ゴジラシリーズには、たくさんの怪獣が登場します。
彼らもシリーズの魅力を担う役者の1人であり、中にはとんでもないスペックを持ったバケモノ怪獣もいたりします。
ゴジラシリーズに登場する怪獣の中で、最強なのは一体誰なのでしょうか?
気になりませんか?
この記事では、ゴジラに登場した味方や敵怪獣の強さから、歴代最強の怪獣をチェックしていきます。
なお、色々な意味で世界観や設定が従来のゴジラシリーズと逸脱していて、登場怪獣がチート揃いなアニメ映画版の怪獣たちは、除外しています。
ゴジラ怪獣の最強は誰?強さをチェック
歴代ゴジラの最強怪獣4位 ヘドラ
地球外からやってきた鉱物生命体が、地球の汚染された環境によって進化したことで生まれたヘドラ。
『ゴジラVSヘドラ』で登場し、昭和ゴジラ最後のタイマン相手となった怪獣です。
ヘドラの強いところは、ずばり、そのしぶとさです。
生命力が非常に強靭で、群体生物であるためヘドロ一滴でも残してしまうと、そこから再生する
という、恐ろしいくらいの再生能力があります。
乾燥に弱いという明確な弱点があるものの、体の内部まで完全に焼き切らないといけないため、ゴジラの放射熱線では倒しきれませんでした。
攻撃性能も強力かつ厄介で、体がヘドロなどの汚染物質で構成されているがゆえに、
下手に触ると体が溶けてしまいます。
実際に、ゴジラはヘドラと戦闘した際に片目を溶かされ腕も白骨化してしまいました。
攻撃に転じれば、その体を構成している汚染物質を、硫酸ミスト状にしてまき散らすことができ、人間はいとも簡単に溶けてしまいます。
移動するだけで害を及ぼすため被害は甚大で、作中でわかっているだけで、820万人もの死傷者を出しました。
防御面も優秀で、体がどろどろなので直接攻撃は通用しません。
それどころかゴジラの放射火炎を浴びて進化するなど、ゴジラが歯が立たないほどの強敵でした。
人間が作った巨大電極板がなければ間違いなく負けていた、昭和屈指の敵怪獣だったと言えるでしょう。
汚染された場所さえあればいくらでも誕生、再生可能とはいえ、ヘドラの強さが環境の汚染度に左右されることから安定しない面で、順位を下げています。
歴代ゴジラの最強怪獣3位 キングギドラ(KOM)
宇宙怪獣であるキングギドラ。
そのキングギドラの中でも、アニゴジギドラを除外すれば歴代最強と名高いのが、『キング・オブ・モンスターズ』のキングギドラです。
その強さは、今までのキングギドラはおろか、ギドラ族の王と言われていたカイザーギドラを凌ぐレベル。
千年竜王・キングギドラ以来となる電撃光線を使い、光線は口以外にも、翼や尻尾からも出せるという、『モスラ3』のグランドギドラのような力も持っています。
さらには、地球上ではキングギドラが移動するだけでハリケーンが起きるなど、『平成モスラ』のデスギドラのように環境への影響も及ぼします。
KOMギドラは、
歴代ギドラの集大成
とも言うべき能力を持っているんです。
それだけではありません。
身長158.8mという過去最大サイズの巨体で、9万トンのゴジラを掴んだまま成層圏を突破できる力強さや、首が吹っ飛ばされても短時間で回復する、驚異的な再生能力も保持。
ゴジラが瀕死に陥ったオキシジェン・デストロイヤーを直撃しても、キングギドラ側はピンピンしているほどの耐久力まで持ち合わせています。
さすがにゴジラには苦戦していましたが、他の地球怪獣はラドンを簡単に倒し、ラドン含めた地球怪獣を屈服させるなどカリスマ性も持ち合わせていました。
間違いなく、歴代最強の怪獣に挙げられる強さでしょう。
歴代ゴジラの最強怪獣2位 スペースゴジラ
2位に挙げたのは、キングギドラと同じ宇宙怪獣のスペースゴジラです。
G細胞が、宇宙にいた結晶生物とブラックホールに吸い込まれる過程で融合、さらに超新星爆発のエネルギーを受けて生まれた
と、まぁ意味不明な経緯で誕生した怪獣なわけですが…。
スペックは異常なほど強く、宇宙怪獣だけあって、
光子、重力子を自在に操れる
という強力な能力持ち。
- 自由自在に曲げられるためホーミング可能なコロナビーム
- 両肩のクリスタルから放たれる光線で、数万トンのゴジラすら宙に浮かせてしまうグラビ・トルネード
- ゴジラの放射熱線を跳ね返す強度を誇るフォトン・リアクティブ・シールド
などの技で、ゴジラを苦しめました。
そして最大の特徴は、
結晶体を設置することで、宇宙からのエネルギーを両肩のクリスタルで無限に補充できるところ
でしょうか。
その継戦能力と強さから、ゴジラはMOGERAの援護なしでは勝つことができず、2対1でようやく勝てたというのも、強さの証明になります。
ただし明確な弱点として、
肩の結晶体を破壊されるとエネルギー供給が途絶えてしまう
ところでしょうか。
次に挙げる1位の怪獣のように、あらゆるものを分解してしまう存在が相手だと、分が悪いため2位止まりとなりました。
歴代ゴジラの最強怪獣1位 デストロイア
筆者が第1位に挙げたい最強怪獣は、デストロイアです。
『ゴジラVSデストロイア』で登場し、VSシリーズ最後の敵として存在感を放ちました。
何といってもデストロイアが最強と言える点は、
オキシジェン・デストロイヤーの化身
とも言うべき存在だから。
もともとは無酸素時代に生きていたただの甲殻類でしたが、オキシジェン・デストロイヤーの影響により復活、酸素微小化技術『ミクロオキシゲン』の生成ができるようになりました。
そして、完全体の最強たる所以が、このミクロオキシゲンが超高濃度になったため、オキシジェン・デストロイヤーに匹敵する威力を得たというところ。
なんと、デストロイアの放つ『オキシジェンデストロイヤー・レイ』は、
あらゆる物体・生命を原子レベルで分解・破壊してしまうことが可能
というイカレた能力を持っています。
同じくミクロオキシゲンを高圧で噴出するヴァリアブル・スライサーも恐ろしい技です。
バーニングゴジラは、G細胞が異常な程、活性化していたため、この光線による分解よりも速いスピードで再生が進んでおり耐えることができましたが…。
そういったイレギュラー状態でしか耐えられないわけですから、おそらくスペースゴジラでも分解されてしまうでしょう。
デストロイアという存在は、
生物に対する特攻
とも言うべき力を持つため、生物である限りまず勝つことはできません。
しかも、高温に対して強い耐性があり、イレギュラーだったバーニングゴジラの熱線を浴びても倒すことはできなかったほど。
一応、
ミクロオキシゲンが超低温では無力化されてしまう
という弱点がありますが、ゴジラ怪獣の中で低温の攻撃を扱えるのはアブソリュート・ゼロを搭載した機龍しかありません。
自身がこの世のあらゆるモノに対する特攻を持ちながら、天敵の少ないというのも最強たる所以でしょう。
まぁなんだかんだ言いましたが、実は2位のスペースゴジラ、そして1位のデストロイアも、
G細胞によって強力な個体となれた
という経緯があるので、最終的に強さのルーツはゴジラに帰ってくるんですがね…。
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まとめ
歴代ゴジラの怪獣で最強なのは誰か、それぞれの候補の強さを紹介しました。
- 昭和屈指の最強怪獣ヘドラ
- ハリウッド版最強怪獣のキングギドラ(KOM)
- ゴジラが1対1では勝てなかったスペースゴジラ
最強候補はたくさんいます。
ただ筆者が最強だと思うのは、やはりVSシリーズのラスボスを務めたデストロイアですね。
デストロイアは生物に対する特攻を持っていると言っても過言ではありません。
イレギュラーなバーニングゴジラが相手でなければ、確実にゴジラを倒せていました。
あらゆるものを原子レベルで分解してしまうのは、生き物の時点で天敵であり、2位以下全ての怪獣に当てはまります。
ただ、デストロイアはG細胞を取り込んだ影響で完全体に、スペースゴジラはG細胞によって生まれた怪獣なので、主人公のゴジラが最強であることには変わらなさそうです。