仮面ライダーシリーズには、必ずと言っていいほど、
ヒロイン
が一人はいます。
昭和ライダー時代からヒロインは存在し、昭和の中でも最初期の頃は、たくさんのヒロインがいたんですよ。
そんな仮面ライダーシリーズにおけるヒロインを演じた女優は、どんな人でしょうか?
この記事では、昭和ライダーシリーズに出演した、ヒロインたちを紹介していきます。
昭和ライダーの歴代ヒロイン女優を紹介!
『仮面ライダー』のヒロインたち
初代『仮面ライダー』のヒロインは、一人だけではありません。
『仮面ライダー』には、立花レーシングクラブの一員として、ライダーガールズなるヒロインたちが多数登場したのです。
それぞれのヒロイン、そしてヒロインを演じた女優の一覧が、以下の通りとなります。
『仮面ライダー』のヒロイン一覧
緑川ルリ子:真樹千恵子
野原ひろみ:島田陽子
ユリ:沖わか子
マリ:山本リンダ
ミチ:中島かつみ
エミ :高見エミリー(現:鳩山エミリー)
ミカ :杉林陽子
トッコ :中島真智子
ヨッコ :中田喜子
チョコ :ミミー
なんと総勢10人!
- 『続・氷点』の辻口陽子役で一気に人気に火が付き、海外作品にも出演し『国際女優』と言われる島田陽子さん
- 『こまっちゃうナ』や『狙いうち』などで有名な歌手の山本リンダさん
- 『渡る世間は鬼ばかり』の高橋文子役でお馴染みの中田喜子さん
- 元女優で、ハーフタレントとして人気を博した高見エミリー(鳩山エミリー)さん
など、現在でも有名な女優、元女優が何人も出演していました。
ちなみに、この中でユリだけは唯一、
登場から最終回まで出演しきったヒロイン
となります。
『仮面ライダーV3』:小野ひずる
ヒロインが大量にいた初代から変わり、『仮面ライダーV3』では、ヒロインはたった1人・珠純子のみでした。
その珠純子を演じたのが、小野ひずるさんです。
『仮面ライダーV3』が放送されていた同年の1974年には、『ウルトラマンレオ』で、かぐや姫役として出演。
しかし、1978年に結婚したことをきっかけに、芸能界を引退してしまいました。
昭和ライダーのヒロインは、結婚などで芸能界を引退してしまう人の割合が高かったんですよ。
『仮面ライダーX』のヒロインたち
『仮面ライダーX』では、路線変更のため、ヒロインが途中交代しています。
美山尚子
第1話~第8話まで、双子の水城涼子・水城霧子姉妹を1人2役で演じていたのが、美山尚子さんでした。
美山尚子さんは、番組のテコ入れの都合上、降板となってしまうのですが…
この時、降板を知った主人公役の速水亮さんが、美山尚子さんを励まし、それをきっかけに連絡を取り合うようになりました。
そして遂には
1975年に結婚しました!
速水亮さんと美山尚子さんは、仮面ライダー婚だったんですね!
彼女は、この結婚を機に芸能界を引退しています。
小坂チサ子(仁和令子)・早田みゆき
おやっさんこと立花藤兵衛の経営している喫茶店COLで、ウェイトレスとして働いていた女子大生2人が、チコとマコです。
左のショートカットのマコを演じたのが元女優の早田みゆきさん
右のロングヘアーのチコを演じたのが、当時は小板チサ子として活動していた女優の故・仁和令子さん
仁和令子さんは、『必殺』シリーズや『水戸黄門』、『暴れん坊将軍』など多くの時代劇に色々な役で出演していました。
『仮面ライダーアマゾン』:松岡まりこ
『仮面ライダーアマゾン』でヒロインの岡村りつ子を演じていたのが、元女優の松岡まりこさんです。
特撮番組には多く出演し、『仮面ライダーアマゾン』以外にも、
- 『ウルトラマンレオ』のアンドロイド少女・カロリン役
- 『アクマイザー3』の峰川ミサキ役
- 『超神ビビューン』の千春先生役
- 『UFO大戦争 戦え! レッドタイガー』
- 『恐竜戦隊コセイドン』のジュン役
などに出演しました。
その後は、芸能界を引退しています。
彼女は、手根管症候群という病気を発症し、左手が動かなくなってしまう悲劇に見舞われました。
手術をして何とか動くようになり、現在はハンドメイドアクセサリーブランドを立ち上げて活動中です。
『仮面ライダーストロンガー』:岡田京子
『仮面ライダーストロンガー』で、仮面ライダーシリーズ初の変身ヒロインとして登場したのが、
岬ユリ子・電波人間タックル役の岡田京子さん
でした。
その後は芸能界を引退しています。
『仮面ライダーストロンガー』での縁で、同作のメイク担当だった小山英夫さんと結婚、一女の家族を育んだのですが…
持病だった喘息による内臓疾患で、なんと27歳という若さで亡くなっています。
『仮面ライダー(新)』(スカイライダー)のヒロインたち
初代『仮面ライダー』への原点回帰な一面があっただけに、『仮面ライダー(新)』(スカイライダー)もヒロインがたくさん存在していました。
『スカイライダー』のヒロインは、以下の5人です。
叶みどり:田中功子
杉村ミチ:伏見尚子
野崎ユミ:巽かおり
伊東ナオコ:鈴木美江
小沢アキ:江口燁子
ほとんどが知名度がない中で、最も有名なのは鈴木美江さんですね。
現在は、『鈴木淑恵』の名前で活動し、過去には『おしん』の田倉あかね役や、『円盤戦争バンキッド』の白鳥ほのか・パンキッドスワン役も演じています。
『仮面ライダースーパー1』のヒロインたち
『仮面ライダースーパー1』には、2人のヒロインが登場しました。
草波ハルミ役:田中由美子さん
水沼マサコ役:永塚りえこさん
永塚りえこさんに関しては、全く情報がありません。
一方の田中由美子さんは、『UFO大戦争 戦え! レッドタイガー』や『電子戦隊デンジマン』といった特撮番組に出演。
舞台『おもろい女』では、森光子さんの少女時代を演じています。
『仮面ライダーZX』:三宅友美子
『仮面ライダーZX』のヒロイン・一条ルミを演じたのは、三宅友美子さん。
これ以外のデータがなく、謎に包まれた人物のため、既に芸能界を引退しているのだと思われます。
『仮面ライダーBLACK』のヒロインたち
『仮面ライダーBLACK』には、
秋月杏子役:井上明美さん
紀田克美役:田口萌さん
という2人のヒロインがいました。
井上明美さんは、はじめは『美少女倶楽部』(B・C・G)のメンバーとしてアイドルをしていました。
女優としてはNHKの朝ドラ『ひらり』などに出演しましたが、現在は芸能界を引退しています。
田口萌さんは、女優としては『美少女仮面ポワトリン』のかぐや姫役や、『特救指令ソルブレイン』の夏木圭子役などに出演。
テレビ番組では、『房総さわやかマップ』のメインパーソナリティや『悠々!お昼です』のコーナーリポーターを務めていました。
『仮面ライダーBLACK RX』のヒロインたち
『仮面ライダーBLACK』の続編となる『仮面ライダーBLACK RX』では、
白鳥玲子役:高野槇じゅん(澄川真琴)さん
的場響子役:上野めぐみ(深山凛)さん
がヒロインを務めました。
白鳥玲子役の高野槇じゅんさんは、メタルヒーローシリーズに多く出演しており、
- 『時空戦士スピルバン』
- 『超人機メタルダー』
- 『特警ウィンスペクター』
の3作品に出ています。
上野めぐみさんは、主に特撮作品や時代劇にゲストとして多数出演。
ブログが2003年に削除され、それ以降は活動が見られないことから、既に芸能界を引退しているものと思われます。
『真・仮面ライダー 序章』:野村裕美
『真・仮面ライダー 序章』でヒロインの明日香愛役を演じたのは、野村裕美さんです。
『資生堂 エクボ堂』や『平和島クアハウス』など多くのCMや、『さよならをもう一度』などのドラマに出演していました。
現在は、芸能界を引退しています。
『仮面ライダーZO』:森永奈緒美
『仮面ライダーZO』でヒロインの玲子を演じたのは、森永奈緒美さんです。
特撮作品における森永奈緒美さんといえば、やはり
『宇宙刑事シャイダー』のアニー役
が、もっとも有名です。
芸能界は、1998年に一度引退しましたが、2014年の『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』で女優に復帰しています。
『仮面ライダーJ』:野村佑香
昭和ライダー最後の作品『仮面ライダーJ』で、ヒロインの木村加耶役を演じたのは、野村佑香さんです。
3歳の頃から子役として活動していて、『木曜の怪談』の紺野エリカ役などを演じました。
ジュニアアイドルブームの先駆けにもなった存在なんですよ。
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まとめ
初代のライダーガールズの一員の中には、
- 山本リンダさん
- 島田陽子さん
- 高見エミリー(鳩山エミリー)さん
など、現在でも有名な芸能人がいます。
でも、当時の”家”という観念からか、
結婚などで早々に芸能界を引退してしまう人が多かった
という印象です。
また、近年のライダー作品に比べると、
あくまで一般人であり、物語の根幹にかかわるようなキャラクターではない
という特徴もありますね。
あくまで『番組の華』として添えている立ち位置というわけです。