お好み焼きとたこ焼きのソースの違いをわかりやすく解説！代用可能？

お好み焼きやたこ焼きにかける、『ソース』。

お好み焼きもたこ焼きも、ソースがあるからこそ、おいしくなるんですよね。

わき役とはいえ、欠かせない存在です。

 

ところで『お好み焼きソース』と『たこ焼きソース』って、味も見た目も似ています。

何がどう違うのでしょうか？

 

ということで、この記事では、

について、お話しします。

代用ソースを使う時のコツなども書いてあるので、ぜひ読んでくださいね！

お好み焼きソースとたこ焼きソースの違い

実は、お好み焼きソースとたこ焼きソースには、大きな違いはありません。

 

強いて違いを挙げるとすれば、

ということくらいです。

 

ただ、ソースはメーカーや製品によって味もとろみも違います。

ですから、この2つの違いも、『強いてあげるなら』というくらいで、大きな違いとは言えないでしょう。

 

と、ここで終わっても勿体ないですよね。

せっかくですから、次にお好み焼きソースとたこ焼きソースで

を比べてみましょう。

 

お好み焼きソースとたこ焼きソース原材料の違い

先ほど書いたように、お好み焼きソースとたこ焼きソースの原材料は、大きく違うわけではありません。

基本の材料も、ほぼ同じです。

 

でも、ちょっとは違うので、どう違うか見てみましょう。

今回は

を比べます。

ちなみに、オタフクは、お好み焼きソースとたこ焼きソースの老舗なんですよ。

 

お好み焼きソース	たこ焼きソース
野菜・果実（トマト、デーツ、たまねぎ、その他） 糖類（ぶどう糖果糖液糖（国内製造）、砂糖） 醸造酢 アミノ酸液 食塩 酒精 醤油 香辛料 オイスターエキス 肉エキス 酵母エキス 昆布 蛋白加水分解物 しいたけ 増粘剤（加工でんぷん、増粘多糖類） 調味料（アミノ酸等） カラメル色素 （一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんごを含む）	野菜・果実（トマト、たまねぎ、りんご、デーツ、その他） 糖類（砂糖（国内製造）ぶどう糖果糖液糖） 醸造酢 アミノ酸液 醤油 食塩 酒精 ウスターソース 香辛料 オイスターエキス こんぶエキス 酵母エキス 肉エキス 蛋白加水分解物 魚肉エキス ホタテエキス 増粘剤（加工でんぷん、増粘多糖類）、調味料（アミノ酸等） カラメル色素 （一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・もも・りんごを含む）

 

こうして比べてみても、大きな違いはないですね。

 

違うところを挙げるとすれば

ということくらいです。

 

他のメーカーの、お好み焼きとたこ焼きのソースの原材料もいくつか調べてみましたが、やはり原材料には大きな違いはありませんでした。

お好み焼きソースとたこ焼きソース栄養成分の違い

では、栄養成分はどうでしょうか。

オタフクのお好み焼きソースとたこ焼きソースで比べると、このようになります。

 

栄養成分（100gあたり）	お好み焼きソース	たこ焼きソース
エネルギー	127kcal	126kcal
タンパク質	1.9g	1.7g
脂質	0g	0g
炭水化物	30.2g	29.7g
食塩相当量	4.8g	4.6g

 

カロリーもいろいろな成分も、ほぼ変わりありませんね。

 

実際に食べる時は、ソースだけではなく、お好み焼きやたこ焼き本体の栄養成分も加わります。

ですから、このくらいの差は、

生地や具のカロリーや栄養成分で打ち消せる程度

と言えるでしょう。

お好み焼きソースとたこ焼きソース起源

お好み焼きソースとたこ焼きソースの起源は、どちらも『ウスターソース』です。

 

ただし、お好み焼きソースが誕生したいきさつははっきりしていますが、たこ焼きソース誕生のいきさつは不明です。

ですから、ウスターソースからどう分かれて行ったのかは、不明となっています。

 

ひとまず、お好み焼きソースについて歴史を見てみましょう。

 

お好み焼きソースの祖先の『ウスターソース』が生まれたのは、19世紀の半ば、イギリスのウスターシャー州です。

ウスターソースの起源には、

という、2つの説がありますが、いずれにせよウスターシャー州で生まれたようです。

 

このウスターソースが日本に渡って来たのは、

江戸末期から明治初期

と言われています。

開国間もないころで、新鮮さもあったのか、

『洋食にソースをかけて食べる』

ということが、富裕層の間で流行りました。

やがて洋食は一般大衆にも広まり、ウスターソースも普及していきます。

それに伴って、日本人の口に合うウスターソースが、国内で作られるようになりました。

 

そして、日本人向けのウスターソースからお好み焼きソースが誕生したのは、戦後の1952年。

「ウスターソースをお好み焼きにかけると、鉄板にこぼれてしまう。」

という話を聞いて、『お多福（現在のオタフク）』が、お好み焼きに合うような、従来のソースよりもとろみとまろやかさのあるソースを開発したのです。

 

一方、たこ焼きソースの誕生については、さきほどもお伝えしたように不明です。

でも、

ということから考えると、

お好み焼きソースと同時期くらいか、いくらか後に生まれたのではないか

と、筆者は考えています。

 

お好み焼きソースとたこ焼きソースお互いに代用は可能？

お好み焼きソースをたこ焼きに、たこ焼きソースをお好み焼きに代用することは、できます。

とろみや味に若干違いはあるものの、味はとても近いので、違和感なく使うことができるでしょう。

 

ですから、

「間違って買ってきちゃった！」

「専用のソースを切らしちゃった！」

という時には、安心して代用してください。

代用できるソースは他にもある？

お好み焼きやたこ焼きのソースとして代用できるソースには

があります。

味はそれぞれ違いますが、十分代用品として使えますよ！

 

ただ、それぞれに風味やとろみ、濃さなどが違います。

なので、

といった時には、調味料を加えるのがおすすめです。

 

どんな風に手を加えると良いか、ざっと紹介しましょう。

 

	お好み焼き	たこ焼き
オイスターソース	製品によってはとろみが弱くて絡みにくいので、そういう時は、煮詰めたりとろみを加えたりすると良い。 甘味が足りない時は、ケチャップなどを加えると良い。	そのままでも良いが、はちみつや砂糖を加えると、甘味とコクが増す。 フルーティーな風味が好きなら、ケチャップを少し入れるのもおすすめ。
とんかつソース	そのままでも使えるが、ケチャップを加えると、さらにコクが増す。	とろみと甘みがあり、ほどよく絡むので、そのままで使える。 ただし、かけすぎるとたこ焼きの風味が消えてしまうことがあるので、量はほどほどに。
ウスターソース	味はそのままで使えるが、とろみが弱く、絡みにくい。 ケチャップやはちみつを入れると、甘味やとろみが増す。	そのままでも相性が良いが、とろみと甘みが弱いので、少しはちみつや砂糖を足すと良い。
中濃ソース	味はお好み焼きソースにかなり近い。そのままで使える。	そのままで代用できる。
焼きそばソース	そのままでも使えるが、お好み焼きソースよりもしょっぱめで甘味は弱い。 はちみつや砂糖などで甘味を増すと、お好み焼きソースに近い味になる。	そのままでも使えるが、若干しょっぱめと感じる人もいる。 『甘味がある方が好き』『たこ焼きソースに近い方がいい』という時は、はちみつや砂糖を少し加えると良い。

 

どれも、味の調節に加えると良いのは

ですね。

この3つを覚えておくと、代用ソースを使う時に役に立つでしょう。

お好み焼きソースやたこ焼きソースを好みの味にしたい時にも、使えますね。

 

また、

といった材料で、オリジナルソースを作ることもできます。

割合を変えていろいろ作って試してみるのも、楽しそうですね！

意外においしい！？こんな代用ソースも！

お好み焼きやたこ焼きのソースとして、

といったものを使う人もいます。

もちろん好みもありますが、やってみると、けっこうおいしいですよ。

 

食べ物って、

『意外な組み合わせが意外にもおいしい』

ってこともありますものね。

他にも、お好み焼きやたこ焼きに合う調味料は、他にもありそうです。

いろいろ試してみたら、新しい味を発見できるかもしれませんね。

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まとめ

お好み焼きソースとたこ焼きソースでは、

ということはあるものの、大きな違いはありません。

 

ですから、

ということも十分できます。

 

その他にも、ウスターソースや中濃ソースなど、代用できるソースは沢山あります。

また、ソース以外のものでも、お好み焼きやたこ焼きに合うものは、たくさんあります。

 

となると、

『みんなで好みのソースや調味料を持ち寄って、いろいろかけて試してみる』

なんていうお好み焼き、たこ焼きのパーティーなんていうのも、楽しいかもしれませんね。

 

あなた好みのソースを見つけて、お好み焼きやたこ焼きをおいしく食べてくださいね！