ケンタッキーは小さくなった?チキンやチキンフィレサンドを調査

ケンタッキー・フライド・チキン(以下ケンタッキー)は、おいしさへのこだわりが強いためか、価格が比較的割高です。

価格が高いにも関わらず、チキンの大きさが小さいと、がっかりしてしまいますよね。

近年、ケンタッキーを利用した人から、

「ケンタッキーのチキン小さくなった?」

という声が見られ、ケンタッキーの商品が小さくなっている疑惑が浮上しています。

さきほどのガッカリが現実になってしまうわけですが、果たしてケンタッキーは本当に小さくなったのか?

この記事で、ケンタッキーのチキンやチキンフィレサンドの大きさの真相を調べてみました。

ケンタッキーのチキンやチキンフィレサンドは小さくなった?

ケンタッキーといえば、カーネルサンダースで有名な、フライドチキンを主力にしているファストフードチェーンです。

チキン関連の商品が充実し、フライドチキン以外にも、チキンを使ったバーガーメニューも存在しています。

日本におけるケンタッキーは、1970年の11月に1号店が開かれたため、

2020年は日本上陸50周年!

まさにメモリアルイヤーというわけです。

そんなケンタッキーなのですが、人気商品のオリジナルチキンやチキンフィレサンドに、ある噂が流れています…。

その噂というのが、

チキンやチキンフィレサンドの大きさが小さくなった

という疑惑です。

TwitterなどのSNSや、個人ブログの記事を見ていても、

ケンタッキーが小さくなってる!

昔食べた時に比べるとチキンが小さくなってるのに値段は高い…

チキンフィレサンド、前より小さくなってる?

という声が見られます。

Yahoo!知恵袋のような質問サイトにも、

ケンタッキーのチキンって小さくなりましたよね?

昔に比べてチキンの大きさが半分くらいになってませんか?

私の気のせいでしょうか?

といった質問がいくつもありました。

実際のところ、ケンタッキーのオリジナルチキンやチキンフィレサンドは本当に小さくなっているのでしょうか?

ケンタッキーチキンやチキンフィレサンドが小さくなった噂の真相

そこで、ケンタッキーの商品が本当に小さくなったのか調べてみたのですが…

残念なことに、小さくなった気がするという発言しか見られず、

チキンやチキンフィレサンドが小さくなったという、確たる証拠はありません。

つまり、現状では、

ケンタッキーの商品が小さくなった気がするだけで、実際に小さくなったかどうかはわからない

というのが結論です。

実際に大きさの比較をしている人もいないからです。

ただ、ケンタッキーは実質値上げではなく、

値上げによって情勢に対応している側

なので、大きさは変わっていない可能性もあります。

…と、結論づけようとしていたのですが、ここで、1つ気になる情報を発見!

Yahoo!知恵袋で、

チキンの大きさが、以前食べた時の半分くらいになっていること

に疑問を抱いた人がいました。

その人が、チキンの大きさが小さくなっていることを質問した際に…

ケンタッキーに勤務しているという人(カテゴリマスター)が回答をしていたのです。

その回答者によると、

ケンタッキーのフライドチキンの基準値はあまり変わっていないため、半分になっていることはない

とのこと!

そのうえで、チキンが小さいと感じる理由には、

  • 基準値にも、幅があるため下限ギリギリのサイズが多く入荷されている時期だった
  • 下手な店員が調理したせいでチキンの塩分濃度が高くなり、大きさが縮んでいた
  • 販売可能時間ギリギリのチキンだったため、水分が失われて大きさが縮んでいた

との推測をしていたのです。

ここで筆者が注目したのは、1つ目の理由に挙げられた、

チキンの大きさの基準値

です。

ケンタッキーには、チキンの部位によって大きさの基準値が定められており、

○○(部位)は△グラム~□グラム

といったように、大きさの基準値にはバラつきがあります。

メモ

たまにクレーマーが、基準値が下回っているチキンを発見した際に、ケンタッキーにクレームを入れることがあったりします。

基準値にバラつきがあるということは、

仮に基準値の下限ギリギリのチキンばかりが入っていた場合、チキンが小さくなったように感じてしまう…

その事例があってもおかしくはありません。

さらに邪推するのであれば、

店によっては、あえて基準値の下限ギリギリの大きさにカットしてコスト削減を図っている…

そんな可能性もありますよね。

事実、先ほどのケンタッキー従事者が別の質問に回答した際に、このようなことを書いていました。

使用するチキンには全て規定の重量があり、昔はその規定の上限に近いものが多かったのですが、規定範囲等は変わっていないもののそこまで大きいものは見かけなくなったかな…

とは個人的に感じます。

あながち間違いではないのかもしれません。

ケンタッキーのチキンが小さくなったのは、

昔は基準値の上限に近い大きさのチキンが多かったが、今は基準値の下限ギリギリのチキンが増えたため、昔に比べてチキンが小さく感じてしまう

という、カラクリの可能性大です。

いずれにせよ、消費者には全く嬉しくないのですが…。

次に、チキンフィレサンドです。

チキンフィレサンドも、SNSなどで大きさが小さくなった!とよく言われているのですが…

こちらも先程のカテゴリマスターの投稿により、

チキンフィレサンドの大きさが小さくなったのは、事実である

と判明しました。

チキンフィレサンドに使われているチキンそのものの大きさは、変化ありません。

しかし、

バンズが度重なる改良によって小さくなった

という情報が得られました。

どうやら、バンズの形を丸くしたり四角くしたりを繰り返しているうちに、小さくなってしまったみたいですね。

チキンフィレサンドにおいては、大きさが小さくなったという消費者の感覚は間違っていなかったことになります。

また、余談ですが、ケンタッキーはツイスターも小さくなっています。

ツイスターが小さくなった背景には、

  • 購入者には女性が多く、ツイスターの主要購入層である女性たちから食べきれないという意見が多く寄せられた
  • ツイスターが大きいと生地を折りたたむため、最後に生地が大量に残り食べにくかった
  • 原材料である小麦の高騰

などの理由があり、これらを踏まえて、

女性が食べやすく、生地だけが残りにくい小さなサイズに改良した

とのことです。

かつて、

商品が改良によって大きくなることはない

という言葉をどこかで見かけたことがあるのですが、ケンタッキーはまさにその通りの事例ですね。

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まとめ

結論として、オリジナルチキンについては、

チキンの大きさの基準値は変わっていないが、基準値の下限に近いサイズのものが多く使われるようになった

という、カラクリによって小さくなったと感じるようになりました。

一方で、チキンフィレサンドは、

チキンの大きさは変わっていないが、バンズの大きさは改良によって小さくなった

ことから、チキンフィレサンドが小さくなったのは事実です。

チキンの大きさが統一されているわけではなく、大きさにバラつきがあるのは、消費者にとって不公平に感じるかもしれませんね。

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