【初音ミク】千本桜の歌詞は怖い?その本当の意味を独自解釈!

ヴォーカロイド初音ミクの代表曲として、ファンに慕われ、和楽器バンドなどのアーティストにもカヴァーされる名曲『千本桜』。

とくに和楽器バンドがカヴァーしたことで、一気に人気沸騰となりました。

ただ、一部では

歌詞の意味が怖い

という話をしているネットユーザーも多いです。

では、具体的に何をもって千本桜の歌詞の意味が怖いと言っているのか?

その謎を紐解くべく、この記事で初音ミク『千本桜』の歌詞の本当の意味を独自解釈で解説していきます。

多くのファンに愛された名曲『千本桜』

ネット文化が進み、世の中にヴォーカロイドが誕生したころ、初音ミクが人気を博し、初音ミクを通じて、自身の音楽を配信する人が増えました。

時代の流れであり、色んな形の音楽があって良いとは思うのですが、その後、『千本桜』がこれほどヒットするとは思いませんでした。

そもそも、ヴォーカロイド初音ミクが歌う『千本桜』に対して、筆者としては、賞賛はしていません。

というのも、この楽曲の世界観が、

明治維新後の西洋文化を取り入れ始めた日本

にあったわけで、

「そこで、テクノポップ?」

という印象が、どうしても拭えないからです。

音楽そのものは、決して悪いモノではありません。

しかし、

ヴォーカロイドに歌わせることを前提とした音楽でありながら、世界観が明治維新後を設定している

というのは、どうもしっくりこないのです。

なので、誰か雅楽でカヴァーしてくれないかなと、ずっと考えていたんですね。

和楽器バンドのカヴァーで、一気に爆発的人気に

そんな最中、和楽器バンドが千本桜をカヴァーしてくれたので、よくぞカヴァーしてくれたという感情がわき上がりました。

その想いは、筆者だけに限らず、多くの音楽ファンが抱いていたようです。

そして、和楽器バンドのカヴァーによる大ヒットもあり、初音ミクバージョンの千本桜にも、多くのファンが再注目するようになったのです。

千本桜の歌詞の意味とは?

さて、明治維新後の世界観を描いた楽曲と、千本桜のことを紹介しましたが、気になるのは、その歌詞の意味にあります。

では、千本桜の歌詞の意味を解説していきますね。

千本桜が描いた世界観

永き徳川幕府の時代が終わり、明治を迎えようとした時代…

廃藩置県という制度が誕生し、藩に属している武士たちは、藩そのものが廃止になっていくことを黙っていません。

荒れ狂う者もいれば、政府に向かって徹底抗戦を構える者も現れ始めます。

しかし、政府に逆らうのは非国民と見なされ、また騒ぎが大きくなり、個別の意見がかき消されていくのです。

それでも、桜が舞い散るかのごとく、声を張り上げる志士がいた…

この志士たちは、たとえ世間を敵に回すことになったとしても、自分の正義をねじ曲げて、間違った政府に屈服することなど、出来なかったのです。

そして、命を捨てる覚悟で、世直しを図ろうと画策するのですが…

以上が、簡単な千本桜の世界観です。

千本桜の歌詞の意味は『意思を貫け』というメッセージ

さて、ここからが本題です。

千本桜が伝えようとした歌詞の意味は、

「サイレントマジョリティになるな!」

という警鐘と、筆者は解釈しています。

もともと、明治維新後の政府も今の政府と同じく、自分本位で身勝手な政治を繰り返していました。

それの善悪はともかく、明治政府に不満を募らせている志士も現れましたが、基本的に逆らうことは認められていません。

結果、その不満が爆発。

大久保利通以下数名が亡き者にされる最悪のシナリオも描かれてしまったのです。

これは、今の政治や社会にも相通じるものがあります。

自分を曲げさせ、押さえつけてしまうと、時に暴発してしまいかねません。

だからこそ、自分の意思は曲げてはいけないのです。

そのメッセージが、千本桜の歌詞に描かれている…

筆者はそう解釈しています。

千本桜には、いろいろ不穏な空気を醸し出すワードが多数紡がれています。

でも、

理不尽な社会に負けるな

という応援ソングであることを、理解してもらいたいものです。

千本桜の歌詞の意味が怖い理由

紹介したとおり千本桜は、『理不尽な社会に対して負けるな』という意味がある応援ソングです。

ただ一方で、

  • ICBM
  • 反戦国家
  • 悪霊退散
  • 断頭台

といった、怖いワードが歌詞にちりばめられています。

そのために、目を背けたくなるほど歌詞の意味が怖いと言われています。

千本桜の歌詞は、ある種の非国民をモチーフに

ズバリ、千本桜の歌詞の意味が怖い理由は、歌詞全体を見渡すと、

国家や世論に異を唱えるだけで、四方八方から袋だたきに遭うかのような存在

を感じさせるからです。

極端に言うと、戦時中に、

  • 戦争反対
  • 人の命を奪うな

といったことを唱えた瞬間、非国民と罵られ、叩かれてしまうものといえるでしょう。

もう少しわかりやすく言えば、

コロナ騒動で自粛を求められる中、陽性になっただけで世間から極悪人呼ばわりされ、差別を受けてしまう

ようなものです。

コロナウイルスにかかりたくてかかったわけでもないですし、やむを得ずに、必要に応じて外出しただけなのに、なぜこれほどまでに叩かれるのか?

本当に、心の醜い人によって、真っ当な人がフルボッコされると考えると、生きていることが辛くなるほど、怖い話です。

千本桜の歌詞の意味として、そんな怖さが全面に押し出されているわけではありませんが、聴き手によっては、そんな怖い意味に捉えられてしまいます。

それだけ、千本桜の歌詞の世界観が奥深いと理解してもらえれば幸いです。

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まとめ

初音ミクの千本桜の歌詞の意味は、

自分の意見を、ねじ曲げて世論に染まるな(サイレントマジョリティになるな)

という意味合いを兼ねている内容です。

もちろん歌詞の内容・意味の解釈の仕方は、人それぞれです。

ただ、一部では、

差別を助長させるかのような怖い意味

として歌詞を捉える人もいます。

ただ、音楽である以上、人を非望中傷することはあってはならないですし、千本桜が、本気で誰かの考えを尊重しない差別的な楽曲とは思えません。

あくまで、バイオレンスなワードを含ませていることによる誤解と、筆者は解釈しています。

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