ラーメン激戦区ともいえる東京都立川市。
この地で『No.1』の候補として名高いラーメン店が『鏡花』です。
小洒落ているわけではありませんが、知る人ぞ知る感があるお店で、筆者も何度も訪問し、その味、そして店舗の魅力を堪能してきました。
本当に魅力あるお店です。
この記事では、はじめて訪問する人にむけた『鏡花』の味の魅力、店舗としての魅力をまとめていきます。
『鏡花』の魅力ラーメンの味
『鏡花』のスープは、3種類。
- 醤油
- 塩
- 鶏白湯
シンプルな中華そばで、オプションを付けたり、つけ麺に変更することができます。
いずれの味でもスープは、コクがあるのにあっさりで本当に美味しいです。
平打ちの麺はぷりぷり。
醤油ラーメンは、あっさりとした味わいでとても食べやすくて、個人的には醤油を1番リピートしていますね。
トッピングの三つ葉の香りが、スープのアクセントになっていて食欲をそそります。
一番のおすすめは、『極醤油ラーメン』。
その透明感のある澄んだスープは、熟成させた5種類の油とみりんを合わせたタレ、鶏ガラや魚介系、豚骨などを煮込んだスープでブレンドし、上品で深みのあるコクと甘みのある味わい。
その『極』なスープにからむのは、最高級国産小麦粉の中力粉を使用した三河屋製麺の手揉み中太縮れ麺と、三元豚のジューシーで大ぶりなチャーシューです。
チャーシューは薄めで柔らかく、旨みが凝縮されて、チャーシューの油もまた美味しいです。
醤油ラーメンと並んで人気メニューは、鶏白湯です。
濃厚な鶏の旨味がスープに溶け込んでいて、飲むとやみつきになります。
濃厚な鶏の旨味がギュッと詰まったスープと細麺のバランスが絶妙。
トッピングのチャーシューとメンマも抜群に美味しく、コラーゲンたっぷりの印象があり、女性がコレ目当てにくる人もいるほど人気メニューです。
メンマは大きめのシャキシャキで、麺はスープと絡み最高です。
サイドメニューには、ミニ丼が種類豊富です。
ラーメンにプラス300円でミニ丼をつけることができますが、そのミニ丼もすべて絶品です。
どれにするか悩みどころになり、ラーメンと併せて色々な組合わせで楽しめるのも魅力ですね。
ミニ丼のイチオシは、キャベツチャーシュー丼。
タレがご飯に絡まって美味しいですし、そこに追い打ちをかけるように、一緒にチャーシューキャベツを食べるとパラダイス。
そして少しだけラーメンスープをすすると最高に幸せな気持ちになれますよ。
次におすすめなのが、白身を泡立てた卵かけご飯である『ふわたま丼』です。
食べたことのない新食感の味わいで、こちらも食べてみることをおすすめします。
『鏡花』の魅力店舗の雰囲気が良い
『鏡花』は、古民家のような造りの店内。
他には絶対にない『魅せる』ラーメン店です。
入口の券売機でチケットを購入し店内へと入店します。
ただ、ここからが違います。
なんと!店内が薄暗いんです!
昼間の明るいところから入った場合は、真っ暗に感じるほど。
まるでBARのような雰囲気すら漂い、落ち着かせてくれます。
そんな薄暗いのですから各席ごとにテーブルライトが設置してあり、手元を照らしてくれます。
『ラーメンに集中してほしい』という店主のアイディアです。
ラーメン屋という舞台では、ラーメンが主役という意味が込められていることが伺えます。
キッチンは少し明るくなっていてクローズアップされています。
ラーメンを待っている間、暗い店内ですから自然とキッチンに目が行くはずです。
そこでは店主の独特な湯切りが見れますよ。
両手に二つの平ざるを持ち、片方の平ざるを空中高く持ち上げ、もう片方の平ざるへ麺を滝のように落として湯切りするのです。
なにもかもが演出されたラーメン舞台!
そして、きれいに盛り付けられたラーメンが自分の席に置かれます。
真っ暗な中、ラーメンだけにスポットライトが当たるのです。
『鏡花』という店名の由来は、店主がファンだという小説家・泉鏡花氏のオマージュ。
店内は、鏡花作品の『高野聖』をイメージさせるべく、薄暗く幽玄的な世界空間になっているのです。
ファンなら、それだけでも行ってみても良いかもしれませんね。
カウンターは広くとられていて、隣の人を気にせずにラーメンを食べれます。
ラーメンをたっぷり味わえて居心地が良く、女性向きとも言えますね。
さらには、ベビーカーでの入店もOK!
ご家族連れにもおすすめできる名店です。
『鏡花』の場所・行き方駅前ではないけど歩いていけるアクセス
最寄り駅
最寄り駅は、2つありますが、どちらも所要時間は、ほぼ同じです。
都合の良いほうを利用してもらって構いません。
多摩都市モノレール・立川南駅
所要時間:約4分
JR中央線・立川駅
所要時間:約5分
行き方
2つの最寄り駅からの行き方は、どちらも同じです。
多摩都市モノレール・立川南駅を下車後は、モノレールの線路沿いにJR立川駅へとは逆方向に直進します。(南口大通りを直進)
JR立川駅を下車した場合は、南口から見えるモノレールの線路沿いにJR立川駅へとは逆方向に直進します。(南口大通りを直進)
南口大通りを直進すると、柴崎町三交差点となり、通りの右側にファミリーマートがあるので、そこを右折。
しばらく直進し、二区画目の角(二つ目の信号の角)の左側に『鏡花』があります。
『鏡花』はビルの一階に、ひときわ目立つ木製の大きな看板が掲げられているので、行けばわかるはずです。
人気店だけあって、昼間はとても混みます。
開店直後か、13時30分過ぎに行くのが待ち時間もなくてスムーズに入れます。
まとめ
立川No1と名高いラーメン店『鏡花』についてまとめました。
JR立川駅と多摩都市モノレール立川南駅のどちらでも行きやすい立地にあります。
味だけでなく、店舗の雰囲気も素晴らしい!
演出面込みで満足できる店です。
ラーメン店には男性のイメージがついて回り、女性には抵抗があるかもしれません。
しかし『鏡花』を知れば、女性でも入りやすいことがわかるはずです。
ぜひ途中下車して立ち寄ってみてください。
ラーメンも丼も楽しめますよ。