人生の3分の1近くの時間を過ごす場所と言えば、『布団』!
快適な布団は眠りの質を高めるので、健康のためにもとても大切です。
そして『良い布団』といえば『エアウィーヴ』が有名ですね。
でも、お値段はけっこう高め。
一方、エアウィーヴと似た素材や効果を宣伝している安い類似品も、多くあります。
それ、知りたいですよね。
そこで今回は
エアウィーヴと類似品の効果やスペックを比較しました!
マットレス選びについても書いているので、ぜひ読んでくださいね!
エアウィーヴと類似品3製品を比較!
エアウィーヴと類似品、どっちが効果がある?
一番気になるのが、『効果』ですよね。
結論から言うと、
エアウィーヴと類似品、どちらがより効果があるかは、人によって違います。
『エアウィーヴ最高!』という人もいれば、『エアウィーヴより他のほうが良かった』という人もいるのです。
なぜかというと、まず
『人の体は一人一人違う』
ということがあります。
体が違えば、最適な硬さや弾力も違ってきますよね。
さらに、感じ方も一人一人違います。
ですから、あなた自身にとって『エアウィーヴ』と類似品のどちらが効果があるかは、
返金保証がある製品を、自分で何日か試してみる
これが一番おすすめです。
今回比較する類似品には、返金保証がある商品もあるので、この記事を参考にして試してみてくださいね。
エアウィーヴと類似品のスペック比較
では、『エアウィーヴ』と
- Motton Japan『モットン』
- アイリスオーヤマ『エアリーマットレス』
- ニトリ『エアトリップ』
この3つの類似品を比べてみましょう。
サイズは、シングルサイズで比較します。
エアウィーヴ
(035シングル) |
モットン | エアリーマットレス
MAR-S |
エアトリップ
(2S) |
|
大きさ
(幅×長さ×厚さ 単位:約cm) |
100×195×4.5 | 97×195×10 | 95×198×5 | 97×200×5 |
重さ | 約5.5㎏ | 約7.5㎏ | 約4.5㎏ | 5.47㎏ |
素材 | カバー表面
⇒ポリエステル55%・綿45% カバー中綿・裏地・裏面 ⇒ポリエステル100% 中材(エアファイバー) ⇒ポリエチレン100% |
カバー
⇒ポリエステル100% 中材 ⇒ウレタンフォーム |
側地・中袋
⇒ポリエステル100% 詰めもの ⇒ポリエーテルエステル系繊維 |
ポリエーテルエステル |
復元率 | 公式サイトに『復元性が高い』という記載がある
(具体的な数値は記載なし) |
96.0%
約11年使用後のヘタり率3.9% |
約8万回の圧縮テスト後の硬度保持率85% | 記載なし |
中材を洗えるかどうか | 水洗い可能 | 洗えない | 水洗い可能 | 水洗い可能 |
抗菌性 | 記載なし | 記載なし | 抗菌防臭・制菌加工 | 制菌加工 |
中材については、今回比較した中で、『モットン』のみがウレタンフォームです。
他の、『エアウィーヴ』、『エアリーマットレス』『エアトリップ』では、ポリエチレンやポリエーテルエステル系の繊維を使っています。
これは簡単に言うと、繊維を絡ませてマット状にしたようなものです。
繊維と言っても、弾力とある程度の固さがあるので、人が上に寝てもつぶれません。
一方、『モットン』はウレタンフォームで、スポンジのような感じです。
水に洗うと弱くなってしまうため、中材を水洗いすることはできません。
エアウィーヴと類似品の特徴とレビュー
- エアウィーヴ
- モットン
- エアリーマットレス
- エアトリップ
の公式サイトとレビューを参考に、特徴と使った人の感想を見ていきましょう。
なお、効果や体感には個人差があります。
エアウィーヴの特徴とレビュー
エアウィーヴのメリットは
- 反発力が高く、体をしっかり支えて寝返りもしやすい
- 効果的に体圧を分散させ、体への負担が少ない
- 通気性が良く、夏でも蒸れにくい
- 中材に断熱効果のある素材を使っていて空気を保つので、冬も温かい
- 中材は、風呂場で40℃くらいのお湯で洗えばきれいになる
ということです。
レビューにも
- 前は起きた時に腰や背中が痛くなっていたのが、痛くならなくなった
- 横向きやうつ伏せで寝ても快適
- 夫のいびきが減った
- 通気性が良く、安眠できている
といった声がありました。
一方で、
- 思ったより硬くて、起きた時に体が痛い
- 夏は通気性が良くて快適だが、冬は通気性が良すぎて寒い
- 使い始めて1年たたないうちにへたってしまった
- コストに見合う効果があるのか、よくわからない
といったレビューもあります。
こういったファイバー系のマットレスは、
高温にさらしたり、ずっと同じ向きで使っていると、へたりやすくなります。
時々向きを変えると長持ちしやすいです。
ただ、『向きを変えたりしてもへたってしまった』というレビューがあるのが気になるところです。
それから、
『冬場は寒い』
というレビューも複数ありました。
対策をしたいところですが、エアウィーヴは熱に弱いため、湯たんぽは避けたほうが良いです。
電気毛布を使うなら、無理のない範囲で低めの温度に設定し、体にかけて使うのがおすすめです。
『エアウィーヴ』公式サイト
『モットン』の特徴とレビュー
『モットン』の特徴は
- 体圧を分散させ、自然な寝返りをしやすくする
- 『ソフト』『レギュラー』『ハード』3種類の硬さがあり、自分に合った硬さを選べる
- 8万回の耐久試験をして、約11年の仕様でへたり率は約3.9%
- ベッドでの使用だけでなく、フローリングや畳に直接置いて使ってもOK
- ウレタンフォームの泡の大きさが調整されていて通気性が良く、夏場でも蒸れにくい
ということです。
レビューでも、
- 体に負担なく眠れるせいか、起きた時の腰痛も楽になって、これならもっと早く買えばよかったと思った
- 夜中に目が覚めてしまっても、すぐに眠れるようになった
- 硬いかなと思ったけど、寝てみたらそうでもなく、快適に眠れる
といった感想が多いです。
悪いレビューとしては
- 硬さが合わないのか、柔らかすぎて寝にくい
- 期待して買ったけど、私には合わないようで、腰痛も改善されない
といったものがありました。
やはり、合う合わないや、体の不調がどれだけ改善されるかは、人によります。
90日の返品保証期間があるので、『合わないな』と思ったら、遠慮なく返品してくださいね。
『モットン』公式サイト
エアリーマットレスの特徴やレビュー
『エアリーマットレス』の特徴は、
- 『3次元スプリング構造』になっていて、耐圧分散性が高い
- 高反発で体の体重を押し返しやすいため、寝返りが楽
- 約8万回の圧縮テストをした後でも高度の保持率が85%と、耐久性が高い
- 通気性が良く、マットレスの中に湿気をため込みにくい
- 中材の乾きが早く、水洗いできる
- 抗菌防臭と制菌加工がしてあり、SEK基準もクリアしている
- 厳格な審査を通った管理体制で生産している
ということです。
良いレビューには、
- 体が痛くなることもなく、快適に眠れている
- 通気性が良く、洗えるのが良い
- 寝心地が良くてこの価格はリーズナブル
- 夏でも、エアリーマットレスと冷感シーツで快適に眠れた
- 睡眠の質が良くなった感じがする
- 軽くて持ちやすいし、3つ折りなので立てて干しやすい
といった感想があります。
その一方で、悪いレビューには
- 私の体には合わず、よく眠れなかったし、体が痛くなった
- 使って半年くらいでへたり始めてしまった。
- 中材がカサカサ音がして、気になってしまう
といったものがありました。
価格は今回比較した4製品の中では一番安いとはいえ、1万円以上するものですから、すぐにへたってしまうのは困りますよね。
ただ、
三つ折りタイプなら、時々パーツを入れ替えて使うと、長持ちする
とのこと。
マットレスは、ずっと同じ向きで使うのではなく、時々向きやパーツを変えると良いですよ。
それから、『中材の音が気になる』というレビューは、次の『エアトリップ』にもありました。
音の問題については、『エアトリップ』のところで見てみましょう。
『エアリーシリーズ』の商品紹介ページ
エアトリップ
エアトリップの特徴は、
- 高弾発性がある
- 通気性が抜群に良く、湿気や熱がこもりにくい
- 中材は水切り性にも優れていて、シャワーなどで洗える
- 制菌加工をほどこしてあり、抗菌性が高い
ということです。
『エアトリップ』の口コミは少ないので、公式サイトの口コミから長所と短所を整理してみましょう。
長所としては
- 水洗いできるので、汚してしまう可能性があっても安心
ということで、これが決め手になって購入した人もいます。
短所は
- 動くと中材がガサガサ言うのが気になる。
- もう少し静かな素材や構造だったら良い
と、音に関する感想が3つのレビュー中2つで書かれていました。
『エアリーマットレス』でも似たレビューがありましたが、
繊維系の中材のマットレスだと、カサカサ音がすることがあります。
音に敏感な人は、どのくらい音がするのか、お店で確かめてから買うかどうか決めることをおすすめします。
夜は小さな音でも気になるものですし、今後静かな中材が開発されていくと良いですね。
ニトリの『エアトリップ』の商品ページ
エアウィーヴと類似品、価格はどのくらい違う?
次は、価格を比べてみましょう。
エアウィーヴ
(035シングル) |
モットン | エアリーマットレス
MAR-S |
エアトリップ
(2S) |
|
公式サイト | 49,500円 | 39,800円 | 15,800円 | 19,900円 |
楽天 | 49,500円 | 39,800円 | 15,800円 | 取扱なし |
Amazon | 49,500円 | 39,800円 | 15,738円 | 取扱なし |
(2021年2月17日現在の価格です。)
『エアウィーヴ』は、さすが高級品という感じです。
『エアリーマットレス』は、
『エアウィーヴ』の3分の1以下
で、お手頃な価格です。
こうなると約5万出すか、それとも買いやすい値段の製品にするか、迷うところですね。
ということで次に『返金保証』をチェックしてみましょう。
エアウィーヴと類似品の返品・返金保証は?
マットレスは、使ってみなければわからない部分が大きいですよね。
となれば、『合わなかった場合に返品・返金できるかどうか』も要チェックです。
エアウィーヴと類似品の返金保証の違いをチェックしてみましょう。
エアウィーヴ
(035シングル) |
モットン | エアリーマットレス
MAR-S |
エアトリップ
(2S) |
|
返品・返金保証の期間 | 最大30日間 | 90日 | 30日 | 14日以内なら返品できる |
返金保証について、購入前によく確認しておいたほうが良いのは
- モットン
- エアトリップ
です。
『モットン』の返品保証
『モットン』の返金保証は、
商品が到着した後90日経ってから2週間以内にフォームから連絡する必要があります。
90日以内には、返品ができません。
90日以内に返品を受け付けない理由として、モットンでは
効果を感じられるまでに、平均で2週間、遅い人の場合、3ヶ月近くかかるので、まずは、しばらく使ってみてくださいという意味で90日間なのです。
引用 『返品保証に関して』より
とのこと。
ですから、『一旦購入したら、90日は返品できない』ことに注意しておいてください。
『エアトリップ』の返品について
ニトリの『キャンセル・返品・交換』のページでは、
『繰り返し使用された商品はお受けできません』とのこと。
でも、マットレスを何回使ったら『繰り返し使用』にあたるのかは、明記されていません。
なので、エアトリップを購入する前に、
- 『使ってみたら合わなかった』という場合でも返品できるかどうか
- 使ってみてから返品できるとすれば、何日くらいまでの使用なら返品できるのか
を確認することをおすすめします。
ニトリ『キャンセル・返品・交換』のページはこちらです。
マットレスはどう選ぶ?
マットレスは、きちんとしたものを買おうとすると、それなりのお値段がしますよね。
であれば、やはり自分の体に合ったものを選びたいものです。
どう選べばよいかのポイントは
- 体重や寝方を目安に硬さを選ぶ
- 実際に何日か寝てみる
というのがおすすめです。
体重や寝方からマットレスの硬さを選ぶ
体重や寝方からマットレスの硬さを選ぶなら、ひとまずこの表を目安に考えてみてください。
マットレスの硬さ | 目安体重 | 寝方 | その他 |
柔らかい | だいたい70㎏くらいまでの人 | 横向き
(ただし、寝返りが打ちにくいくらい柔らかいのは、適していない) |
普段腰に痛みがない人 |
普通 | だいたい80㎏までの人 | あお向け | |
硬い | 80㎏以上の人 | うつ伏せ | 畳に布団を敷くスタイルが好みの人 |
もちろん、これはごく大まかな目安です。
大柄な人が横向きやあお向けで寝ることもありますからね。
そこで大事になってくるのが、次の『実際に使ってみる』です。
試しに使ってみよう!
どの硬さのマットレスが良さそうか、だいたいめどが付いたら
返金保証があるマットレスを選び、保証期間の間に実際に使ってみて決める
これがおすすめです。
お店でちょっと寝転がってみても、
- 実際に寝ている時の寝返りのうちやすさ
- 熟睡できるかどうか
- 起きた時の体の楽さ
などはわからないですよね。
『寝具が変わると寝付きにくい』という人でも、1か月くらい使ってみれば、合うかどうかわかるでしょう。
だから、しばらく実際に使ってみることが大切なのです。
『エアウィーヴもどき』にご注意!
『エアウィーヴ』は有名で人気もあるマットレスですが、
- エアウィーヴとよく似た商標で売り出している
- エアウィーヴと同じ工場や同じ製法で製造したと騙っている
- 有名人を広告に出すなど、宣伝方法がよく似ている
- 『エアウィーヴ』と銘打っていたり、似た名前を使っていたりするが、極端に価格が安い
といった偽造品も出ているとのこと。
安く買いたくなるのはわかりますが、安い商品には十分気を付けてください。
『エアウィーヴ』を買うなら、一番確実に本物を買えるのは、やはり公式ショップです。
楽天やAmazonで買う場合には、エアウィーヴのショップであることを確認してから買ってくださいね。
詳しくは、こちらを見てください。
エアウィーヴ『類似品にご注意下さい』
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まとめ
『エアウィーヴ』は、とても寝心地が良いと有名なマットレスですが、
『誰にとってもエアウィーヴが一番良い』というわけではありません。
どんなマットレスが良いかは、人によって違うからです。
今回、『エアウィーヴ』と比較するために紹介した
- モットン
- エアリーマットレス
- エアトリップ
のすべてで、『寝心地が良かった』という人もいれば、『合わなかった』という人もいます。
ですから、自分に合うマットレスを見つけたいなら、
返金保証がある製品を選んで、保証期間内にしっかり使ってみる
という流れが最も確実です。
『買って使ってみて、合わなかったら返す』というのは、ちょっと手間がかかりそうですよね。
でも、マットレスは健康にとても大切な『睡眠』を支えるアイテム。
『自分に合うマットレス』が見つかれば、きっと手間とお金をかけただけの事はありますよ!
ぜひ、あなたにとって良いマットレスを見つけてくださいね!