新垣結衣さん・生田斗真さん主演映画として、2010年に公開された映画『ハナミズキ』のモチーフに使われ、主題歌として起用された一青窈さんの名曲『ハナミズキ』。
恋愛ソングの一つとして、世界中から高い支持を得られています。
さて、そのハナミズキなんですが、
歌詞の意味が怖い
と囁かれています。
では何故、ハナミズキの歌詞の意味が怖いと囁かれているのでしょうか?
この記事では、一青窈さんの名曲『ハナミズキ』の歌詞の意味を紐解きながら、怖いと囁かれている理由を探っていきます。
恋愛ソングとして人気を博した一青窈『ハナミズキ』
一青窈さんの知っている楽曲タイトルを聞かれたら、どの楽曲を挙げますか?
- もらい泣き
- はじめて
- 他人の関係
- さよならありがと
などを思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?
まぁ、コアなファンともなると、
- 栞
- sunny side up
- ドミノ
など、マイナーな楽曲を思い浮かぶファンもいるでしょう。
ただ、多くの人は、なによりも『ハナミズキ』を挙げるはずです。
ハナミズキは、デビュー曲『もらい泣き』以上に、一青窈さんの代表曲として、多くの音楽ファンに浸透しました。
そのきっかけとなったのは、間違いなく、2010年公開の映画『ハナミズキ』だといえます。
今や結婚ソングの定番とまで言われるように…
サビの歌詞にある
「君と好きな人が百年続きますように」
という部分は、まさに結婚して結ばれた夫婦が、永遠の愛を誓い合うのに、ぴったりなフレーズですよね。
たとえ、どんなに離れていても、その愛は変わることなく続いていく…
そういった想いが伝わりますし、結婚ソング・恋愛ソングとして高い支持を受けているのも頷けます。
ハナミズキの花言葉は、
- 私の想いを受けてください
- 永続性
といった意味が含まれています。
そのことからも、恋愛・結婚ソングとして、非常にぴったりな楽曲です。
ハナミズキの歌詞の意味は?
恋愛・結婚ソングの一つとして浸透している一青窈さんの名曲『ハナミズキ』。
具体的には、どんな歌詞の意味があるのでしょうか?
歌詞の意味を掘り下げて、紐解いてみましょう。
ハナミズキは、愛し続けることが出来なかった者へのラブソング
個人的見解も含まれますが、基本的には、愛する彼女を遺して、この世を去った男性が、
- 忘れないで
- 縛られすぎず、幸せになってね
という想いを綴った歌詞の意味と解釈できます。
まず、『水際』という歌詞が、1番のAメロに登場してきます。
この水際とは、まさに三途の川を意味しています。
大切な彼女に対して、
「決してこちら側(あの世)には来ないでほしい」
と思いながらも、5月のハナミズキが咲く季節に、
「ふと自分のことを思い出してほしい・・・」
と、願っているのでしょう。
そんな想いが、ひしひし伝わってきますね。
また、天国から、彼女の幸せな姿を見守りたい気持ちもあると思います。
だからこそ、元気な姿を墓参りを通じて見せてほしいと願っているのでしょう。
さらに、サビの部分で、
- 僕の我慢
- 君と好きな人が百年続きますように
といったフレーズが登場します。
これらの意味は、
「自分が不慮の事故や病気で亡くなり、彼女を幸せにすることが出来ないことへの我慢・無念を受け入れる代わりに、彼女に幸せになってほしい」
といった意味として解釈できます。
ざっくり解説していきましたが、つまりハナミズキとは、
大切な人が、少しでも長生きして幸せで居続けてほしい
という祈りが込められた楽曲なのです。
ちなみに、一青窈さんは、
自身の亡くなった母にも想いを馳せて、この曲を綴った
という話もしています。
一方で、9.11アメリカ・ニューヨークで起きた凄惨な事件に巻き込まれていた友人に対して、想いを馳せて綴った話もあります。
あくまで、この楽曲でいうところの『僕』は、その友人を意味しているのでしょう。
また、もしかしたら、母の子供への愛を象徴としているのかもしれない…
ふと、そんなことも感じた次第です。
ハナミズキの歌詞の意味が怖い理由とは?
この世に遺した者への愛が詰まった歌詞の意味を持つ一青窈さんの名曲『ハナミズキ』。
なぜか一部のネットユーザーから、
「歌詞の意味が怖い!」
と恐れられています。
では、その怖い意味とは何なのでしょうか?
ハナミズキのモチーフは9.11
先程も少し触れましたが、この『ハナミズキ』のモチーフとなったのは、一青窈さんの母だけではありません。
9.11アメリカ・ニューヨークの事件も含まれています。
当時、一青窈さんには、アメリカに住む友人がいて、ちょうど9.11事件が発生したときに、その友人からメールが送られ、ただ彼の無事を祈っていたとか…
そして、その祈りの気持ちを込めて、ハナミズキは生まれました。
また、このハナミズキには、『永続性』という花言葉にちなんで、『永遠の平和を願う気持ち』も含まれています。
平和を願って作られたわけですから、それは崇高であり、美しい世界観と言えますね。
では、何が怖いというのでしょうか?
ハナミズキが警鐘を鳴らす差別社会
それは、コロナウィルス騒動にも相通じるものがあります。
コロナによる自粛が促されるようになり、生活保障も無い中で、それに逆らうことがあれば、いろんなところからバッシングの嵐…
しかも、10万円の給付でさえも、
『公務員や儲かっている人が貰うとは何事…』
と批判しながら、自身は貰うと豪語する権力者まで現れた。
こんな差別や弱者叩きが横行する世の中となったらどうなるか…
それは、差別やいじめが加速化するだけで、人類がいなくなるまで、それが続いていくことも考えられるのです。
ハナミズキは、最悪のシナリオへの警鐘なのですが、なぜか怖い部分だけが取り上げられています。
そして、なんの罪もないハナミズキという楽曲に対して、怖いと変なレッテルが貼られてしまうのです。
ハナミズキに祈りが込められているように、世界中の人々が、差別を止めて平和に過ごすことを考えてほしい。
僕の我慢が、やがて実を結び~君と好きな人が100年続きますように…
の歌詞の通りに、みんなで支え合いながら、全ての人の幸せを願いましょう。
そのことだけを願う次第です。
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まとめ
ハナミズキは、
9.11アメリカ・ニューヨークでおきた悲惨な事件の最中、アメリカに住む友人からのメールを受け、友人の無事を願って綴った楽曲
として誕生しました。
その中には、すでにこの世を去っている彼女の母への想いも込められています。
『永続的な幸せ』という観点から、ラブソングとして定着しているハナミズキですが、元々は、
争いのない平和が続いてほしい
という祈りが込められた楽曲だったわけです。
差別やいじめの助長が、みんなの幸せを奪ってしまう・・・
ハナミズキが、そのことを気付かせる一助となり、幸せな世界を築くきっかけになってくれることを願うばかりですね。