北朝鮮の最高指導者である、金正恩朝鮮労働党委員長は、
たびたび健康不安説や、逝去説が囁かれている
こともあって、影武者説が囁かれています。
今時、影武者なんてバカバカしい話だとも思いますが、それは日本にいるからです。
北朝鮮という国柄、そしてその最高指導者ともなれば、
命は常に狙われている状態ですから、影武者を立てること自体、リアルな話
になってきます。
はたして、本当に金正恩委員長は影武者がいるのか?
この記事で、金正恩影武者説について、画像で違いを比較しながら検証していきます!
金正恩の影武者説は本当?
金正恩朝鮮労働党委員長の影武者説が流れたのはいつ頃か調べてみたところ…
最初に大きく騒がれ出したのは、
40日間公式の場に登場せず、久しぶりの登場で杖を使って歩いていた2014年ごろ
とわかりました。
それ以降も、金正恩委員長は何度も逝去説が流れ、最近では、
- 2019年末に手術に失敗して落命した
- 2020年4月には、20日間姿を現さなかったことから、健康に不安がある
といった噂が有名です。
まぁ、たびたび海外から医師を呼びつけて身体を診てもらっていることから、
健康不安説自体は間違いなさそうです。
そもそも、あの肥満体系で健康体なわけがありません。
そして、北朝鮮といえば、
最高指導者の権限が非常に高く、最高指導者の存在があるからこそ、何とか国がまとまっている…
そんなシステムの国です。
最高指導者が後継者を指名する前に亡くなったり、健康不安で先が思いやられたりすると、国が傾きかねません。
そういう意味では、戦国時代のように、
- 後継者となる人物が、正式に後継者だと周囲から認められるような地位を確立するまでの間、影武者を立てる
- 最高指導者は依然健在であると国内外に示す
という意味で、影武者がいてもおかしくはありません。
でも、金正恩委員長は、本当に影武者がいるんでしょうか?
続いて、ネット上で金正恩委員長が、時期によって違うと言われている部位を検証していきます。
金正恩の本物と偽者の違いはどこ?
金正恩委員長の影武者説が囁かれている理由に、
写真によって、金正恩委員長の姿に違いがある
と言われていることも、根拠の1つです。
そのうちの1つが、耳たぶです。
実際に、金正恩委員長の耳たぶの比較をしてみましょう。
左の金正恩委員長が、2010年撮影のもの。
右の金正恩委員長は、2015年に撮影されたものです。
確かに、並べて見ると、
左の金正恩委員長の耳たぶは、右の金正恩委員長の耳たぶに比べて短い
ような気がします。
しかし、顔の角度が若干ですが違います。
左の若かりし頃の金正恩委員長も、右の画像と同じ角度・同じ表情ならば同じ耳になりそうにも見えますよね。
また、金正恩委員長は、影武者との違いとして、
鼻の形が違う
と言われたこともあります。
本当なのでしょうか?
次は、2012年の金正恩委員長と、2020年4月の金正恩委員長を比較してみます。
左が2012年の金正恩委員長で、右が2020年4月の金正恩委員長です。
鼻の形は全然変わっていません。
わかる違いと言えば、
顔がパンパンに太った
というだけです。
韓国政府の調べによると、
金正恩委員長は、5年間で約30キロ増え、肥満化が加速、現在も太り続けている
とのことです。
肥満による違いが出てくるのは当然ですよね。
通常、30キロも増えれば、見た目は大きく変化しますから。
左が2013年の金正恩委員長で、右が2017年の金正恩委員長です。
眉毛に若干の違いがありますが、眉毛は剃っているか否かで簡単に見た目が変わりますから、影武者かそうでないかの判断はしにくいです。
眉の形自体は同じように見えますね。
目も細くなっているように見えますが、これは表情と頬がパンパンに太った影響です。
耳たぶは、右の金正恩委員長の画像だと、すこし膨れているように見えますが…
鼻はというと、やや広がっているように見えますが、表情の違いによる変化と言うこともできて微妙です。
ここまで画像検証をしてきましたが、所詮は画像による違いでしかありません。
いくら似たような画角の画像で比較しているとはいうものの、
完全に同じ場所、同じ角度、同じ光度で撮影したものが残っているわけではない
ため、正直なところ、何とも言えないとしか言いようがありません。
では、専門家の意見はどうなのでしょうか?
高須クリニックの創業者・高須克弥院長の息子にして医学博士の高須幹弥さんが、自身のYoutubeチャンネルで、金正恩影武者説について、見解を述べています。
その動画がこちら。
動画によると、まず、結論として、
わからなかった
とのこと。
そのうえで、よく言われている、耳たぶの違いについては、
僕が見る限りはね、こういう耳たぶの映像・耳の形の映像も、まあ明らかな違いっていうのはないですね。
と、耳たぶが違っているわけではないと述べています。
やはり、
- 角度や表情の作り方
- その時に太っているか太っていないか
によって見え方が変わるわけですね。
そして、他にも金正恩委員長は、ネット上では鼻先や口元のホクロ、頬のニキビ跡に違いがあると言われているのですが…
どの写真でもこれらは確認できるので、影武者はフェイクである可能性が高い
と結論付けていました。
この内容は、美容整形のプロである高須先生にとって専門分野なので、信憑性の高い見解です。
噂の耳たぶは、筆者も思っていたように、画角による違いで別人のように見えていただけ…ということでしょうね。
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まとめ
耳たぶの違いなど、ネット上で囁かれている違いを画像で比較してみましたが…
金正恩委員長の今と昔で違うと言われている部分の大半は、肥満化による影響
を結論として良いでしょう。
耳たぶの違いも、明らかな違いは見られません。
太って輪郭が変わったことや、画角による見え方の違いで、別人に見えているだけです。
美容整形の専門家である高須クリニック名古屋院の院長・高須幹弥先生も、
ネットで囁かれている違いは根本的な部分が変わっていないため、影武者とは言えない
との見解を示しています。
金正恩委員長は、今も昔も同じ人物となります。