PS4で遊んでいて、
- オンラインに繋がらない
- オンラインに繋がるけど、接続が不安定
といった状況になったことは、ありませんか?
PS4のNATタイプが原因かもしれません。
この記事では、
- NAT1とNAT2の違い
- NATによるオンライン回線速度への影響
について、解説していきます。
NATタイプによっては、オンラインに接続できない場合があります。
詳しく解説しているので、参考にしてください。
PS4のNATとは?NAT1とNAT2の違い
まずNATとは、
『Network Adress Translation(ネットワークアドレス変換)』
の略称で、IPアドレスを変換する技術のことになります。
IPアドレスとは、
パソコンやルーターなどのコンピューターに設定されているネットワーク上の住所です。
インターネットに接続する時は、PCやPS4などのコンピューターが個々に持っている
『プライベートIPアドレス』
『グローバルIPアドレス』
に変換して、インターネットに接続しています。
この時に、IPアドレスを変換している技術がNATです。
NATの種類とNAT1とNAT2の違い
NATがわかったところで、NATの種類について見ていきましょう。
PS4内部には、PS4がどのような状態でオンラインに接続されているかを判断し、
オンラインマルチプレイに必要な通信環境かどうかを見極める目安
が設定されています。
その目安が『NATタイプ』です。
NATタイプには、
- NATタイプ1
- NATタイプ2
- NATタイプ3
の3種類があります。
この3つのタイプについて、SONYの『コールオブデューティー ブラックオプス3プレイヤーズインフォメーション』では、下記の通りに説明されています。
タイプ1:インターネットに直接接続されている状態を指し、他のPS4/PS3と問題なく通信が成立する状態です。
タイプ2:インターネットにルーターを経由して接続されている状態です。
一部ルーターなどのネットワーク機器上で、ある種の制御が行われている状態にありますが、他のPS4/PS3との通信はある程度成立する状態と言えます。
タイプ3:インターネットにルーターを経由して接続接続されている状態ですが、ネットワーク上でのデータの制御や変換によってオンラインゲームのプレイに必要な通信が成立しない状態にある可能性があります。
引用:SONY『コールオブデューティー ブラックオプス3プレイヤーズインフォメーション』:
https://www.jp.playstation.com/op/codbo3/playersinfo/2015/12/1-nat.html
分かりやすく説明すると、下記になります。
NATタイプ1 | ルーターを通さず直接接続されている状況
(ONUなどに直接接続しているなど) |
NATタイプ2 | ルーターを経由して接続している状況
(PS4とモデム・ONUの間にルーターが設置されているなど) |
NATタイプ3 | 複数のルーターを経由して接続している状況
(マンションなどで電波を共有している・ルーターを複数台使用した接続など) |
NATタイプの確認の仕方
PS4で、NATタイプを確認する方法を紹介します。
ホーム画面でキーを上に⇒設定⇒ネットワーク⇒インターネット接続を診断する
診断を開始すると、インターネット接続テストを行い、結果を表示します。
結果が表示されると、NATタイプの項目があるので、その項目でNATタイプを確認しましょう。
下記のサイトで詳しく紹介されています。
SONY(PS4ユーザーズガイド):
https://manuals.playstation.net/document/jp/ps4/settings/nw_test.html
NAT1とNAT2のオンライン回線速度の違いは?
NATタイプ1とNATタイプ2で、オンライン回線速度に違いはありません。
NATタイプは、PS4の通信速度の安定度を判断する目安です。
そのため、NATタイプが違うだけでは通信速度に違いはないのです。
通信状態の安定度は、
NAT1>NAT2>NAT3
の順番で、安定しています。
また、
- オンライン接続ができない
- オンライン接続が不安定
などの場合は、NATタイプを確認すると、解決する場合があります。
下記のサイトに詳しい情報が紹介されているので、オンラインに接続できない場合は、確認しておきましょう。
引用:SONY『コールオブデューティー ブラックオプス3プレイヤーズインフォメーション』:
https://www.jp.playstation.com/op/codbo3/playersinfo/2015/12/1-nat.html
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まとめ
PS4のNATタイプには、
- NATタイプ1
- NATタイプ2
- NATタイプ3
の種類があります。
また、NATタイプの違いは、下記の様になっています。
NATタイプ1 | ルーターを通さず直接接続されている状況
(ONUなどに直接接続しているなど) |
NATタイプ2 | ルーターを経由して接続している状況
(PS4とモデム・ONUの間にルーターが設置されているなど) |
NATタイプ3 | 複数のルーターを経由して接続している状況
(マンションなどで電波を共有している・ルーターを複数台使用した接続など) |
NATタイプ1と2で、
通信速度による違いはありません。
NATタイプは、通信状態の安定度を判断する目安でしかないのです。
ですから、NATタイプが違っても通信速度に差が出ません。
しかし、NATタイプが違うと、
オンラインに接続しずらい場合はあります。
その場合は、NATタイプを参考にして、接続環境を確認しましょう。