、ことごとくそのノープーを礼賛しています。

しかし、周囲の人の意見では、かなりの人が

『臭う』

と言っているのです。

このノープーは、やはり『プー』の一種なのではないでしょうか…。

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