JeSU(日本eスポーツ連合)という組織は、かなり胡散臭いと噂されています。
まぁ、胡散臭いのは事実であり、これまでの問題を見ていると、
JeSU(日本eスポーツ連合)は、esoprtsの発展などどうでもよく、既得権益を得るためだけの利権団体
と言われても仕方がないのです。
筆者としては、どうしてもこのJeSU(日本eスポーツ連合)という団体が、ゲームメーカー同士で国内タイトルのプロ興行に関わる利権を分配したいだけにも見えます。
この記事では、JeSU(日本eスポーツ連合)について、賞金問題やピンハネ疑惑など、団体の存在の怪しさを暴いていきます。
JeSU(日本eスポーツ連合)という怪しい団体
JeSU(日本eスポーツ連合)は、eスポーツの普及を目指す団体です。
主に、eスポーツに関する調査やプロライセンスの発行、大会の認定、関係各所との連携、eスポーツ選手の育成や支援といった活動をしているようですが…
現状、このJeSU(日本eスポーツ連合)という団体は、
利権を得ようとしているだけで、存在意義を感じない怪しい団体
としか言いようがないほど機能していません。
とくに、JeSU(日本eスポーツ連合)を設立した一番の意義と言えるのが、
プロライセンスの発行
です。
JeSU(日本eスポーツ連合)の浜村副会長曰く、
ちゃんと消費者庁の方から二つ方法があって、一つは取引付随性のない全然関係ないところがお金を出すなら問題ない。
もう一つはプロライセンスなら、判りやすくその人が高度なパフォーマンスを出せるっていうことを言えるんで、報酬として払う。
整理がしっかりと出来ますという言い方をされたんですね。
なので僕らはその意向を受けて、プロフェッショナルライセンスというのが良いんだねということで議論したんです。
とのことで、
『消費者庁の意向』を盾に、ライセンスを発行したプロならば、景品法に左右されず高額賞金が受け取れるようになる
としたのです。
つまり、JeSU(日本eスポーツ連合)に言わせれば、
JeSU認定大会では、ノンプロ、スポンサードされている選手問わず、ライセンスを持っていなければ賞金が10万円までしか出さないよ
ということになります。
このライセンス制度が、様々な問題を引き起こした挙句、
制度自体必要ない!
という声が多くあがるようになっていきます。
なぜ、ライセンス制度が必要ないという話が各所で上がるようになったのか?
それには、
JeSU(日本eスポーツ連合)がライセンス制度の大義名分としていた消費者庁の見解が、異なるものだった
という背景があります。
これまでの、JeSU(日本eスポーツ連合)の主張は、
景品法の問題をクリアするために、ライセンス制度を作るといいだろうと消費者庁に提案されたから、ライセンス制度を作った。
とのことでした。
しかし、景品法における賞金の扱いについて、国際カジノ研究所所長の木曽氏が消費者庁に取材した際、消費者庁は、
esports大会出場者が優れた技術によって観客を魅了する仕事をし、その報酬として賞金を得る場合、その賞金は、景表法で言う”景品類”には該当しない。
という見解を示したのです。
また、東洋経済オンラインの記者が取材した際には、
興行性のあるeスポーツ大会の賞金は『景品類』に該当しないと考えられる。
といった回答もしていました。
この消費者庁の見解が意味すること、それはつまり、
優れた技術で観客を魅了する仕事をして、その報酬として賞金を得るのならライセンスの有無は関係ない
わけであり、
これまでJeSU(日本eスポーツ連合)が大義名分としていた、『消費者庁の意向』などというものは存在しなかった
ということになります。
その後のJeSU(日本eスポーツ連合)がどうなったかというと…
- ライセンスは不要だと消費者庁が見解を示しているにもかかわらず、過去の誤りを撤回せず、いまだライセンスの重要性を垂れている
- それどころか、日本の法律が適用されない海外の大会でも、JeSU公認でライセンスのない日本人には10万円しか渡さないように状況を悪化させた
とまぁ、何が何でも、JeSU(日本eスポーツ連合)は自分たちが重要な存在だぞ、とふんぞり返りたいようです。
最初にも紹介した通り、JeSU(日本eスポーツ連合)自体は、esportsの発展を目指しているようですが…
しかしどうでしょう、後述する賞金問題などもあり、このプロライセンス制度は、
本来なら何もせず通行できたはずの道に勝手に関所を作り、不要なはずの通行手形と通行料が必要になった
ようなものであり、現状は、日本のesportsの発展を妨げているだけなのです。
不正防止など、色々な観点から見れば、JeSU(日本eスポーツ連合)という団体は必要なのだとは思います。
しかし、現状のJeSU(日本eスポーツ連合)の存在意義が、今のところライセンスの発行くらいしかなく、そのライセンス自体が不要なものであるゆえに、
JeSU(日本eスポーツ連合)の存在意義も怪しい
というわけです。
ちなみに、2020年8月になっても、浜村副会長は、
そこで、JeSUが消費者庁に問い合わせ、JeSUが認定するプロライセンスを持っているゲーマーや、実績がある選手を招待するという形に関しては、仕事の報酬としての賞金が認められるという見解を消費者庁から得ています。
などとたわごとを言っています。
これでは、
JeSU(日本eスポーツ連合)が自分たちの利権しか考えていない、利権団体
と思われても仕方ありませんよね。
認定大会のタイトル選定を団体所属メーカーのものにして利権を得たいのか、はたまたスポンサーから集金してお財布を膨らませたいのか…
いずれにせよ、今のままでは、根付いた悪評を払しょくすることはできないでしょう。
JeSU(日本eスポーツ連合)の賞金問題
JeSU(日本eスポーツ連合)に不信感を抱くきっかけとなった事件はいくつかあります。
それが賞金問題です。
JeSU(日本eスポーツ連合)の賞金問題
先ほど、JeSU(日本eスポーツ連合)は、
JeSU認定大会では、ライセンスを持っていなければ、賞金が10万円までしか出さない
というスタンスなせいか、過去に何度も賞金に関する問題がありました。
まずは、忍ismのももち選手を巡る問題です。
現在でこそ、ももち選手はJeSUライセンスを受け取りましたが、団体発足当初、
ももち選手は、自らの信念からライセンスの受け取りを拒否
していました。
それが理由で、
『Capcom Cup 2018』で7位に入賞し、50万円の賞金が貰えるはずだったももち選手は、10万円しか貰えなかった
のです。
しかも、『Capcom Cup 2018』が開催されたのは、
消費者庁による、ライセンス不要の見解が示された後
であり、ネット上では、改めて賞金の減額の必要性が問われることになりました。
また、TGS2019にて行われた、『CAPCOM ProTour 2019アジアプレミア』決勝で、ももち選手が優勝し、
賞金500万円の権利
を手にしました。
権利という時点で、もはや言葉がおかしいのですが、それもそのはず。
JeSU(日本eスポーツ連合)ライセンスがないため、賞金の9割以上が減額され、
6万200円+副賞のモニター
しかもらえなかったのです。
この賞金のおかしなところは、
ライセンスがない人は賞金10万円までとしておきながら、副賞のモニター代が差し引かれている
のです。
同じTGS2019では、『ドラゴンブースト presents パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2019』がおこなわれ、
ジュニアプロのゆわ選手が優勝したにもかかわらず、賞金500万円はジュニアプロのため贈呈なし
という事態が発生しました。
なぜか、ジュニアプロは賞金を受け取れないという規定が用意されており、これにはネット上でも、
ネットの声
賞金分の景品渡せばよかろうに、全額没収状態とかアホかな?
ネットの声
よっぽど賞金払いたくないんだな。
ネットの声
これで500万をポケットに入れるのか?
など、JeSU(日本eスポーツ連合)に対する批判が噴出。
どうやら、没収されたお金がどこに行ったかわからないため、
JeSU(日本eスポーツ連合)がライセンスを持っていない人の賞金をピンハネしている
と、ピンハネ疑惑まで囁かれるようになったみたいです。
あくまでもピンハネは、ネット上の憶測なので、事実かどうかはわかりません。
普通に考えれば、賞金は拠出元に戻っていくはずなので、JeSU(日本eスポーツ連合)が分捕ってしまうことはないと思いますが…
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まとめ
今回は、JeSU(日本eスポーツ連合)が非常に胡散臭い団体である理由を、
- 存在意義の感じられないライセンス制度
- ライセンス制度が発端となった賞金問題
の2つから紹介しました。
現状、JeSU(日本eスポーツ連合)の存在意義は、
公道に関所を建てただけの邪魔な存在
でしかなく、必要性が疑われている団体です。
プロライセンス制度が現状必要ないものであり、トラブルの元にしかなっていないのですから、そろそろ見直してはどうでしょうか?
結局のところ、不要な制度を作り、その制度に基づいて賞金に関するトラブルを起こしているから、
制度を作って利益を得ようとしているだけの団体だ!
と言われるのですから…