2020年の秋に、彗星の如く現れ、瞬く間に話題をさらっていったある1本のゲームがありました。
そのゲームこそが、『天穂のサクナヒメ』です。
インディーズゲームながら、発売後、一気にネットユーザーの間で評判となり、空前の大ヒットを記録。
パッケージ版は、店を何軒も回らないと買えない人が続出し、
令和の米騒動
と呼ばれるほどの話題沸騰作となっています。
この記事では、『天穂のサクナヒメ』について、口コミやレビューから、本作の評価をお伝えします。
『天穂のサクナヒメ』による稲作ブーム到来
今、ネット上でブームが巻き起こっている
『天穂のサクナヒメ』(てんすい)
というゲームが、なぜ話題になっているかを紹介していきます。
『天穂のサクナヒメ』は、Steam版が2020年11月11日、PS4/Nintendo switch版が11月12日に発売されました。
同人サークルのえーでるわいすが開発し、マーベラスから発売された、いわゆるインディーズゲームですね。
ジャンルとしては、アクションRPGですが、キャラクターの成長に必要なシミュレーション要素もあります。
アクション要素も非常に出来が良く、評判がいいのですが、それ以上に話題を呼んだのが、
シミュレーション要素である、米作りがかなりガチな内容である
という部分。
本作は2つのパートに分かれ、シミュレーションパートとなる稲作が、ガチな米作りになっているのです。
- 田植期には、田起こし・種籾選別・育苗・田植え
- 育成期には水やり・肥料・草むしり・害虫・益虫
- 収穫期になると、稲刈り・稲架掛け・脱穀・籾摺り
と、そこらのシミュレーションゲームでは味わえないような工程を楽しめます。
日照量・水温管理、いもち病や馬鹿苗病といった病気への対策など、リアルな稲作要素も入っていて、
農林水産省のQ&Aページが攻略になる
などと言われ、ゲーム発売日には農林水産省がトレンド入りするほど…。
ガチすぎる米作り要素に加え、しっかりしたアクションもあることから、
良作として評価され始め、パッケージ版が各地で売り切れ続出
となるほどまで、人気になっていったのです。
まさにパッケージ版の大飢饉ですね。
売り切れが続出したのは、もともとインディーズゲームということで、出荷数が少なかったことが売り切れに繋がっていると思いますが…
ここまで人気が出たのは、ゲームが面白いからという理由はもちろんあるでしょう。
実際にどのくらいの人が、『天穂のサクナヒメ』を面白いと評価しているのか?
プレイしたユーザーの口コミも見てみましょう。
『天穂のサクナヒメ』の評価・口コミをチェック
コンシューマーゲーム機版よりも1日早く発売された、Steamでの評価から見ていきましょう。
Steamでの『天穂のサクナヒメ』の評価は、2020年11月17日時点で、
464件のレビューがあり、そのうち89%から高評価を受けている
とのこと。
9割近い人から高評価を受け、非常に評判の良い作品であることがわかります。
次にAmazonのレビュー。
Amazonで、PS4版、Nintendo switch版両方の評価を見たところ…
どちらも評価が5点中4点
であり、良い評価を受けていることがわかります。
Amazonのレビュー欄の評価点が4点以上になるなんて、かなり珍しいことですからね。
次に、実際にプレイしたユーザーたちの口コミ・コメントを紹介していきます。
どんな部分が、『天穂のサクナヒメ』の魅力なのか?
ネットの声
天穂のサクナヒメ、テンポがよくて非常に面白い。
すごーく丁度いいゲーム。
一年が大体3時間くらいってのもすごく丁度いい。
ネットの声
具体的に言うとこれ令和の『アクトレイザー』だ!
ネットの声
アクションは『朧村正』っぽさがありつつ、そこに『アクトレイザー』と米作りシミュレーションを混ぜた作品といった雰囲気かなー
ネットの声
3年目突入までやったけど面白いわ。
アクションの操作感はいいし採集や米作りはいいアクセントになってる。
ネットの声
米作りは要点をおさえてデフォルメされてるのでかなり勉強して作ったんやなっていうのがよくわかる、そのおかげで大変。
アクションパートも良い出来で楽しい。
ネットの声
天穗のサクナヒメ、米作りパートが話題になってるけどアクション部分もちゃんと面白いな。
ネットの声
アクションや稲作だけじゃなくて、ストーリーもなかなか面白いし久々に良作を買った気分だ。
ネットの声
自分の評価は100点満点中90点くらい。
アクションの難易度やや高め(雑魚的が強い)、あとUIがちょっと微妙。
それ以外は大体良いです。
やる事尽きにくいのと難易度設定で簡単にもできるので他人にオススメはできます。
ネットの声
農家ですが、ちょうど農閑期にさしかかるので買いました。
めちゃくちゃ面白いです。
ネットの声
米作りにせよダンジョン探索にせよ、次にやりたい事が途切れずどんどん出てきて止め時を失う感じのゲームでした。
面白いです。
あと、お米作り方面ばかりが話題ですけど、アクション面の手触りもとても良いです。
吹き飛ばし攻撃類と羽衣移動が爽快で気持ちイイ。
ネットの声
サクナヒメ今の所ストーリーも面白いからマジで楽しい。
稲作は進めて行けば助けてくれる要素も増える。
しんどいけど頑張った分だけ結果が出るから続けられるんよなこれ。
ネットの声
農家の大変さがわかってくるから、昨日の鉄腕DASH見てて感情移入して号泣できる程度にはハマってるわ。
どうやら、
『朧村正』のような雰囲気に、シミュレーション育成要素が米作りになった『アクトレイザー』
というイメージを抱いている人が多いみたいですね。
ゲームとしては、米作りだけでなくアクションも楽しめ、『羽衣』を利用したアクションは、慣れると爽快になってきます。
また、『天穂のサクナヒメ』のシステムを耳にした際に、米作りを毎年やるなんて、飽きてしまうのではないか?という声もあると思いますが…
『天穂のサクナヒメ』は、米作りをしていくことで、どんどんスキルが上がり、できることが増えて成長を感じられる
という部分が、ただの作業ゲーにならないで、楽しめるポイントでもあります。
天候などの運要素もありますから、毎年どこでどうするか頭を捻らせる必要もありますし、単純な作業で終わりません。
やることが増えるおかげで、やめ時がわからなくなり、ついつい何時間もやってしまった…
という人も多いです。
口コミを見ていると、『天穂のサクナヒメ』が爆発的なブームになるのも納得ですね。
スポンサーリンク
まとめ
『天穂のサクナヒメ』は、レビューサイトでも高評価です。
- 米作りがガチな稲作なところ
- アクションも面白い
などの要素が、高評価に繋がっていることもわかりました。
『毎年稲作』と聞くと、飽きてしまいそうですが、頑張って良質な米を作ることで、キャラの成長に繋がりますし、できることが増えていきます。
毎年同じ量しかもらえないのではなく、頑張った分だけ成果が得られることも、達成感が得られ面白い理由なのでしょうね。
パッケージ版は品薄ですが、ダウンロード版は気軽に購入できるので、気になった人はぜひ買ってみてください。