魚を買うとき、
同じ魚でも、見た目や味が違って分からない
という人もいますよね。
また、
料理法やよく似ている魚は、何が違うのか
と思う人もいるでしょう。
見分けがつきにくいことが多い魚ですが、その中でも、
『タラ』
は、とくに違いに気づきにくい魚となっています。
この記事では、
タラの種類と違い
について紹介します。
しっかりと見分けるためにも、参考にしてみてください。
生ダラ・真ダラ・銀ダラ・甘塩タラ違いや値段
タラと言えば、
タラ目タラ科タラ亜科
に属する魚として、昔からよく食べられてきた魚です。
種類としては、
- 真ダラ
- スケトウダラ
- コマイ
が、日本ではよく見られる品種なります。
これらのタラは、
『提供方法で呼び名が変わる』
ことが多いため、1つずつ紹介していきます。
生タラ・真ダラ
まずは、タラのうち、
『生タラ』
と呼ばれるものを紹介します。
生タラは、いわゆる、
『真ダラ』
を表すものであり、どちらも同じものと思って良いです。
他の名前としては、
『ホンダラ』
という呼ばれ方もしています。
昔から、日本では食べられている魚であり、
『深海に住んでいることが多い』
ので、底引き網などで漁獲されることが多いです。
寒冷地に住んでいることから、漢字は、
鱈(たら)
と書いて、寒いときに降る雪の字が使われています。
食べる時は、刺身というよりも、
- 鍋料理
- 干物
- 揚げ物
などにされることが多いです。
他にも、加工品の材料としても使われています。
また、内臓を使って、『塩辛』にすることも有名であり、よく食べられていますよ。
生タラ・真ダラの値段は、状態にもよりますが、
500グラム1,500円
くらいが相場となっています。
旬の時期は、
10月~3月
になるので、その時に探してみることをおすすめします。
銀ダラ
次に紹介するのは、『銀ダラ』。
銀ダラという名前なので、他のタラと同じ種類と思われがちですが、そうではありません。
銀ダラの種類は、
カサゴ目ギンダラ科ギンダラ属
となっています。
カサゴの仲間であり、ギンダラ属なので、他に銀ダラという品種はいない魚となっています。
見た目がタラに似ているのですが、
『深海魚』
という点は、タラと同じです。
主に、タラの代用品として使われることが多く、
『見た目が黒っぽい』
ことから、見分けは意外とつけやすくなっています。
代用品とはいえ、その味には定評があり、
1切300~600円
くらいが相場です。
昔は、まだ安かったのですが、需要が増えたことから、値段も上がるようになっていきました。
調理法は、
- 塩焼き
- 味噌漬け
- 煮つけ
- 刺身
- 揚げ物
などがおすすめです。
美味しい魚なので、食べてみてくださいね。
甘塩タラ
同じタラでも、
『甘塩タラ』
あることを知っていますか?
よく魚を買う人は知っていると思いますが、生タラに少し細工をしたものとなります。
とはいっても、そこまで難しいことをするわけではなく、
『3枚におろしたタラを塩水に漬けるだけ』
となっています。
お店で販売している甘塩タラのような味は、
素人では、なかなか再現できない
とされているため、買った方が美味しく食べることができます。
甘塩タラは、
500グラム700~800円
程度が相場となります。
料理として使う場合は、
- 鍋料理
- 炒め物
- 焼き料理
- 炊き込みご飯
- スープ
などがあります。
どんな料理に使っても合うので、ぜひ買ってみてください。
タラを食べるなら、1尾丸ごと
タラには違いがあり、
『調理方法によって、さらに美味しく食べられる魚』
となっています。
ですが、タラを買う時、大抵の人が、切り身を買っています。
それでも問題はないのですが、出来るなら、
『タラを丸ごと買う』
ことをおすすめします。
タラは、切り身だけでなく、
『内臓系』
も美味しく食べることが出来る魚です。
特に、タラに含まれている、
- 白子
- 真子
などは、美味しい部位としておすすめですよ。
下処理方法も、比較的簡単に出来るため、
『試しに丸ごとタラを買う』
ことも、検討してみてください。
タラを1尾丸ごと買った場合の相場
タラを丸ごと買う場合、
『季節や状態によって、相場が変わってくる』
ことになります。
白子入りのタラは、
1~2キロ2,000~3,000円
が相場となっています。
これが、白子なしであれば、
1,000~1,500円
くらいが相場になります。
ですが、せっかくタラを美味しく味わうなら、
断然、白子入りを選ぶ
ほうが良いでしょう。
さばき方が、よく分からないという人もいますが、
『少し調べれば、さばき方が載っている』
ため、挑戦してみることをおすすめしますよ。
タラのさばき方を見たい人は、コチラでも紹介されているので、参考にどうぞ。
スポンサーリンク
まとめ
『タラは、多少の違いがあっても美味しく食べられる』
ということが言えます。
スーパーなどで、よく見ることが多いタラですが、
それぞれ少しずつ違いがある
ため、一概にどれが良いかは決めることが出来ません。
ですが、あらかじめ違いを知っておくことで、タラを余すことなく味わうことが出来るようになるでしょう。
記事を参考にして、少しでもサバを美味しく食べられるようにしてみてください。