Playstationの次世代ハード『PS5』がついに、価格と発売日が発表されました。
では、PS4からどのくらい、スペックが進化したのでしょうか?
また、PS4にはPS4proというハイエンドモデルまであり、PS4proとPS5では、どんな差があるのか気になるところ…
この記事では、PS4とPS5の違いについて、それぞれの性能を比較していきます。
約7年の時を経て、Playstationの進化を見てきましょう。
スペックから比較PS4とPS5の違いは?
PS4とPS5のスペックから、違いを比較していきます。
PS4には、ハイエンドモデルのPS4proもあるので、それとも比べていきます。
CPU
PS4
AMD Jaguar
8コア 1.6GHz
PS4pro
AMD Jaguar
8コア 2.1GHz
PS5
x86-64-AMD Ryzen “Zen2”
8コア/16スレッド 最大3.5GHz
PS5のCPUは、AMDの第3世代RyzenシリーズであるZen2を採用。
PS4で使われていたJaguarより1つ後の世代のCPUです。
8コア16スレッドなこともあり、
一般的なPCよりも高性能なCPUを搭載している
ことがわかります。
GPU
PS4
1.84 TFLOPS
AMD Radeon 800MHz
PS4pro
4.20 TFLOPS
AMD Radeon 911MHz
PS5
10.3 TFLOPS
AMD Radeon カスタム RDNA 2
最大2.23GHz
レイトレーシング対応
PS5のGPUは、カスタムGPUとなっていて、
演算性能は、PS4の約5倍、PS4 Proの約2倍以上の高速化を実現
しています。
さらにレイトレーシングに対応しており、
人間の目で見た景色に近い映像を表現
できる最新鋭の技術です。
PS4のGPUが発売当時2万円程度で買えるもの
だったのに対し、
PS5のGPUはオリジナルカスタム、しかも『RDNA2』自体、まだ発売されていないもの
なことから、違いは一目瞭然です。
システムメモリ
PS4
GDDR5 8GB 176GB/s
PS4pro
GDDR5 8GB 218GB/s
PS5
GDDR6 16GB 448GB/s
PS5のメモリは、PS4のGDDR5の次世代型であるGDDR6を採用しています。
また、1秒にどのくらいの情報を送れるかがわかるバンド幅も、
PS4の約3倍、PS4proの約2倍
になっており、純粋にスペックアップしたことがわかりますね。
ストレージ
PS4
HDD 1TB/500GB
SATA3(3GB/s)
読み込み速度:約50~100MB/s
PS4pro
HDD 1TB、2TB
Serial ATA 3.0(6Gb/s)
内蔵HDD→SSD換装可能
PS5
カスタムSSD 825GB
読み込み速度:約5.5GB/s(Raw)
ストレージは、PS4ではHDDでしたが、
PS5はSSD
が標準搭載になりました。
ストレージがSSDになったことで、どう変化したのか?
まず、ロード時間が大幅に短くなりました。
SIEによれば、
2GBのロード時間が、PS4では約40秒だったのが、PS5では約0.27秒
にまで短くなっています。
容量だけをみれば、PS4には1TB、proには2TBがあるため劣ります。
しかしPS5は、外付けSSDによる容量の拡張が可能なのです。
映像出力
PS4
720p(HD)
1080p(フルHD)
PS4pro
720p(HD)
1080p(フルHD)
2160p(4K)
PS5
720p(HD)
1080p(フルHD)
2160p(4K)
4320p(8K)
画質は圧倒的な差があります。
PS5はなんと、
8K画質に対応!
4Kすら一般には、あまり浸透していないのに、8Kまでサポートするなんて、とんでもないですよね。
画質の違いは、かなりの差が生まれるとみていいでしょう。
光学ディスク
PS4
BD 6倍速CAV、DVD 8倍速CAV
PS4pro
BD 6倍速CAV、DVD 8倍速CAV
PS5
Ultra HD Blu-ray™ (100GBまで)
PS5のゲームディスクは、Ultra HD Blu-ray™ となっていて、100GBまで対応。
この数字は、PS4の2倍なんですよ。
オーディオ
PS4
DTS-HDマスターオーディオ7.1
ドルビーTrueHD
PS4pro
DTS-HDマスターオーディオ7.1
ドルビーTrueHD
PS5
“Tempest” 3D オーディオ技術
PS5では、“Tempest” 3D オーディオ技術に対応。
これにより、
前後左右といった平面はもちろん、上下の音もはっきりとわかる立体音響を体感できる
ようになりました!
上下の音もはっきりわかるのは、PS5にしかできない芸当です。
わざわざサラウンドシステムを作らなくても、立体音響でゲームができるのは、ゲームへの没入感をさらに高めてくれそうですよね。
消費電力
PS4
最大165W
PS4pro
最大310W
PS5
350W(PS5デジタルエディションは340W)
PS5は、全体的にスペックアップし、ゲーム体験をよりよくするための技術が盛り込まれていることから、
消費電力は、PS4よりもPS5が圧倒的に大きくなってしまいます。
こればかりは、仕方ありません。
USB端子
PS4
Super-Speed USB (USB 3.0 Gen1)2ポート
PS4pro
Super-Speed USB (USB 3.1 Gen1)3ポート
PS5
USB Type-A 端子 (Hi-Speed USB)
USB Type-A 端子 (Super-Speed USB 10Gbps)2ポート
USB Type-C® 端子 (Super-Speed USB 10Gbps)
PS5のUSBは、PS4までの5.0Gbpsに比べて、10Gbpsになっています。
データ転送が、PS4の2倍速くなりました。
AV出力
PS4
HDMI出力端子(1.4a対応)
PS4pro
HDMI出力端子(2.0b対応)
光デジタル出力端子
PS5
HDMI出力端子(2.1対応)
PS5では、光デジタル出力端子に対応しなくなってしまいました。
ASTROのMixAmpなどを使っている人の場合、HDMIアダプタを用意する必要が出てきました。
大きさ
PS4
約265mm × 39mm × 288mm
PS4pro
約295mm × 55mm × 327mm
PS5
約390mm×104mm×260mm
デジタルエディション:約390mm×92mm×260mm
大きさは、PS4Proと比べ、PS5は巨大化しています。
PS5同士の比較だと、デジタルエディションがディスクレスになっている分だけ、横幅がスリムですね。
重さ
PS4
2.1㎏
PS4pro
3.3㎏
PS5
4.5kg
デジタルエディション:3.9kg
PS5はサイズが大きくなったので、当然ながら重さも増加。
4.5㎏というと、
容量が40GBに統一された2代目PS3『CECHH00』シリーズとほぼ同じ(4.4㎏)
になりますね。
重かったと言われていた頃のPS3と同じくらいの重量です。
当時のPS3を知らない人にとっては、ずっしりくるはずですよ。
後方互換
PS4
なし
PS4pro
なし
PS5
PS4の数千タイトルに対応
PS5は、後方互換に対応しています。
つまり、
PS5で、PS4のゲームを遊ぶことができる
というわけです。
なので、PS4のゲームが次世代ハードになったからといって無駄になることなく、今後も遊び続けることが可能ですよ。
大きな違いがある部分は、このあたりです。
この他にも、コントローラーに違いがあり、PS5のコントローラーには、
- L・Rボタンに、音や状況に応じて振動を制御するハプティック技術が搭載
- L2・R2ボタンの抵抗力をケースによって変化させるアダプティブトリガー技術
- PS4のコントローラーにはマイクがなかったが、PS5のコントローラーはマイク内蔵
など、本体以外にも変わった点は多いです。
PS5は、大きく進化していて、明らかに6~7万円かかっても、おかしくなさそうなスペックをしているのに、
価格が税別49,980円(デジタルエディションは39,980円)
であることは、本当にすごいですよね!
SIEが、大赤字にならないか心配になるほどです。
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まとめ
スペックを比較すると、PS5が、
- ハイエンドモデルであるPS4proを軽く上回る性能をしている
- 価格帯にしてはあまりにも高スペックなゲーム機
であることが、改めてわかりました。
とくに、画質とロード速度の差が大きく違います。
- PS4ではProでも4K対応が精いっぱいだったのに、PS5では8K対応
- ストレージはSSDになったことで、ロード速度はがPS4の100倍以上
ロード速度が爆速になったことは、とてもありがたいことですよね。