正義マンの意味を解説!クズやうざいなどネット評判は最悪【なんj】

近年、ネット上には、昔以上に、

正義マン

が溢れるようになりました。

もともと『正義マン』とはネットスラングで、なんjなどに代表される5ちゃんねるでよく使われていた言葉です。

消費増税に伴う軽減税率の導入頃から、SNSを中心に、ネットにどっぷり…ではない場所でも使われるようになり、新型コロナウイルスの影響でさらに増えたように感じますね。

この記事では、近年になって、急速にネット上で増え始めた正義マンについて、

  • 正義マンとはどんな人なのか?
  • ネット上での評判

を解説していきます。

意味をチェック!正義マンとは?

正義マンとは、一体どういう意味なのでしょうか?

簡単に言うと、正義マンとは、

倫理的・道徳的に正しくないと(自分が)感じた時、正義感から他人に何らかの行動で圧力をかけてくる人

のことです。

一見すると、ただの良い人に思えますが、重要なのは赤字の部分。

その人が倫理的におかしいと感じた時であるため、

自分の正義が絶対に正しいと疑わない人が起こす行動

であることがポイントです。

つまり、

十分な証拠や客観的な正しさがなくても、正義感から行動を起こすことがある

わけで、非常に迷惑な存在でもあります。

正義マンの例として、イートイン脱税を挙げましょう。

2019年に導入された軽減税率は、非常にややこしい制度であり、

テイクアウト(持ち帰り)は軽減税率の対象になるが、イートインは軽減税率の対象にならない

と分類されることになりました。

この問題の本質というか元凶は、ややこしい分類をした役所なのですが、今回はそれは置いておきます。

分類の基準がややこしくなったことから、

会計の際に持ち帰りと言ってから、イートインで食べる

このような抜け道、イートイン脱税が生まれることとなりました。

もちろん、倫理的に見れば明らかによろしくない行為ではありますが、

イートイン脱税をしたところで、とくに罰則はありません。

それどころか、国の見解は以下の通り。

軽減税率が適用されるかどうかの判定は、事業者が客に飲食料品を譲渡した時点で行われます。

コンビニではレジで飲食料品を販売した時点で判定されるため、制度上の問題はありません。

倫理上はともかく、という前置きはあったものの、制度上の問題はないとしています。

要するに、

会計した時の消費者の意思

で決まるので、「気が変わった」と言えば、国の認識としては何の問題もないわけです。

最終的には店側の判断に任されるので、

店が対応をしなければ、とくに気にしなくていい

のが現状です。

しかし、正義マンはイートイン脱税を見逃すはずもなく、イートイン脱税と思われる行為を目撃すると、案の定、

わざわざ店員に密告をする人

が現れるようになりました。

結果的には、制度上問題がない以上、店側はどうすることもできませんから、店員にも無駄な対応をさせることになります。

また、その間に他の客の待ち時間も増えるなど、正義マンの行動によって、その場にいる全員に迷惑をかけることになってしまいます。

1人の自己満足のエゴによる行動は、称賛されるどころか、場の全員から顰蹙を買うことになるわけで…。

また、正義マンと似たような言葉に、

不謹慎厨

も、正義マンの分類の1つになりますね。

まぁ、似たようなというよりは、正義マンという大きなくくりの中に入っているカテゴリが、不謹慎厨です。

不謹慎厨とは、

311は震災の日があった日なんだから、そんな日に誕生日を祝うな!不謹慎だろ!

などのように、

何らかの事件や災害に対する被害者感情を理由に、無関係の人たちに自粛を求める人

のことを指します。

不謹慎厨が正義マンに分類されるということは、さらに言い方を変えれば、

自粛警察

も、正義マンの一種と言えますね。

新型コロナウイルスによる未曽有の混乱で、徐々に現れ始めた自粛警察とは、

ルール上は問題ないのに、自らの倫理観・正義から間違っているのを根拠として、他者に攻撃をする人達

のことを指します。

いずれも、自分の中の正義が絶対と信じて疑わない厄介なものばかりで、

歪んだ正義

が迷惑をかけまくっているがために、

「うざい」

「逆にクズだ」

など、評判が悪いのです。

正義マンのネット上での評判は最悪

直前に触れた通り、正義マンのネット上での評判は、非常に悪いです。

正義マンへの声

正義マンって場も乱れるしうざいんだよな…

正義マンへの声

正義マンが一番害悪なのは、自分の考えを他人に押し付けてくるとこだろ。

正義マンへの声

1人でやってろ。

なんでわざわざ他人まで巻き込むんや。

など…。

ネットニュースには、正義マンによる被害の声もいくつか出ていました。

妊娠初期の女性が経験したエピソードとして、電車内での出来事があります。

妊娠初期の頃は、見た目の変化があまりわからないので、多くの人が妊娠していると気づきにくいです。

当然ながら、見た目で判別ができなかった正義マンは、

ここは優先席だぞ!

と、自らの正義を掲げ、優先席からどくように言ってくるわけです。

しかも、

妊娠していると事情を説明しても、「妊娠は病気じゃない!」と逆ギレされた

とのこと。

中には、逆に注意されたり諭されることで、改心する正義マンもいますが、だいたいの正義マンの場合、

逆ギレしてくる

ことも、ネット上での評判が最悪な所以とも言えますね。

SNSでは、子育てに関する投稿をすると、物凄い勢いで正義マン(ウーマン?)がシュババッとやってきます。

下手に子育てに関する投稿や写真をアップロードすると、

「○○すべきだ!」

「△△してるなんてありえない!子供の将来を考えてない!」

「子供が歪んで育ってしまう!」

など、好き勝手に騒ぎ散らす人たちからの攻撃を受けてしまうのです。

当の正義マンたちは、それを厚意によるアドバイスだと思っているようですが…。

正義マンの評判が最悪な原因は、

  • 考えを押し付けてくる
  • 自分が正しいと思っているので逆ギレもする

など、本来定義されている正義とは正反対と言える、極めて自分勝手であるところにあるのでしょうね。

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まとめ

今回は、正義マンと呼ばれる、

自分の中の正義を正しいと信じ、他人に強要してくる

という、害悪な存在について紹介しました。

倫理的に悪いと思われる行為は、もちろんよくないことです。

注意されても仕方ないとは思うのですが、正義マンの場合は、

明らかに度を超えた行動に出る

ところが、クズだ、うざいという評判に繋がる理由でしょうね。

当事者でもないのに口を出してきたり、正義マンの自己満足のために、まわりを巻き込んだり…。

ただ時には、正義マンが褒められるケースもあります。

ゆえに正義マンもカタルシスを得るために、行動が過激化してしまうのが、何とも言えない気持ちになりますね。

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