セガの『バーチャファイター』シリーズに新作が登場しました。
その名も、
『バーチャファイターesports』(海外名は『Virtua Fighter 5 Ultimate Showdown』)
新作とは言っても、『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』のリメイクなので、完全新規タイトルではありませんが…。
リメイクというからには、『バーチャファイター5』と何が変わったのか気になりますね。
当記事では、『バーチャファイターesports』について、『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』との違いを調査しました。
『バーチャファイターesports』と『バーチャファイター5』の違い
『バーチャファイターesports』は、2021年6月1日に配信が開始した『バーチャファイター』シリーズの新作です。
PlayStationPlusのフリープレイで配信、またはPlayStationNowでも配信されています。
フリープレイの配信は、2021年6月1日~2021年8月2日までで、期間中にダウンロードしておけば、期間終了後でもプレイ可能です。
また、6月2日からは、アーケード版が稼働開始しています。
『バーチャファイターesports』は、内容自体は前作である
『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』がベースのリメイク
なので、細かい部分が変わっているだけで、大幅な変更点はありません。
タイトル通り、『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』をeスポーツ向けにアレンジしたというような作品です。
『バーチャファイターesports』は『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』との違いはどこなのでしょうか?
2作品の違いを紹介します。
『バーチャファイター5』と『esports』の違い グラフィックの進化
まず最初に、グラフィックの進化が挙げられます。
『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』は2010年稼働のアーケードゲームでした。
さすがに10年前の画質をそのままにしていては、ちょっと拍子抜けしてしまいますよね。
この頃から技術は飛躍的に進歩しているだけあって、ちゃんと画質が進化しています。
画質の違いは後述するので詳しくは省きますが、
セガの第二研究開発本部と龍が如くスタジオの共同開発
となっており、ドラゴンエンジンを採用しています。
なので、キャラクターのグラフィックは『龍が如く』っぽさがありますよ。
『バーチャファイター5』と『esports』の違い モードの追加
『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』では、
- ランクマッチ
- アーケード
- トレーニング
- オフラインバーサス
といったモードがありましたが、新たにesports向けとなるモードがいくつか増えています。
トーナメント戦
『トーナメント戦』は、最大16人が参加可能なモードです。
トーナメント自体は、esportsだけでなく、様々な競技ででよく見るルールなので説明不要かと思いますが、『トーナメント戦』には2つのレギュレーションが用意されているようです。
- オーソドックスなルールのシングルイリミネーション
- 2回負けると敗退になるダブルイリミネーション
の2つから選ぶことができます。
リーグ戦
『リーグ戦』は、参加者総当たりで対戦を行う形式です。
試合の勝利数・敗北数、勝利ラウンド数によってポイントが変わり、ポイントが一番高いプレイヤーが1位となります。
『鉄拳』や『ストリートファイター』でも見かける形式ですね。
様々なルールに対応することで、本当にセガが『バーチャファイター』をespotsタイトルにしたいんだなという思いを感じます。
『バーチャファイター5』と『esports』の違い 観戦機能
esportsは競技です。
当たり前ですが、競技シーンはプロの戦いというだけでなく、
見る側も楽しめる
という側面があり、それゆえにファンが多いわけですよね。
esports展開を目指すだけあって、『バーチャファイターesports』では、見る側もより楽しめるようなシステムが導入されています。
まずは演出。
グラフィックが進化したことで、対戦中のエフェクトも見ていて楽しいものに進化しています。
そして、新しく追加された要素が、『観戦機能』です。
『観戦』では、
ルーム内で行われている対戦をリアルタイムで観戦できる
という機能で、観戦中はスタンプを押してプレイヤーを応援するなど、観戦者同士で楽しむことも可能。
スタンプは、最初からいくつか用意されてはいますが、DLCを購入すると更なるバリエーションを増やすことができますよ。
『バーチャファイター5』と『esports』の違い 追加DLC
『バーチャファイターesports』では、追加DLCが税込み1,100円で購入できます。
DLCには、
- キャラクターカスタマイズアイテム(約2,000種類)
- キャラクターコスチュームタイプ(19種類)
- 初代『バーチャファイター』のキャラクターモデル(38種類)
- 初代『バーチャファイター』のステージ
- 初代『バーチャファイター』のバトルUI
- 歴代「バーチャファイター」シリーズBGM(180曲)
- 観戦用スタンプ(全36種類)
これらの豪華セットが入っています。
ちなみに、PSplusやPSNow未加入者向けには、
ゲーム本編&DLCパックが、税込3,300円
で購入することもできますよ。
『バーチャファイターesports』と『バーチャファイター5』の画質比較
『バーチャファイターesports』と『バーチャファイター5』で、画質がどのくらい進化したのか、実際に画質を比較してみます。
人物の描かれ方は、かなり変わっているみたいですね。
『バーチャファイター』公式Twitterが投稿した画像を見てみましょう。
左が『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』で、右が『バーチャファイターesports』です。
かなり顔が変わっていますね。
アイリーンに至っては、もはや別人です。
そして『龍が如く』スタジオが作っていることもあってか、
アキラもアイリーンも、『龍が如く』に出てきそうな顔
になっています。
この『龍が如く顔』とも言うべきグラフィックの変更には、早くもSNSでのお気持ち表明が続出してしまっています。
残念ながら、ファンには大半のキャラが劣化したと思われてしまっているようで、
グラフィックについての批判的な声
バーチャの顔は昔の方が良くない?
グラフィックについての批判的な声
バーチャのキャラ顔がキモくなってて見るのちょっと辛い ブラッドとジャッキーは大丈夫だった。
パイとかアイリーンはどうしてああなった。
グラフィックについての批判的な声
バーチャの新作、パイは可愛くなって葵は綺麗になったのにアイリーンは劣化した気がするんだけど。
グラフィックについての批判的な声
バーチャ概ねいいんだけど、やっぱ大半のキャラの顔グラ劣化してるわ。
グラフィックについての批判的な声
とりあえず火急に調整して欲しいのは女キャラみんな顔スゴいことになってるからなんとかして欲しい。
元々の5FSがそんなに美人でなかったのが、リファインされてより酷くなってるって笑えん。
グラフィックについての批判的な声
如く系の顔になって劣化してるし、そもそも既存IPがどれも蘇生失敗したから今度はバーチャに手を出したようにしか見えない。
一応、葵のような前作より美人になっていて、まさに進化していると言えるキャラクターもいるにはいるのですが…。
アキラに至っては、どうしても左の『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』の方がイケメンに見えるんですよね…。
服の質感はもちろん右の新しい方がリアルに見えるのですが、顔を見ると、左のアキラの方がキリっとして見えます。
進化したグラフィックと言いながら、劣化しているように思えてなりません。
どうして劣化しているように見えるのだろう?と考えたところ、
鼻の造形
がそう思わせているんだなと感じました。
鼻の造形が違和感というか、団子鼻なのがひどく見えているんだと思います。
先ほどの比較以外にも、リオンの新旧の顔比較をしてみましょう。
どちらも同じ勝利ポーズでの比較となります。
この画像比較を見ると、右の顔の崩壊っぷりがひどいですね。
左のリオンの方が明らかにイケメンで、右のリオンは、
団子鼻でブサイクに見え、口が大きすぎてバランスが崩壊している
ように見えます。
他にも、バーチャファイター公式が、画質の比較動画も出しているので、そちらも見てみてくださいね。
動画を見ていると、動いている分には画質の進化が違和感なく見えるような気がします。
動画向けに調整されたグラフィックゆえに、静止画になると不自然さが湧いてしまうのかもしれないですね。
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まとめ
『バーチャファイター』シリーズ最新作の『バーチャファイターesports』を紹介しました。
ベースとなっている『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』との違いは、
- 画質が進化した
- 新たに追加されたモードがある
- 観戦機能がついた
など、ゲームのタイトル通り、
よりesports展開に対応した作品
と言えます。
画質の違いを比較してみたところ、動画として見る分には確かにすごい!となるのですが…
多くのキャラクターの顔が、『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』に比べると劣化している
との声も多数見られました。
『龍が如く』のスタジオが作っているだけあって『龍が如く』感が強いこと、さらに顔のパーツがブサイクに見えることで、劣化感が出ているのでしょう。
キャラクターはゲームにおいて一番大事な存在ですから、しっかり作って欲しかったですね…。