2018年5月31日に、尾木ママこと尾木直樹さんが自身のブログで怒りの投稿をしています。
連日報道されていた日大アメフト関係の話題で、
『学生』のことを『生徒』と呼んでいること
について言及しています。
確かに『学生』と『生徒』では、受け取る印象は異なりますよね。
はたして『学生』と『生徒』の意味には、どんな違いがあるのでしょうか。
また、尾木ママが、ここまで怒る理由はなんでしょうか?
この記事では、学生と生徒の違いと、尾木ママが激怒する理由を解説していきます。
学生と生徒の違いは?
『学生』や『生徒』という言葉は、よく耳にしますよね。
しかし、『学生』と言われることや『生徒』と言われることに疑問を持つ人は少ないです。
先生によって、呼び方が違う人がいる
くらいに感じる程度でしょうか。
尾木ママは、日大アメフト関係の話題で
『学生』を『生徒』と呼んでいることに対して違和感
を感じています。
尾木ママは教育者なので、『学生』を『生徒』と、間違った呼び方をしていることが許せなかったわけです。
そんな尾木ママのブログに書かれていた内容が、こちら。
テレビの中で日大関係の話題の中で学生のことを『生徒』『生徒』と呼ばれているのに大変な違和感覚えます!
生徒は高校生まで
・教えを受けて実行する人
のことです。
これに対して『学生』は
・自立的、主体的に探求する人のことです
大学生はしたがって『学生』なんですよ。
このように発言しています。
尾木ママ以外にも、駒澤大学の伊藤茂樹教授も『違和感がある』としています。
『生徒』とは、
未熟で他律的、依存的に『教えられる』存在。
『学生』は、
自律的、自立的に『学ぶ』者。
と区別してきました。
なので、大学生に対して『生徒』と呼ぶことに、違和感があると感じているわけです。
尾木ママも、法政大で教鞭をとっていたこともあるので、この呼び名には敏感になっているみたいですね。
小学生⇒児童
中学生・高校生⇒生徒
大学・短期大学・専門学校⇒学生
とされているんです。
並べてみると、確かに呼び名がしっくりときます。
日常の会話の中では、『児童』と『生徒』の線引きは、上記のイメージですが、『生徒』と『学生』は混在しているかもしれませんね。
意味を知ってしまえば、
学生の立場の人に対して、生徒と呼ぶのは失礼にあたる
ということは納得できますね。
尾木ママが激怒する理由
尾木ママは、これまで日大アメフト関連の問題については、宮川選手の会見を見て、
日大は本当に教育機関なのでしょうか?!
と日大の対応に激怒していました。
尾木ママは、同じ教育者として、たとえ学生が起こした問題だったとしても、
教育者として宮川選手だけに、会見をさせたことが信じられない
といった様子。
アメフト部だけでなく学生部や体育局、相談室まで指導・援助の手を差し伸べないなんて同じ大学人として【考えられません】!!
と、日大のアメフト部だけでなく、日大の他の教育者も指導や援助をしていないことに怒りが抑えられません。
教育機関としてのプライドを取り戻してほしい
とも言っています。
日大アメフトの問題は、教育者としての在り方も問われました。
同じ教育者として、日大の対応は、ありえないものだと怒りがこみ上げてくるのも当然のことかもしれません。
この日大アメフト問題は、学生なら学生の立場で、保護者なら保護者の立場、そして教育者は教育者の立場で見られます。
ただ、どの立場で見ても、日大の教育者の対応については納得のいくものではなさそうです。
学生と、しっかりと向き合い、教育について考えてきた尾木ママにとって、絶対に許すことはできない日大の対応。
そういった背景があった為、『学生』を『生徒』と呼ぶことに対して、ここまで激怒したのでしょう。
そして、日大アメフト問題は、とても注目されている社会問題なので、こうした
言い間違いを訂正してほしい
という想いが強くなったと考えられます。
尾木ママはさらに、
番組司会の方は訂正されるといいと思います
と、この問題を取り扱っている番組の司会者に、『生徒』と『学生』の呼び名の訂正を促しました。
報道は正しいことを発信する立場ですから、言葉の意味をしっかりと理解してもらいたいものですね。
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まとめ
学生と生徒の違いは、
- 生徒は高校生までの呼び名。教えを受けて実行する人。
- 学生は大学生など自立的・主体的に探究する人。
となります。
大学教員の一部は、大学生に対して『生徒』という呼び名を使用することに、違和感を感じているのです。
尾木ママが激怒した理由は、
日大アメフト問題での日大の対応
が、納得のできる内容ではないこと。
さらに、連日ニュースで取り上げられ、注目度の高い問題であることから
きちんとした呼び名に訂正してほしい
と考えているためです。