与田剛監督2年目のシーズンとなる2020年の中日ドラゴンズ。
怪我人に悩まされるシーズンとなっています。
アクシデントによる主力選手の離脱は、選手層の薄い中日にとって、大きな痛手です。
そんな時に重要になってくるのが、離脱した主力の穴を埋める選手を育てられるかどうか。
つまり、
選手を育てる中日のコーチ陣がカギを握る
と言っても過言ではありません。
では、2020年の中日のコーチ陣は、どんな顔ぶれなのでしょうか?
この記事では、中日の2020年シーズンのコーチ一覧、そしてコーチの年俸を紹介していきます。
中日の2020年シーズンの1軍コーチ一覧と年俸
中日ドラゴンズの2020年シーズンのコーチを、1軍と2軍に分けて紹介していきます。
まずは、1軍のコーチからです。
役職
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名前
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背番号
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年俸
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監督 | 与田剛 | 92 | 1億円 |
ヘッドコーチ | 伊東勤 | 83 | 5000万円 |
巡回打撃コーチ | アロンゾ・パルエル | 93 | 3000万円 |
打撃コーチ | 村上隆行 | 85 | 2000万円 |
打撃コーチ | 栗原健太 | 73 | 2000万円 |
投手コーチ | 阿波野秀幸 | 74 | 2000万円 |
投手コーチ | 赤堀元之 | 84 | 2000万円 |
バッテリーコーチ | 中村武志 | 80 | 2000万円 |
内野守備走塁コーチ | 荒木雅博 | 88 | 2000万円 |
外野守備走塁コーチ | 英智 | 89 | 2000万円 |
コンディショニングコーチ | 三木安司 | 91 | 1200万円 |
コンディショニングコーチ | 塚本洋 | 95 | 1200万円 |
1軍のコーチは、以上の顔ぶれになりました。
2020年から新たにスタッフとして加わったのは、
アロンゾ・パウエル巡回打撃コーチ
栗原健太打撃コーチ
の2人です。
アロンゾ・パウエルコーチは、中日の選手として在籍していたこともあり、
外国人野手として初の3年連続首位打者
を記録するなど活躍しました。
引退後は、3Aやメジャーリーグの打撃コーチを経て、2020年から1軍と2軍を巡回する、巡回打撃コーチとして中日に帰ってきたのです。
もう1人の栗原健太コーチは、現役時代は広島・楽天でプレーしていたスラッガーです。
現役引退後は、楽天でコーチを務め、この時の縁から、中日の打撃コーチとして招聘されたと思われます。
栗原健太コーチが楽天でコーチをしている時、与田監督も投手コーチとして楽天に在籍していた。
コーチ一覧を見ると、年俸の法則がわかりますね。
- ヘッドコーチは5000万円
- 巡回コーチは3000万円
- 普通のコーチは2000万円
- コンディショニングコーチは1200万円
おそらく、ヘッドコーチは変動制だと思われます。
伊東勤ヘッドが、監督経験もある実力者ゆえに、この年俸になっているのでしょう。
というのも、落合監督時代にヘッドコーチを務めていた森繁和さんの年俸は、3000万円台後半~4000万円台で変動していたからです。
伊東勤ヘッドの年俸が、5000万円台の大台に乗るのは、実績も加味されていると推測できますね。
中日の2020年シーズンの2軍コーチ一覧と年俸
次は、2軍のコーチ一覧です。
役職
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名前
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背番号
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年俸
|
監督 | 仁村徹 | 72 | 3000万円 |
野手総合コーチ | 立石充男 | 90 | 2000万円 |
打撃コーチ | 波留敏夫 | 71 | 2000万円 |
投手コーチ | 門倉健 | 87 | 2000万円 |
投手コーチ | 小笠原孝 | 86 | 2000万円 |
投手コーチ | 浅尾拓也 | 81 | 2000万円 |
バッテリーコーチ | 武山真吾 | 75 | 2000万円 |
内野守備走塁コーチ | 渡邉博幸 | 76 | 2000万円 |
外野守備走塁コーチ | 工藤隆人 | 78 | 2000万円 |
研修コーチ | 李鍾範 | 79 | 不明 |
コンディショニングコーチ | 水野裕都 | 94 | 1200万円 |
コンディショニングコーチ | 宮前岳巳 | 96 | 1200万円 |
2020年から、2軍監督は仁村徹監督が就任。
仁村徹監督は、現役時代は兄・薫さんとともに、仁村兄弟として中日でプレーしました。
引退後は、1998年から2001年まで中日で2軍監督を務めています。
2軍監督の年俸は、普通のコーチよりは高いですが、金額としては巡回コーチと同額になっています。
また、2014年から中日に移籍してプレーし、2019年シーズン限りで現役を引退した武山真吾さんがバッテリーコーチに就任。
その他では、1軍、2軍の内野守備走塁コーチを何度も務め、2019年はスコアラーとなっていた渡邉博幸さんがコーチに復帰しています。
最後に紹介するのは、アロンゾ・パルエル巡回コーチと同じく、現役時代は中日でプレーした助っ人外国人のあの人です!
星野監督時代を知る人なら覚えているであろう、李鍾範研修コーチです。
2020年2月28日に、研修コーチとして中日に1年間在籍することが決まり、11年ぶりの中日復帰となりました。
年俸は不明でしたが、コーチの研修であること、加藤球団代表が、
「自費での研修です」
と発言していることから、年俸はゼロの可能性もありますね。
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まとめ
中日におけるコーチの年俸は、
- ヘッドコーチが、通常のコーチの2倍以上(人によって変動)
- 巡回コーチが3000万円
- 通常のコーチが2000万円
- コンディショニングコーチが1200万円
となっています。
そして、2020年から加わったコーチのメンツを見てみると、アロンゾ・パウエル巡回コーチや李鍾範研修コーチなど、中日ファンにとって懐かしい名前が多く見られますね。
筆者としては、栗原健太コーチが加入したことは、意外でした。
中日と縁がなく、まだ若いにも関わらず招聘されたことは、楽天時代に共にコーチとして活動していた、与田監督の要望と思われます。
栗原健太コーチに、指導力で光るものを見出したのでしょうか。
近年の中日は貧打、そして長打不足に苦しんでいます。
現役時代に4番として活躍した栗原健太コーチの指導に期待したいものですね!