関西人が語尾に使う「知らんけどー」はうざい?その意味をチェック

関西弁を話す人の特徴の1つに、とある言葉があります。

その言葉こそ、『知らんけど』です。

『知らんけどー』と語尾につけて話す人がいますが、苦手・不快に思っている人も多いのではないでしょうか?

関西人は、何を思って『知らんけど』を使うのか?

この記事では、関西人が使う『知らんけど』という言葉について、うざいと思われる理由を紹介していきます。

関西人が使う『知らんけど』の意味

関西弁を話す人と一緒にいると、時々、

「~じゃない?知らんけどー」

このような会話をしたことはありませんか?

一部の関西人の場合、

口癖と言えるレベルで多用している

のが、語尾についている『知らんけど』です。

聞く側からしたら、鬱陶しいと感じることもある『知らんけど』。

なぜ、関西人はこの言葉を使うのでしょうか?

口癖と言えるレベルまで多用している人もいますが、どういう意味を込めて使っているのでしょうか?

『知らんけど』という言葉の意味自体は、文字通り、そのままなので説明するまでもないでしょう。

ここでは、

『知らんけど』を使う意味・心情

にスポットを当てていきます。

語尾に『知らんけど』を耳にする場面と言えば…

「〜だと思うよ。知らんけど」

「~じゃない?知らんけど」

など、何か聞かれて答える時などです。

関西以外の人からしたら、

「なら言うなよ…」

と鬱陶しく思うかもしれません。

『知らんけど』が使われる場面は、

確定ではないことに対して言及する

が大半を占めています。

たとえば、

  • 答えに自信がない時、内容が間違っていた時の責任回避としての言葉
  • うまく自分の言葉が整理できていないけど、口に出してしまった時

が該当しますね。

その他にも、『知らんけど』には、

真面目な話をしたり、本音を伝えた時に、恥ずかしくなった時の照れ隠し

で使うこともあるのです。

言語に詳しい人たちは、関西人の『知らんけど』をどう見ているのか?

実は、関西人が語尾に『知らんけど』を使うのは、

お笑い気質な人も多いため、ツッコミ待ちで言うことも多い

のだとか。

関西出身で、関西学院大学文学部の三浦麻子教授によれば、

『知らんけど』ということで、「知らんのかい!」

などのツッコミをされる期待して、『知らんけど』を使い

関西人は、と一般化したいわけではないですが、コミュニケーションを『楽しむ』際に多用されるとも思いますので大目に見ていただければ私としてはありがたいです。

と説明していました。

また、『こころぎふ臨床心理センター』センター長の長谷川博一氏によると、

大阪では、大袈裟に言ったり尾ひれをつけて言ったりする風土がある

とのこと。

『知らんけど』は、それまでの話を一気にひっくり返すような言葉です。

それを多用するのは、大阪のお笑い気質も影響していたみたいですね。

語尾の『知らんけど』はうざい?

『知らんけど』という、関西人独特の言葉には、うざいと思っている人も多く存在します。

ネット上のコメントを見ていると、

とくに、関西出身ではない人からは、煙たがられている言葉

であるように感じました。

『知らんけど』に対する感想

こいつは自分の意思がないのか?と思ってしまう。

『知らんけど』に対する感想

知らんなら喋るなよ!と思います。

『知らんけど』に対する感想

あまりに無責任すぎる。

『知らんけど』に対する感想

会話の最後に頻繁に『知らんけど』とだけつけられると、なんかバカにされてるみたいで、不愉快。

『知らんけど』に対する感想

大阪の人って、なんで自分の知らない話をさも知ってるかのように話すの?

真面目に聞いたら損した気分になる。

などと言われていました。

確かに、真面目に聞いてたのに『知らんけど』と言われたら、

は?

となりますよね。

真剣な話や、大して親しいわけではない間柄で使用する言葉ではありません。

しかし、『知らんけどー』を無意識に発してしまう人も中にはいるのです。

関西以外では、『知らんけど』は不快感を覚える言葉になるおそれもあるので、使う人は気をつけた方がいいでしょうね。

『知らんけど』を発する当人はそうは思わないかもしれませんが、関西人の気質は、日本人の中でも特殊です。

そのため、

話の内容や雰囲気から、『知らんけど』と言ってもいいかどうかを判断する

親密な間柄ではない相手との会話では、より一層気をつける

といった気配りが大事になってきます。

また、中には、『知らんけど』と、どうせ言うのなら、最初から言ってほしい!という意見も見られました。

『知らんけど』が語尾に来るケースが多い理由は、先述の長谷川氏曰く、

最初から話すと、聞く人の注目度が下がるので、好まれません。

とのことで、あくまでも語尾に使うからこそ、というわけですね。

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まとめ

『知らんけど』には、

  • 自分の発言に自信がない時の責任回避
  • 自分の中で整理がついていない考えを言った時、不確定である旨を伝えるため
  • 言ったことに対して恥ずかしくなった際の照れ隠し

などの意味が込められています。

しかし、それらは関西圏や親しい間柄だからこそ通じるものであり、

関西圏以外では、うざいと思われる

こともあります。

『知らんけど』が口癖になってしまっている人は、使う場所には気をつけるようにしてくださいね。

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