お笑いコンビの霜降り明星は、近年テレビ露出が非常に多いですよね。
やはり、M-1グランプリ王者ともなれば、それだけ全国的な知名度も高くなるからなのですが…
評価され、人気もある一方で、霜降り明星に対し、
「面白くない」
「つまらない」
という評判も見かけます。
この記事では、霜降り明星がつまらない、面白くないと言われる理由について、考察してみました。
霜降り明星が露出の割に評判がよくない…
霜降り明星といえば、2018年のM-1グランプリ王者で、今をときめくお笑いコンビです。
『お笑い第7世代の筆頭』とも言える存在で、メディア露出機会も非常に多いです。
2018年に、M-1グランプリを優勝してからの霜降り明星は、それはもう、凄い勢いでブレイクしていきました。
2019年になると、『オールナイトニッポン0』の土曜日担当として、『霜降り明星のオールナイトニッポン0』がスタート。
さらには、
R-1ぐらんぷり2019で、粗品さんが優勝しました。
他にも、たくさんの番組でMCを担当するようになり、
- 『多面LIFE応援バラエティー 霜降り明星&ミキ あしゃら!』
- 『霜降りミキXIT』
- 『全員そろうかな?』
- 『やりすぎ地球防衛軍』
- 『世界のまさかのお買い物』
- 『モンスターサミット』
- 『それ代わりに撮ってきてください。』
- 『24時間でできる限界調査バラエティ ミッション24』
- 『新潟×長野一番Get! ~極上ネタそろってますスペシャル~』
- 『土曜☆ブレイク「究極の文化系バトル ~天脳山~」』
- 『史上空前!!笑いの祭典ザ・ドリームマッチ2020』
- 『やりすぎ未来計画』
- 『爆笑問題vs霜降り明星 第7世代と真剣勝負!オール新撮!ネタジェネバトル2020』
- 『第41回ABCお笑いグランプリ 優勝者特番 最速!最深!新王者を徹底解剖』
- 『行列のできる法律相談所』(2020年7月19日放送回)
- 『”音ゲー”バラエティ「オトラクション」』
レギュラー番組自体は少ないのですが、単発・特番とはいえ、これだけの番組でMCを務めるなんて、異例の出世ですよね。
ただ破竹の勢いで、出番を増やしている霜降り明星ですが、
メディア露出の多さの割に、評判がかなり割れている
というのです。
もちろん、霜降り明星が面白いと思っていて、
「霜降り明星は本当に才能の塊だ」
「第7世代で一番面白いのはやっぱり霜降り」
「ラジオもYoutubeチャンネルも面白くて最高」
といった意見も多く見られます。
その一方で、
「霜降り明星はつまらない」
「面白くないのになんでM-1優勝が霜降りだったの?」
「ものまねグランプリの時といい、霜降り明星はゴリ押し感が出てて嫌い」
といった声も…。
霜降り明星が面白くない、つまらないと言われる中で、とくに多かった意見が、
霜降り明星がゴリ押しされている
という内容です。
確かに、霜降り明星は吉本工業に露骨にプッシュされていた芸人の代表格です。
どうやら、
- M-1グランプリでの優勝
- 2018年のR-1ぐらんぷりでは霜降り明星の2人揃って決勝進出
- R-1ぐらんぷりの粗品さん優勝
という実績に対して、
賞レースの結果が出来レースになっているからではないか?
と疑う人まで出ている…。
なぜここまで、霜降り明星は評価が真っ二つに割れてしまうのでしょうか?
霜降り明星がつまらないと言われる理由
霜降り明星に、『面白くない』『つまらない』という評判が流れる理由…
まずは、霜降り明星がつまらないと感じている人の意見を見てみましょう。
23才男性
ただ小学生が騒いでるだけみたいで、全然面白くない。
30才女性
ギャーギャー騒いでるだけで全然笑えなかったです。
あれで優勝なんてありえない。
25才女性
せいやはうるさいし粗品はワードチョイスがわけわからんし、なんでこれが面白いと感じるの?
ただ、ボケのせいやさんが騒いで、それにツッコミを入れているだけに見えているみたいですね。
居酒屋のノリでやっているような単発ネタ
と例えている人もいます。
霜降り明星のことを、つまらないと思う人は、
ただ騒いでいるだけのタイプの芸人が嫌い
なのでしょう。
実際、M-1グランプリの結果に対する感想を見ていると、
霜降り明星がつまらないと思っていた人は、その多くが和牛を優勝にすべきだった
という意見を言っています。
霜降り明星より和牛を評価していた人は、
しゃべくり漫才、いわゆる正統派漫才といわれるタイプのお笑いを好む
人たちです。
霜降り明星がつまらないと言われる理由は、実に簡単な話で、
好きなお笑いのタイプが違うから
で、単なる好き嫌いの問題なのです。
では、『つまらない』という声も、それなりにはあるものの、霜降り明星に人気があるのは、何故なのか?
霜降り明星のネタには、もちろん普通に最初から最後まで掛け合いをする、いわゆるオーソドックスな漫才もありますが…
基本的には、
せいやさんがステージを使って大きく動いてボケて、それに対し粗品さんが語彙力を生かして秀逸なツッコミを返す
という形式で展開されています。
こういった、霜降り明星の代表的なネタのタイプは、お笑い評論家のラリー遠田さんや、NONSTILE石田さんによれば
フリップ芸
であるとしています。
ピン芸人がやるフリップ芸を発展させ、ボケであるせいやさんが『動くフリップ』として機能している
わけですね。
さらに、霜降り明星というコンビの役割を見てみると…
コミカルな動きで笑わせ、低身長で愛されるキャラクターなボケと、それに返すスマートなツッコミをする高身長という構図は、
ナインティナインやキングコングなどと似たタイプ
と言えますよね。
そして、ナインティナインやキングコングといえば、吉本がプッシュしてブレイクさせようとし、そしてその方針が見事に当たった、各お笑い世代のスターたちです。
この二つのコンビも、ネタ自体は賛否両論ではありましたが、キャラクター性で一躍人気となっていきました。
Youtubeチャンネルの人気ぶりや、どちらもピンで戦える力を持っている霜降り明星なら、その系譜を継いでいけるはずです。
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まとめ
霜降り明星が『つまらない』と言われる理由は単純です。
ナインティナインやキングコングといったタイプの芸人であるため、正統派漫才を好む人には合わない
という、好き嫌いの問題でした。
いわゆる、ボケが騒いでツッコミがシャープなツッコミを入れるネタですね。
でも、霜降り明星はネタを常に練っていて、今では普通の漫才をすることもあります。
今後、さらに霜降り明星が実力をつけていけば、より多くの人に評価されていく日も、近いかもしれませんね!