手を拭いたり、机を拭いたり、とっさの時に置いてあると便利なウェットティッシュ。
飲み物をこぼしちゃった!
なんて時でも、ウェットティッシュがあれば、シミになる前に拭き取れますよね。
そんな便利アイテムのウェットティッシュですが、スーパーやドラッグストアに行くと、
アルコール
ノンアルコール
この二種類のウェットティッシュがあります。
実はこの二つ、成分の『アルコール』だけではなく、目的と効果の特徴に違いがあるのです。
この二つの違いを理解せずに使っている人も多いです。
そこで、この記事ではウェットティッシュの『アルコール』と『ノンアルコール』の違いを解説していきます。
ウェットティッシュ『アルコール』と『ノンアルコール』成分の違い
さて、まずは成分の違いをチェックしてみましょう。
言うまでもなく、この二つの違いは、アルコール入りか、アルコール入りではないかです。
さらに、その点に加えて、それぞれの成分に特徴があります。
アルコールウェットティッシュは『エタノール』がメイン
アルコール入りウェットティッシュの成分は、
エタノール
が、メインです。
ウェットティッシュの裏側の成分表示ラベルを見ると、上位2番目か3番目に『エタノール』と書かれています。
もし、アルコール入りかどうか分からない場合は、このエタノールが表示されていれば、
『間違いなくアルコール入りのウェットティッシュ』
ということになります。
一般的な、アルコール入りのウェットティッシュには、
濃度50%未満のアルコール
が含まれています。
ノンアルコールウェットティッシュは『水』『除菌剤』がメイン
一方、ノンアルコールウェットティッシュの成分は、
- 水
- 除菌剤
がメインです。
アルコールが含まれていない分、アルコールによる効果を『除菌剤』によってカバーしています。
最近では、
『99%純水使用』
といった、成分の全体の99%が純水でできているウェットティッシュも、増えてきています。
ウェットティッシュ『アルコール』と『ノンアルコール』目的と効果の違い
アルコールウェットティッシュとノンアルコールウェットティッシュでは、含まれる成分に違いがありましたね。
アルコールの有無だけではなく、ノンアルコールウェットティッシュでは除菌剤や純水99%といった成分が特徴です。
しかし、成分に違いがあるということは、その目的や効果にも違いがあるはず。
ここからは
アルコールウェットティッシュとノンアルコールウェットティッシュの、目的と効果の違い
をチェックしましょう。
アルコールウェットティッシュは『油分の除去』『除菌』が得意
アルコールウェットティッシュは、アルコールによる油分の除去や、除菌が得意です。
手早く除菌をすることができ、出先などでも重宝します。
また、お掃除でもアルコールウェットティッシュは、大変便利です。
キッチン周りでは、油分をサッと除去することができます。
アルコールは、揮発性が高く、すぐに蒸発してしまいます。
そのため、跡が残らずに、お掃除・除菌を行うことができるのです。
ノンアルコールウェットティッシュは『低刺激』
ノンアルコールウェットティッシュは、アルコールによる刺激が気になる人に向けて作られています。
アルコールウェットティッシュによる、
- 手荒れや肌荒れが気になる
- 臭いが苦手
- 赤ちゃんやペット周りでの使用が気になる
こんな悩みに合わせて、ノンアルコールウェットティッシュを選ぶ人が増えています。
ノンアルコールウェットティッシュでも除菌力はある
気になるのが、アルコールウェットティッシュとノンアルコールウェットティッシュでの、除菌力の違いです。
やはりアルコールは、除菌に優れています。
しかし、そのアルコールが入っていないとなると、
と、不安になりますよね。
でも、安心してください!
最近では、ノンアルコールウェットティッシュでも、しっかりと除菌ができるように、除菌剤や天然由来の除菌成分を使用しているものが増えています。
とくに、『99.9%除菌』というものを選べば、アルコールと同等、もしくはそれ以上に除菌効果を得ることができます。
天然由来の除菌成分を使用しているものなら、よりお肌や環境への刺激を少なくすることができますよ。
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まとめ
アルコールの成分はエタノール
ノンアルコールの成分は水・除菌剤
以上の成分の違いから、
- アルコールは油分の除去や除菌に優れている
- ノンアルコールは低刺激
と、目的や効果の違いを分けることができます。
アルコールは、キッチン周りの油分による汚れや、テーブルのちょっとしたお掃除などに、大変便利です。
しかし、手軽に油分の除去や除菌ができる一方で、手荒れや臭い、赤ちゃんやペット周りでの使用を気にする人が増えてきています。
ですから、
デリケートな場所での使用には、ノンアルコールを選ぶ
と、よいでしょう。
最近では、ノンアルコールでも、除菌剤による『99.9%除菌』といったノンアルコールウェットティッシュもあります。
アルコールとノンアルコール、どちらのウェットティッシュも常備して、今回の知識を知っておけば、とっさの時に使い分けることができますよ。