BTSこと、防弾少年団は、いまや世界的人気グループになっています。
アメリカでは、あの権威的なランキングであるビルボード100に、2020年10月24日付のランキングで、11週目となる首位を獲得。
アメリカでも人気が出ているようです。
しかし一方で、
アメリカでの人気は嘘
という声もあって、どっちが本当なのか気になります。
この記事では、BTSについて、アメリカでの人気や評判をお伝えしていきます。
BTSが世界的大人気グループに
BTSといえば、かつて防弾少年団と言われていたグループですね。
筆者としては、原爆Tシャツを着ていた反日グループ『原爆少年団』というイメージしかありません。
しかも、
- 『独島は我が領土』をテレビで熱唱する
- 従軍慰安婦グッズを着用して来日、来日中に慰安婦関連のツイートをする
などの行為もしているため、日本人として、原爆少年団を受け入れることはできません。
BTSの日本での評判は、今触れたような原爆Tシャツの一件があるため、ネット上では二極化しているのですが…
その日本でも若い女性を中心にBTSは人気となっていますし、それどころか、
BTSブランドなるものは、既に全世界で定着しています。
たとえば、2020年2月21日に発売されたアルバム『Map Of The Soul 7』は、
- 日本
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- オーストリア
- ベルギー
- カナダ
- オランダ
- エストニア
- フランス
- ドイツ
- アイルランド
- リトアニア
- ニュージーランド
- 韓国
- スペイン
これら16か国でチャート1位に!
しかも、
アメリカ、イギリス、日本、ドイツ、フランスの音楽5大マーケットで同時に1位
を記録する快挙も達成。
この快挙を達成したのは、過去に6組のアーティストしかいませんでした。
その6組はというと、
- マイケル・ジャクソン
- ホイットニー・ヒューストン
- マドンナ
- レッドホット・チリ・ペッパーズ
- リンキン・パーク
- レディ・ガガ
そうそうたる面子の記録に、BTSは並んだというわけです。
さらにBTSは、2020年10月24日付の『ビルボード・アーティスト・チャートArtist 100』で1位を獲得。
これで、BTSは、
『ビルボード・アーティスト・チャートArtist 100』通算11週目となる1位を記録
しました。
さらに、BTSの最新シングル『Dynamite』は、
韓国のアーティストとして、史上初のアメリカでのシングルチャート1位
に輝き、今も高い順位を維持し続けています。
このように、数字ではBTSがアメリカでも大人気!
なのですが…
どうやら、ネット上には、
アメリカでのBTS人気は嘘で、作られた人気
などという、陰謀説も上がっているのだとか…。
どうやら、
- 音楽ストリーミングサービスのアカウントを作り、SNSや電子メールなどで、他国のファンにログイン情報を送り、情報を受け取った人がストリーミングしまくる
- わざわざアメリカの配信サービスで楽曲購入して、アメリカのランキングに反映されるようにしている
- 音源を買うための資金を援助するアカウントを作って広めている
- 複数のデバイスを使ったり、VPNを利用し、視聴者の位置情報をアメリカに偽造している
などの工作をして、ビルボードランキング1位になったのだ!
と言われているのです。
要するに、
日本でいう、AKB商法によるオリコンチャートの信頼性の失墜
と同じことを、BTS信者が、アメリカでやったというわけですね。
本当にそんなことが可能なのか、それなら何週も上位にいるのは厳しいのではないか?など、眉唾物な情報ではありますが…
実際のところ、BTSはなぜ、アメリカで人気なのでしょうか?
アメリカでの評判から、判断していきましょう。
なぜBTSはアメリカで人気に?
アメリカ国内におけるBTSの人気を、2つの動画から比較していきましょう。
まずはこの動画です。
よく、BTSアンチが人気の捏造の根拠の1つとして挙げている動画ですね。
2018年のこの動画では、BTSはあまり知名度がなかったことから、アメリカでの人気が怪しく感じます。
しかし、この動画だけを根拠にするには、ちょっと情報量が乏しいのではないでしょうか。
次にこちらの動画をみてください。
こちらの2019年の動画では、一転して、BTSの人気ぶりがわかる動画となっています。
また、BTSの人気を示す証拠として、
2019年のニューヨークシティ・フィールド公演では、チケットが完売、観客も満員となった
など、ライブでの観客動員数もすごいことになっています。
一部ではこの満員のことを、空白だらけで全然客が入っていなくてガラガラだ!とデマを流すBTSアンチもいましたが、後に、
空白があったのは、もともと席が用意される場所ではなかったから
だと判明し、実際は満員だったことがわかっています。
これらの事実を踏まえると、
BTSがアメリカで人気があるのは、本当のこと
だと言えますね。
では、なぜBTSは、アメリカで人気が出たのでしょうか?
これまでのアメリカと言えば、
カッコいい=マッチョでワイルド
だったはずであり、BTSのメンバーは、これまでのアメリカの典型的なカッコいいタイプとまるで違います。
それに、K-POPの男子アイドルは数多くいるはずで、
数ある男子アイドルグループの中で、なぜBTSだけがアメリカでこれほどの人気を得たのか?
という疑問も生まれます。
アメリカでのBTS人気の理由を調べてみると…
なんと、最初に触れた話題に戻ることになりました。
韓国の新聞・中央日報の論説委員によると、アメリカで、BTSだけがK-POP男子アイドルの中で人気を得られた理由は、
ファンダム
にあるといいます。
日本では聞き慣れない言葉だと思いますが、ファンダムとは、
熱心な愛好家という意味の英語『fan』+領地や管轄、状態、集団などを意味する接尾辞『dom』を加えた単語
のことで、
熱狂的なファンによって作られる世界や文化
という意味があります。
要するに、信者というに等しい熱狂的ファンのコミュニティみたいなものですね。
BTSのファンダム『ARMY』は、他のアイドルグループとは比にならないほど規模大きく、そして超アクティブな集団です。
どのくらい、ARMYがアクティブなのかというと…
BTSは、ビルボードの『トップソーシャルアーティスト賞』という、ファンの投票によって決まる賞で、
2017年~2020年の4年連続1位
を記録。
この賞が設立されて以来、ずっと1位を取っていたジャスティン・ビーバーさんを、3億票を超える得票数で争っての1位であり、ARMYの行動力の恐ろしさが伺える出来事となった。
2018年8月にyoutubeで公開された『Idol』のMVは、
24時間での再生回数が4500万回を超え、YouTubeの24時間再生回数の世界記録を更新!
新曲のMVが公開されたら、ファンは24時間何度も視聴しているということが、CNNによって報じられ話題に。
2018年に、グラミー賞を運営しているレコーディング・アカデミーのTwitterアカウントで、『自分の人生に最も影響を及ぼしたアルバム』を聞いたところ、BTSと答えた人がいた。
これに対し、
「本物の音楽を述べろ」
と返したところ、ARMYが集結して、何万にも及ぶコメントが寄せられ、グラミー賞はBTSを受け入れることになった。
などの行動を起こし、世界の大きな賞や記録に影響を与えました。
そして極めつけが、
『スミン』
です。
現在、韓国における音楽はストリーミング中心に移行しており、また、韓国内のテレビは、アワードや音楽ランキング番組が多く存在しています。
そこで、
K-POPのファンダムは、自分の推しグループがランキング入りさせようと、何度も彼らの楽曲をストリーミングする『スミン』
という行為を過剰にして、ランキング入りさせているのです。
日本でいう、CDを積む行為と一緒ですね。
簡単に言ってしまえば、ランキング工作であり、これが何を意味するかというと…
先ほど紹介した、ファンの工作によってランキングを上げている説
に繋がるわけです。
ビルボードのランキングは、
売上より、どれだけ聴かれているかを重視
する傾向があり、2012年からはストリーミングも、チャート集計の対象にしました。
ファンダムの行う『スミン』行為と相性がいい集計形式ですよね。
そして、ARMYは、アメリカでランクインを狙うために、
アメリカの配信サービスで『スミン』行為をしまくる
ことで、BTSをランクインさせたというわけです。
ビルボードの集計には、1アルバム分に集計される視聴回数が、有料サービスより多くなりはするものの、
SportifyやYouTubeなど、無料でも利用できるサービスも対象
になっていますから、最初に触れた不正な工作をしているのも、何となく納得できてしまいます。
BTSではありませんが、実際に、他のK-POPアーティストが不正操作疑惑によって、ランキングから除外されていますし…。
ここからは推測になりますが、BTSの場合、単なる工作で終わるのではなく、実際にアメリカで受け入れられるような実力も持っていたのでしょう。
アメリカに住んでいる韓国のARMYや、韓国内のARMYの工作によって、
アメリカ人たちにもBTSの楽曲が聴かれるようになり、そこからファンが増えていったことで、本当の意味での人気を獲得!
こうして、BTSが世界的人気グループとなった…
それが、今のBTS人気なのではないかな、と感じた次第です。
アメリカに広まるきっかけとなったのは工作でしたが、その後受け入れられたから今の地位がある
という、かなり珍しいケースではないでしょうか。
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まとめ
ライブでの動員数や、全世界での売上といった数字を見る限りでは人気が伺えますが…
数字をBTSのファンダムであるARMYが、工作によって引き上げている
という疑惑が浮上。
実際、韓国では大手の配信サービスのランキングや、テレビのランキング番組が
過剰な『スミン』行為
で汚染された事例も存在し、アメリカのビルボードランキングも、工作された可能性が否定できません。
ARMYはインターネットを利用し、さまざまな賞やイベントに影響を及ぼした過去もありますからね。
ある意味では、
SNS文化、ストリーミング文化が生んだ、ファンの影響力の象徴とも言えるグループ
が、BTSなのかもしれませんね。