セガの名作シューティングゲーム『パンツァードラグーン』が、ニンテンドースイッチでよみがえりました。
それが、2020年4月2日に発売された
『パンツァードラグーン:リメイク』
です。
リメイクと銘打っていますが、初代『パンツァードラグーン』との違いが気になりますよね。
この記事では、『パンツァードラグーン:リメイク』の初代との違いや、口コミ評価レビューを紹介していきます。
『パンツァードラグーン:リメイク』の初代との違いは?
『パンツァードラグーン:リメイク』は、セガのシューティングゲーム『パンツァードラグーン』を、
ポーランドの会社であるForever Entertainment
が、セガから許諾を受けて開発したニンテンドースイッチ向けゲームです。
『パンツァードラグーン:リメイク』の初代『パンツァードラグーン』との違いは、
- グラフィックやBGM、演出が現代風にアレンジされている
- 写真モード、能力値モードが追加
- シューティングは、セガサターン版に合わせたクラシックと、新モードのモダンが存在
という部分くらいで、ゲーム性自体に違いはありません。
まさに現代の技術に合わせた『パンツァードラグーン』と言えますね。
『パンツァードラグーン:リメイク』の評価・レビュー
『パンツァードラグーン:リメイク』の評価は、どうなっているのでしょうか?
口コミやレビューから、『パンツァードラグーン:リメイク』の評価を探ってみました。
まずは、日本よりレビュー数が多かった、海外のレビューを見ていきます。
SpazioGames
今作は、グラフィック、フレームレート、BGM、システムなど、あらゆる面で原作の改善をしており、パフォーマンスも安定しています。
古き良きコンシューマーゲームの思い出がよみがえり、自分のような昔からのファンにはたまらない。
しかし、追加コンテンツがないため2時間ほどでクリアできてしまい、ボリュームが少ないのは残念。
価格設定は高いので、買う場合、最初の値下げと組み合わせて買った方がいいかもしれない。
また、開発したスタジオは、『パンツァードラグーンツヴァイ』以降のシリーズのリメイクも計画していることは楽しみである。
IGN italia
セガサターンの名作がグラフィックとシステムの改善がされて蘇った。
しかし、シューティング部分はやや難ありな点がありました。
照準を合わせるレティクルがドラゴンと重なってしまい、小さな敵の弾や敵に的を合わせるのが難しく、原作よりも大変になっています。
とくに、ドラゴンとレティクルを一緒に合わせるモダンモードは非常に不快で、ドラゴンも操作しないといけないため、火を正しい方向に合わせるのが面倒でした。
また、ボリュームの少なさも気になります。
この『パンツァードラグーン:リメイク』の核心は、90年代の超クラシックで数時間で終了するようなゲームに、24.99ユーロの金額に相当するかどうかでしょう。
Metro GameCentral
原作のレールシューティングのゲーム性を維持しつつ、グラフィックの向上、優れたサウンドトラックの収録などによって、長年のファンが待ち望んでいたゲームになっていました。
しかし、操作性に関しては時代遅れと言わざるを得ません。
敵が小さいためレティクルは合わせにくく、ドラゴンの羽が邪魔になって敵が見えないこともあるためイライラします。
ボリュームが少ないのも残念な点ですね。
また、グラフィックは確かに向上はしましたが、いわゆる一級品のゲームに比べると大したことはありません。
Destructoid
最高のBGMとステージによって、原作の神秘的で魅力的な世界観が再現されているのが素晴らしい。
ファンならばこのクラシックゲームを存分に楽しめるだろう。
しかし、ボリュームの少なさと、操作性の悪さは問題に感じる人がいるかもしれない。
Nintendo Life
ステージは優れたリメイクによって、見栄えがよくなっている。
BGMも現代風になっており、インパクトがあった。
新たにツインスティックでの操作に対応したため、一定の場所にいるまま照準を合わせることもできるようになり、これは便利な機能に感じる。
しかし、価格に対してボリュームが少ないのは問題だと思います。
海外のレビューサイトは、どのサイトも同じようなレビューをしていることが、よくわかりますね。
まとめると、『パンツァードラグーン:リメイク』の良かった点は、
- グラフィックやBGMのリメイクは素晴らしい
- ファンであればとても楽しめる
この2つです。
逆に悪かった点は、
- 追加要素が何もない
- ロックオンがしにくい
- ボリュームに対して価格が高い
この3つが共通していました。
では、日本では、どのような口コミやレビューがあったのでしょうか?
日本のレビューも紹介していきましょう。
グラフィックの進化は比べ物にならないほどすごい。
敵のディティールや背景の進化は素晴らしい一方で、最新のグラフィックには劣っていることや、描写が増えたことにより敵が見にくくなったという難点もありました。
また、元が日本のゲームなので本編の日本語は問題ないのですが、新たに追加されたモードの日本語が怪しいのは残念。
新モードも雑な作りになっていて、これならない方がよかった。
昔の思い出補正に負けないどころか、原作に忠実でグラフィックを美化しているため、思い出補正をさらに強くしてくれたいい作品。
しかしロックオンがしにくいこと、ロード時間がステージによって長いのは気になる点だった。
グラフィックや演出が現代風にアレンジされているため、セガサターン版の思い出が強い人ほど違うように感じるようだ。
また、飛んでいるドラゴンの身体が羽ばたきながら上下に動くようになったせいで、敵の攻撃が避けにくい感覚を覚えた。
遊んでみた感じでは、とても原作に忠実。
セガサターン版と比較もしてみた結果、敵の登場パターンなどもほぼ同じなので、オリジナル版で培ったパターンを活かして遊ぶことができる。
これは原作にもリメイクにも言えることだが、ロックオンがやや難しく、狙いがつけにくい。
オリジナル版とは解像度が違うため、それによる照準判定の違いも気になった。
一方、グラフィックが鮮明になったことで、オリジナル版ではよくわからなかった部分がはっきりわかるようになったのは新しい発見ができて楽しいポイントだった。
グラフィック面では確かにリメイクだが、遊びごたえに関しては『リマスター』というべきなのが、この作品だと思う。
日本のレビューは、海外のレビューサイトに比べると、価格への言及がありませんでした。
このあたりは、ズバッと言うことは言う海外との違いを感じますね。
やはり、どのユーザーも感じているのが、グラフィックの進化です。
「あの場所の敵、昔は攻性生物だと思っていたけど、実は戦車だったんだ…」
など新たな発見ができたり、背景が鮮明になり、『パンツァードラグーン』の世界観を、より味わえるようになったことが評価されています。
一方で、海外にはなかった意見として、
日本語の不自由さが気になる
という声が見られました。
たとえば、難易度を変える際に表示されるのが、
『容易』
『普通』
『ハード』
と、なぜか英語が混在していたり、これまでのプレイ記録を閲覧できる『能力値』モードは、英語の『Status』を直訳しただけだったりなど…。
もともと日本のゲームなため、ゲーム内の日本語は問題がないだけに、
新たに追加された部分の雑な翻訳
が、とても気になってしまうのです。
また、海外レビュー同様、ロックオンのしにくさも欠点に挙げられていました。
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まとめ
『パンツァードラグーン:リメイク』は、セガサターンの名作シューティングゲーム『パンツァードラグーン』を、
ポーランドの会社
がリメイクした作品です。
リメイクと銘打っているものの、違いは
- グラフィックやBGMなどのアレンジ
- 環境設定や写真撮影などの一部モードが増えた
という程度であり、ゲームプレイ自体はほぼ変わっていません。
レビューや口コミから評価を見ると、
グラフィックの進化やBGMのアレンジはいい点
と言われています。
どちらかというと、
現代風にリマスターした作品
というべき作品ですね。
一方、悪かった点として、
- 追加ストーリーやステージなどはないため、長くても数時間で終わってしまいボリュームは少ない
- ボリュームの割に価格が高く感じる
など、
中身の薄さと価格設定が見合っていない
との口コミが、海外を中心に言われています。
ただ、
生粋の『パンツァードラグーン』ファンであれば、買って損はしない
という意見は、どのレビューにもありました。
シリーズファンは、ぜひ買うべき作品なのではないでしょうか!