公立と私立と市立の違いをわかりやすく解説!定義は設立した機関?

日本において、学校や幼稚園などの施設を見ていると、

公立・私立・市立

などが、頭についていることがあります。

これらは、

『その施設を、どこが建てているのか』

を表し、学校選びで見られることが多くなっています。

ですが、実際のところ、

公立・私立・市立の違いが、よく分からない

と思っている人も多いのです。

この記事では、

公立・私立・市立の違い

について解説します。

ぜひ学んでください。

公立・私立・市立の違いや定義をチェック

公立・私立・市立と聞けば、施設の違いなどに目がいきますよね。

では、なぜ目がいくのかと言えば、

『どこが管理しているかによって、施設にも違いが出てくるから』

なのです。

公立は『国や地方自治体が運営する施設』

まず、公立について解説します。

公立は、簡単に言うと、

国や地方自治体が建てて、運営している施設

となります。

公というのは、

『公(おおやけ)』

と読み、公的機関を表しているのです。

つまり、公とつく施設は、

普段、住民が支払っている税金で運営されている

ことになります。

その為、施設利用料金などは、

国や地方自治体の援助が出ているため、安くなっている

という特徴があるのです。

個人が運営する施設より、安くなっているので、

『利用者に優しい』

と言えます。

ですが、その一方で、

『施設は、最低限の設備しかない』

という特徴もあります。

これは、各地方自治体によって違いますが、概ね、

使用ができる最低ラインで、施設が構成されている

ため、特別に便利という印象は持たれません。

とは言え、安く施設を利用できることに変わりはなく、

あまりお金を使いたくない

と考えている人には、嬉しい作りになっています。

捉え方は様々ですが、

『公立施設は、国や地方自治体がバックアップしている』

と覚えておきましょう。

私立は『個人や法人が運営する施設』

次に、私立について解説します。

私立は、簡単に言うと、

個人や法人団体が運営する施設

となります。

つまり、

国や地方自治体のバックアップがない施設

ということです。

もう少し、分かりやすい例を出すと、

個人経営しているお店

となります。

公立と違って、

施設の充実度が高く、多くの人が満足できる環境が整っている

ことが特徴です。

ですが、こうした特徴がある背景には、私立ならではの理由があるのです。

その理由とは、

『公的なバックアップがない分、自分たちで運営費用を稼がなくてはならない』

といったことが挙げられます。

私立は、あくまで、

個人や法人団体が、自分たちのお金を使って運営している

ため、国や地方自治体の金銭援助は、行われないのです。

そのため、運営にかかる費用は、

施設利用者から、多くの利用料を支払って貰わなければならない

ため、必然的に公立より料金は上がってきます。

ですが、こうしなければ、

私立の施設は、運営が成り立たなくなる

ため、致し方ない面があるのは、否めません。

その分、より多くの人に満足してもらうため、

公立よりも、充実した施設や制度を作る

ことで、メリットを増やしているのです。

平たく言うと、

より良い施設を用意する代わりに、それに見合った料金を支払ってもらう

ことが、私立の基本運営となります。

こうした考え方は、ほかの商売と何ら変わらず、当たり前のことです。

もし、私立の施設を利用するなら、施設の充実度に見合った料金がかかることを、覚えておいてください。

市立は『公立の一部』

次は、市立の解説をしていきます。

市立は、簡単に言うと、

公立の一部となる施設

になります。

市とは、『市町村』の区分に入る、立派な公的機関です。

そのため、市立と名がつけば、等しく、

地方自治体が管理運営する施設

となるのです。

これは、市立以外にも言えることです。

  • 国立
  • 都立
  • 道立
  • 府立
  • 県立
  • 町立
  • 村立
  • 組合立

など、各地方を管理運営する公的機関の名称がついている施設は、等しく公立となるのです。

これらの施設は、

国や地方自治体がバックアップしている

ため、運営に関しては、私立より余裕があると言えます。

ですが、その分、

最低限、必要な施設の提供しかしていない

ことも多く、人によっては満足できないときがあるのです。

ですが、やはり、

施設利用料金は安くなっている

ため、お金を使いたくない人にとっては、嬉しいメリットと言えますね。

公立・私立・市立管理する人や団体が違う

ここまでの内容を見ると、

『どこが管理するかによって、名称に違いが出ている』

ということが分かります。

また、国や地方自治体のバックアップがあるかどうかで、

施設や運営方法に違いが出ている

と言えます。

そして、この影響を最も受けやすいのは、『学校』と言えるのです。

学校選びは、違いを見なければならない

現在、人が生まれてから大人になるまでの間、『進学』という人生のイベントに、ぶつかります。

そして、進学する学校によって、

『その人の人生に大きな影響を与える』

ことになるのです。

そして、子供を持つ親は、公立・私立・市立など、進学させる学校を、家庭の状況を見ながら決めていきます。

学校の特徴としては、

  • 費用は安上がりでも、最低限の施設しかないのが公立
  • 費用は高いが、充実した施設や制度を整えているのが私立

となります。

ちなみに、大まかな費用の違いにあっては、高校の場合、

私立の方が、公立より100〜200万円程度高くなる

とされています。

これは、あくまで一般的な数字です。

中には、

『500万円以上の違いがある』

といったこともあるのです。

また、いくら施設が良くても、子供が望んでいる環境ではない場合、無駄なお金を使ってしまうことにもなりかねません。

こうしたことから、子供の学校を決めるときは、

『希望に叶った学校であり、かつ費用を支払うことができるかどうか』

を、しっかりと考えていく必要があるのです。

公立・私立・市立と、一言で言っても、様々な特徴があるため、しっかりと情報を集めておきましょう。

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まとめ

『公立・私立・市立は、それぞれ管理している人や機関が違うもの』

ということが言えます。

様々な場所にある施設は、

『誰が運営しているかによって、内容が変わってくる』

ものです。

そのため、こうした違いをあらかじめ知っておかなければ

『損をしてしまう可能性が高くなる』

でしょう。

そうした事態を避けるためにも、

『公立・私立・市立の違いを、しっかりと把握しておく』

ようにして、自分に合った施設を利用するようにしてみてくださいね。

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