アニメや漫画など、長年にわたって放送・連載されている長寿作品になると、キャラクターの年齢設定がわからなくなることって、ありますよね。
しかも、いわゆる『サザエさん時空』と呼ばれる、年齢が変わらない作品だと、なおさらです。
2020年に50周年を迎えた、『ドラえもん』もその1つ。
主人公・ドラえもんとともに行動している野比のび太は、一体何歳なのでしょうか?
小学生であることはわかりますが、具体的に何年生なのかも気になるところです。
この記事では、『ドラえもん』に登場する野比のび太について、年齢やキャラクター設定を紹介していきます。
ドラえもん野比のび太は小学何年生?年齢は?
『ドラえもん』の副主人公である野比のび太。
どこか呑気そうな顔と、丸眼鏡がトレードマークです。
のび太といえば、小学生であることはわかりますが、具体的な学年まで知っている人はいるのでしょうか?
のび太は、小学何年生なのでしょうか?
実は、のび太の設定は、
媒体ごとに異なっている
って、知っていましたか?
まずは、原作漫画ののび太から。
原作漫画の、のび太の学年設定は、基本的には、小学4年生です。
『基本的には』と変な説明をしたことには、からくりがあります。
驚くべきことに漫画版のび太の学年設定は、一定していないのです。
掲載される学年誌に合わせた学年に変わっているんです。
漫画『ドラえもん』が掲載されていたのは、小学館の学年誌でした。
- 『よいこ』
- 『幼稚園』
- 『小学一年生』
- 『小学二年生』
- 『小学三年生』
- 『小学四年生』
- 『小学五年生』
- 『小学六年生』
これらの雑誌です。
つまり、
『小学一年生』に掲載された漫画ののび太なら小学1年生、『小学六年生』なら小学6年生
になっているわけですね。
『サザエさん』のように、ある時期から時間が止まってしまう作品と違い、雑誌によって学年設定が変動する…
掲載されていた媒体が学年誌だからこその設定で、面白いところです。
では、アニメ版だと学年設定はどうなっているのか?
実は、アニメ版も、バージョンによって設定が異なっています。
最初に『ドラえもん』がアニメ化された日本テレビ版では、小学4年生という設定でした。
現在放送されているテレビ朝日版でも、
初期は小学4年生、現在は小学5年生
となっていて、設定に変動があるのです。
小学5年生の期間が非常に長いので、基本的には、
のび太は小学5年生
と覚えておけばいいですね。
ちなみに、のび太の通っている小学校の名前は、漫画版では設定がありませんでしたが、
アニメでは、○×小学校
という学校名になっています。
そしてのび太の年齢は、というと…
てんとう虫コミックスの『ドラえもん』2巻に収録されている、『ぼくの生まれた日』にて、
8月7日生まれ
であることがわかっています。
(年については、媒体によってブレが生じています。)
生まれた日を考慮すると、のび太の年齢は、10歳ということになりますね。
ドラえもんのび太のキャラ設定
年齢以外の、のび太の設定も紹介しておきましょう。
プロフィールをまとめました。
のび太のプロフィール
名前:野比のび太
生年月日:8月7日(年は昭和37年、昭和39年の2つが存在)
身長:140センチ→176.9センチ(大人時代)
体重:不明
居住地:東京都練馬区月見台すすきが原
のび太の身長は140センチで、意外にも高いんです。
2020年時点の小学5年生の平均身長が139センチですから、平均よりはやや高いことがわかります。
ちなみに、ドラえもんの身長は129.3センチ。
体重や頭のまわり、胸囲など、全てに129.3という数字が使われているんですよ。
『のび太』という名前を、のび太本人はあまりよく思っていないようですが、父であるのび助は、
すこやかに大きく、どこまでも、のびてほしい
という想いを込めて名付けました。
家族構成は、現在名前がわかっているキャラクター限定でまとめると、
先祖:のび左エ門、のび作、のびろべえ
曽祖父:のび吉
祖父:野比のびる
父:野比のび助
母:野比玉子
配偶者:源静香
子供:ノビスケ
玄孫:セワシ
となっています。
自分の子供の名前を、親と同じ読み方の名前にするのは、かなり尖ったセンスですよね。
おそらく、ノビスケが生まれた頃も、父のび助は健在でしょうから、気まずくなったりしないのでしょうか…。
また、上記以外にも何度か登場している親族もいますが、名前が判明していません。
名前のわかっていない親族の中でも、父方の祖母であるのび太のおばあちゃんは、のび太の人格形成に非常に大きな影響を与え、
何度転んでも必ず起き上がる、ダルマのような強い心
を持つことを約束したエピソードがあるなど、知名度の高い名無しキャラとなっています。
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まとめ
のび太の年齢は、明かされていません。
ただ、生年月日から逆算すると、10歳になります。
そして、筆者が調べて最も驚いたのが、のび太の学年設定です。
原作で、のび太は、
掲載される学年誌に合わせた学年になっていた
なんて、初めて知りました。
でも、『小学一年生』の漫画に、小学5年生が出ていたら、確かにおかしな話です。
漫画を読む子供に共感してもらいやすくするための、良い設定ですよね。
また、未来が決まっている物語であるためか、大人のび太も時々出てくることがあるのも、面白いですね。