客にアルコールを提供する専門店には、いろいろあります。
ラウンジやバー、クラブなどのちょっと敷居が高い店。
そして、それより大衆的な店になると、
- スナック
- パブ
ですね。
仕事帰りに寄って一杯飲むとしたら、スナックとパブ、どちらでしょうか?
最近では、見ただけでは、スナックだかパブだかよくわからない店も増えました。
でも、実はスナックとパブでは、いろいろと違いがあるんです。
違いを知っておくと、一人飲みでも、人と一緒でも、シーンに合わせて店を選ぶことができます。
この記事では、スナックとパブの違いを、意味や見分け方を含めて、分かりやすく解説していきます!
それぞれの意味は?スナックとパブの違い!
スナックやパブが、客にアルコールを提供する店だということは知っています。
では、そもそも、スナックとパブの意味ってなんでしょうか?
スナックの意味
『スナック』は、『スナックバー』の略語で、バーの一種です。
スナックだけなら、英語で書くと『snack(スナック)』で、軽食という意味になります。
スナックの語源は、英語の、snack bar(スナックバー)。
そして、その名前の通り、
スナックはバーのひとつの形態
なのです。
アルコール以外に、スナック(軽食)を提供するバーというのが、このスナックバーの由来なんですね。
パブの意味
パブはもともと、イギリスで流行った酒場のことを言います。
その酒場、『Public house(パブリックハウス)』を略して、パブと呼んでいます。
本家イギリスでは、カウンター席に椅子を設けて、ビールを中心とした酒類を提供する店で、街のあちこちで見受けられます。
年齢を問わず親しまれ、キッズルームを備えたパブもあるほど。
日本でも、イングリッシュパブやアイリッシュパブなど、パブの伝統を守っている店がたくさんあります。
でも、本場のイギリスのような形態のパブの他に、風俗店にもパブという名前をつけているところも増えてきました。
この形態は、パブとは言っても、本来のパブとは違った意味合いと理解したほうがいいでしょう。
スナックとパブの見分け方
スナックとパブの意味は分かりましたね。
ただ、外から見ただけでは、スナックかパブか分かりにくい店、ありますよね。
いったい、スナックとパブの見分け方ってあるのでしょうか。
形態で見分ける
スナックの形態
カウンター越しに接客し、お酒や軽食を提供するのが、一般的なスナックの形態です。
店主は女性であることが多く、その女性は『ママ』と呼ばれています。
カウンターに座った客を、ママが話し相手になってもてなしたり、また時には一緒にカラオケを歌ったりすることも。
ママが中心の接客で、従業員は少なめです。
店内は、カウンターとテーブル席で、スペースは比較的狭いところが多いですね。
パブの形態
店内でお酒を提供する、洋風の居酒屋が、パブの形態です。
カウンターとテーブル席を揃えた店、カウンターはなくテーブル席のみの店など、店構えはいろいろです。
スナックよりもスペースが広く、従業員も多いですね。
本来のパブは、
社交の場になるような、賑やかな洋風居酒屋
のことですが、
近年では、店のコンセプトをはっきり打ち出す傾向のパブも増えてきました。
カラオケで楽しむことが主体の、カラオケパブ
ショーを見せる、ショーパブ
外国人のホステスさんが接客する、国名を名前に付けたパブ
などです。
客層で見分ける
スナックの客層
大部分のスナックは、客の年齢が高めです。
また、スナックは、常連客が多く、ママや店員さんも含めて和気あいあいとしています。
年齢層も高めなので、会話や飲み方など、なんとなく大人の雰囲気ですね。
パブの客層
スナックと比較して、パブの客層は若いです。
近年、英国パブをモデルにした正統派パブは、
20代~30代の若い客層を取り込むこと
に積極的です。
そのため、賑やかで活気のある社交の場というイメージを演出しています。
営業形態としてのスナックとパブ
スナックやパブは、公安委員会から、『風俗営業許可』を受けています。
客を接待して遊行または飲食をさせるスナックやパブは、『第一号許可』が必要です。
この許可の中には、客室面積や照明の明るさなど、細かい決まりがあります。
一軒一軒違った個性があるスナックやパブですが、こういった管理のもとに置かれているのですね。
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まとめ
スナックもパブも、アルコールを提供する店のことです。
スナックとパブの本来の意味は、次のようになります。
スナック
⇒『スナックバー』のことで、バーの一種。
パブ
⇒もともと、イギリスで流行った酒場のこと。
『Public house(パブリックハウス)』を略した呼び名。
さらに、スナックとパブを見分けるには、店の形態と客層をチェックしましょう。
スナックの形態と客層
カウンター越しに接客し、お酒や軽食を提供する形態が、一般的なスナック。
店主は『ママ』と呼ばれて、店のスペースは狭い。
客年齢が高く、常連客が多くて大人の雰囲気。
パブの形態と客層
店内で酒を提供する、洋風居酒屋のような形態がパブ。
店のスペースはスナックより広めで、店員も多い。
客層が若く、賑やかな社交場の雰囲気。
外でお酒を飲みたい時、お店の選択はとても重要です。
スナックとパブの違いを知って、店に入ってから
なんてことのないようにしましょう!