世の中にはさまざまなパクリがありますよね。
その中でも、商品を堂々とパクっているパクリ大国といえば、どこを思い浮かべますか?
そうです、中国です。
とくにキャラクターのパクリはひどく、いわゆるおかしなデザインが特徴的な中華製のキャラクターは数多く存在…。
中でも、ウルトラマンに関しては、円谷プロダクションが長年中国と戦っています。
当記事では、円谷プロが長年戦い続けている、中国のパクリウルトラマンの画像を、紹介していきます。
中国のパクリウルトラマンがひどい…
ウルトラマンと中国の因縁は長く、約25年ほどの年月をかけて、やっと終息しました。
ことの始まりは諸悪の根源・チャイヨープロダクション社長のソムポート・セーンドゥアンチャーイが、
円谷プロ3代目社長・円谷皐氏が亡くなった後、『ウルトラ』シリーズの権利はチャイヨーにある
と主張し始めたことから始まります。
これが俗にいう『ウルトラマン訴訟』です。
この『ウルトラマン訴訟』は、
日本の裁判ではチャイヨーが勝訴、チャイヨーのあるタイでは円谷プロが勝訴する
といういびつな状態になっていたのです。
後にチャイヨーから権利を譲渡されていたユーエム社が、中国での訴訟を取り下げ、アメリカで敗訴した際に上告をしなかったことで円谷プロの勝訴が確定。
その後は、
「自分たちに『新作を作る権利』があるとは思っていない」
としたため、完全に円谷プロが勝利し、『ウルトラマン訴訟』は終結しました。
しかし、長年訴訟が続いていたこともあり、ユーエム社から許可を得たとして、
中国では、パクリウルトラマンが作られました。
その結果、『鋼鐵飛龍之再見奧特曼』という映画にまでなってしまったほど。
この映画に登場するという、中華製ウルトラマンがこちら。
き、キモすぎる…。
あまりのキモさに背中に寒気がしました。
なんというか、中国らしさみたいな雰囲気が出ていますよね。
このウルトラマンはどこで作られたでしょう?
という問題を出したら、8割くらいの人は中華製と答えそうなチャイナクオリティを感じます。
中華製ウルトラマンのおかしさを画像で比較
版権無法地帯の中国は、あらゆるキャラクターのパチモノであふれかえっています。
盗作・パクリは当たり前、それを堂々とお店で売ったりしているのがタチの悪いところです。
当然、ウルトラマンもその1人で、『鋼鐵飛龍之再見奧特曼』以外にもたくさんのパチモノがいます。
実際、どのくらい中華製ウルトラマンがおかしいのか、本物との画像比較で確かめていきましょう!
まずは、先ほど紹介した『鋼鐵飛龍之再見奧特曼』のパクリウルトラマンです。
左がパクリウルトラマン、右が本物の初代ウルトラマンです。
中華製のウルトラマンは、本物に比べて、次の違いがみられます。
- 目が黄色
- 腹筋がバキバキに割れている
- 太ももに変な線が入っている
- 顎が福本漫画並みにとんがっている
- 足が素足
顎がとてつもなくキモいですね。
ちなみに、このパクリウルトラマン、映画の中では乗り物に乗って逃走するというシーンがあるのです。
いやいやサイズ感!とツッコみたくなってしまいますね。
次に、中国の遊園地にいるという、ウルトラマンタロウのパチモノを見ていきましょう。
こっちは無許可かつ素人が作ったものっぽいので、似ても似つかない低クオリティさがあふれ出ていますね。
頭のトサカやウルトラホーンは再現されていますが、それ以外はタロウとは言い難い容姿です。
まず、頭部には謎の赤い球体ががついています。
そして首から下が、なぜかレッド族ではなくシルバー族の体になっていますね。
カラータイマーから察するに、ウルトラマンパワードの体にタロウの頭をくっつけただけです。
極めつけには、
腕が謎のハサミ状になっている
のが確認でき、もはやサイボーグか何かになってしまっています。
このどうしようもない壊滅的なセンスのパクリこそ、チャイナクオリティと言うにふさわしいでしょう。
ちなみに、タロウと初代ウルトラマンには、こんな中華製パクトラマンも過去には存在していました。
右は、もはや誰かわからないレベル。
左のタロウらしきパチモノは、なぜかセブンのエメリウム光線のポーズをしています。
小学生の作ったハリボテみたいな出来で、これを大の大人が作っているのですから、中国の低質なパクリはひどいです。
中華製のパクリウルトラマンは、これだけにとどまりません。
なんと、
中国には、堂々と盗作をしたパクリおもちゃ
が存在しているのです。
それがこちら
ファンであればすぐわかりますよね。
これは、ウルトラマンダイナとウルトラマンタロウのパチモノ。
目が青いダイナと、目が緑のタロウには違和感しかありません。
あまりにもセンスのない盗作で呆れてしまいました。
でかでかと写っているウルトラマンダイナのパクリおもちゃですが、よく見てみると、
ウルトラマンダイナにイーヴィルティガの要素を足している
ということが確認できます。
実際に、ウルトラマンダイナとイーヴィルティガを見て比較しましょう。
左がダイナ、右がイーヴィルティガです。
先ほどのおもちゃは、体はダイナをベースにしていますが、
黒縁に青い目、ダイナの青いラインに該当する部分が黒色
になっており、ここがイーヴィルティガの要素と合致します。
なんとかして他のウルトラマンの要素を加えキメラ化させることで、これはダイナではないパチトラマンだ!という抜け道を用意しているのでしょうか…。
このような、おかしい見た目をした中華製のキメラウルトラマンは他にもあります。
それがこちら。
もはや元ネタが何かを特定するのも困難なレベルのパチモノウルトラマンがずらりと並んでいます。
パッケージにいるウルトラマンは、なんとなく判別ができそうで、
左のウルトラマンは頭がウルトラマンアグル、首から下がウルトラマンマックス
のものであると考えられます。
実際に見てみると、確かに一致していますね。
右のパチモノは顔は見たことがあるような気がするものの、何か思い出せませんでした。
いずれにせよ、中華製ウルトラマンは酷いものが多く、
盗作・パクリから似ても似つかないパチモノ、既存のウルトラ戦士の頭と胴体をくっつけたキメラ
まで、多種多様なことがわかりました。
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まとめ
中国とウルトラマンの因縁は、約25年に渡る長い争いがありました。
その過程で、
中国では当時権利を主張していた会社から許可をもらったとして、中華製のパクリウルトラマンが映画に登場
し、しかも悪役でした。
その他にも、版権無法地帯となっている中国には、多数のパクリウルトラマンがいて、
遊園地のハリボテやおもちゃ
に多く見られます。
本物と比較して見ると、笑ってしまうようなセンスのなさで、このセンスのない作りこそ中華製だなと、改めてチャイナクオリティのショボさを実感した次第です。