『ポケットモンスター』は、1996年発売の『ポケットモンスター赤・緑』の発売日が2月27日であることにあわせておこなっていた企画…
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』の結果を発表しました。
いわゆる全ポケモンを対象にした人気投票ですね。
一体、どのポケモンが上位にランクインしたのでしょうか?
当記事では、『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』のランキングを紹介するとともに、上位ポケモンの人気の理由を探ります。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』が発表!TOP10に輝いたポケモンたちは?
2月27日は、初めてこの世に『ポケモン』が登場した記念すべき日でした。
そんな日に結果が発表されたのが、投票企画の『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』です。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』は、
『赤・緑』~『ソード・シールド』までに登場した全890種類のポケモンの人気投票
です。
今までに登場した全てのポケモンによる人気投票とは、凄まじい規模ですよね。
全ポケモンの中から、1番人気となったポケモンは誰なのか!?
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』のランキング、そのTOP10を紹介していきましょう。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』ランキングTOP10
1位:ゲッコウガ
2位:ルカリオ
3位:ミミッキュ
4位:リザードン
5位:ブラッキー
6位:ニンフィア
7位:ガブリアス
8位:レックウザ
9位:サーナイト
10位:ゲンガー
1位は、『ポケットモンスターXY』の御三家の最終進化系・ゲッコウガとなりました!
ゲッコウガは2016年の『ポケモン総選挙720』でも1位になっているため、
全ポケモンを対象とした人気投票では、連覇を達成した
ということになります。
その他も、まあ順当だなという感じがします。
ちなみに筆者が一番好きなポケモンはクチートです。
ホウエン地方ランキングの18位にいたので、まぁいいポジションには食い込めました。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』上位ポケモンの人気の理由は?
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』で上位となったポケモンは、何がそこまで多くのファンを惹きつけたのでしょうか?
初代からずっとポケモンをやり込んできた筆者が、上位ポケモンの人気の理由を探ってみます。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』1位 ゲッコウガ
2位のルカリオが約10万票だったのに対し、ゲッコウガは14万票という圧倒的な差を見せつけ、1位に輝きました。
しかも全ポケモンを対象とした投票企画では連覇を成し遂げているわけですから、未だその人気に衰えなしといったところでしょう。
一体、ゲッコウガの何がここまで長い期間、人気を保っている秘密なのでしょうか。
その理由は、決して1つだけでは収まらないと筆者は考えています。
まず、ゲッコウガ人気を語る上で欠かせないのが、ゲーム内での人気でしょう。
『しのびポケモン』のゲッコウガは、蛙と忍者がモチーフで、『ポケットモンスターXY』では、最初にもらえるみずタイプのポケモン・ケロマツの最終進化系。
スタイリッシュかつ忍者というその見た目のカッコよさはもちろん、色違いは黒色!
黒の色違いに外れなし
と言われるほど、黒の色違いポケモンは人気があります。(ランキング上位のリザードンやレックウザも色違いは黒色です。)
実際にゲッコウガの色違いはとてもカッコいいです。
バトルでも強いのが支持を得ている理由でしょう。
ゲッコウガは夢特性・へんげんじざいにより、発動した技のタイプに変化することができます。
この非常に強力な特性と、豊富な技による対面性能の高さから、パーティでの採用率は高く、多くの人が愛用したんですよ。
さらに、ゲッコウガが人気の理由はまだまだあります。
ゲッコウガが人気な理由の1つとして、アニメでの活躍を忘れるわけにはいきません。
アニメ『ポケットモンスターXY&Z』では、主人公・サトシとの絆の力で姿が変化!
メガシンカとは違った形態変化となる、
サトシゲッコウガ
が登場し、後にゲームにも逆輸入されました。
サトシのポケモンの中でも、歴代最強ではないか?と言われる強さを誇り、大いに活躍しましたよね。
サトシゲッコウガのアニメでの活躍も、ゲッコウガの人気を後押ししていると思います。
ゲッコウガが人気な理由はまだあります。
ゲームの中でも、『ポケモン』の枠を飛び出て、あのお祭りゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに登場を果たしたことも理由の1つだと言えます。
驚くべきことに、『スマブラfor』では、
ビジュアルのカッコよさから、『ポケットモンスター X・Y』発売前から参戦が決定していた
とのこと。
この時点で、既にゲッコウガの人気は、約束された大勝利だったわけですね。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』2位 ルカリオ
2位にランクインしたルカリオも人気の理由を探ると、見た目がカッコいいなど、ゲッコウガと似たような理由がいくつか存在します。
その他の人気の理由としては、劇場版での待遇でほれ込んだ人も多いはず!
ルカリオが初めて登場したのはゲームではなく、
『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ』
という劇場版作品でした。
これまでの劇場版ポケモン作品は、
- タイトルに名前が載るポケモンは伝説・幻のポケモン
- 次の世代のゲーム作品に登場する伝説のポケモンが一足先に登場
- 発売後はゲームプレイするだけでは入手できない幻のポケモン
上記のような法則がありました。
ルカリオも、いわゆる新作の顔見せ枠で登場したのですが…
ルカリオは伝説・幻のポケモンではなく、一般のポケモンだった
ということが、『ダイヤモンド・パール』が発売してみて、初めてわかったのです。
(まぁ、ゲーム内では進化前のリオルをイベント入手しないと1体目は手に入らなかったので、ある意味特別なポケモンではありましたが…)
その経緯から、ルカリオを伝説のポケモンだと勘違いしていた人は多いみたいですよ。
筆者もその1人です。
さらに、ルカリオは『XY』のストーリーで、初めてメガシンカを見せてくれるポケモンとして登場。
『ポケモン』以外でも、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにも登場するなど人気です。
また、人気実況者・ライバロリさんのお気に入りポケモンであることも、ルカリオ人気の理由の1つになっているかもしれませんね。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』3位 ミミッキュ
ルカリオに僅差で敗れはしたものの、3位にランクインしたのはミミッキュです。
初登場は『ポケットモンスターサン・ムーン』なので、かなり新しいポケモンですね。
『サン・ムーン』を代表するポケモンとはいえ、まさかポケモン全体で3位にランクインするとは思いませんでした。
ミミッキュの人気の理由を考えると、真っ先に浮かぶのは、
謎めいた設定とそのビジュアル
でしょう。
ピカチュウにそっくりな化けの皮を被っており、各作品のポケモン図鑑には、このように書かれています。
ばけたすがた(サン)
正体不明。ボロ布の 中身を みた とある 学者は 恐怖の あまり ショック死した。
ばけたすがた(ウルトラムーン)
風が 舞って 偶然 中身を 見てしまった トレーナーは その日の 晩に 苦しみ もがいて 死んだ。
ばれたすがた(ウルトラムーン)
正体が ばれそうで 悲しい。 首の 部分を 折った 相手は 絶対 許さず 復しゅうする。
ばれたすがた(ソード)
ピカチュウに 化けていた ことを ばらした ヤツは 容赦しない。 刺し違えてでも かならず 倒す。
ばけたすがた(シールド)
研究のため ボロ布の 中を 見てしまった 学者が 謎の 病気で 命を 落とした。
寂しがりやで、ピカチュウの姿に化ければ人間とも仲良くなれると考えている可愛い一面がある一方…
ミミッキュの正体は何なのかいまだ不明であり、布の中身を見た人は、最悪の場合命を落としてしまうというホラーな部分もあり、見た目と秘められた謎のギャップが人気なのだと思います。
もちろん、バトルでもかなり強いポケモンで、第7世代では常にトップメタとしてレーティングバトルの使用率トップに君臨し続けました。
特性『ばけのかわ』はあまりに強すぎて、『ソード・シールド』で弱体化を食らったほどです。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』4位 リザードン
リザードンは、もはや説明不要の初代ポケモンを代表する人気ポケモンですよね。
ビジュアルのカッコよさはもちろんのこと、ゲッコウガ同様、色違いの黒色が非常にカッコいいです。
また、公式から露骨に優遇されているポケモンということもあって、
- メガシンカが2種類
- キョダイマックス実装
と、世代が新しくなっても、見せ場が必ず存在しているポケモンです。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』にもファイターとして参加したことがありましたし、アニメではサトシのいざという時の切り札として、何度もピンチを助けました。
見た目もカッコよく、公式からの優遇もあれば人気になるのも当然ですよね。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』5位 ブラッキー
イーブイとその進化系、いわゆるブイズはもともと人気のあるポケモンですが…
ブラッキーがブイズの中で1番だった理由は、正直なところ不明です。
『ポケモン総選挙720』の時は9体中6位でしたし、なぜ今になってブイズで1位どころか、全ポケモンで5位になったのか理由が思いつかないのです。
強いて言うならば、
期間中、1日1回投票が可能
という仕様だったため、1人が何度でも投票可能です。
ブラッキーファンは毎日欠かさず、違うポケモンに投票することもなく、ブラッキー一筋で投票をしていたのかもしれません。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』6位 ニンフィア
ニンフィアも、ブラッキーと同じくブイズと呼ばれる、イーブイの進化系ポケモンです。
『ポケットモンスターXY』から追加された進化系で、同じく新たに追加されたタイプであるフェアリータイプのポケモンです。
何と言っても、その可愛らしい見た目が人気の秘密!
前回の『ポケモン総選挙720』では全体5位、ブイズ内で1位の人気だったので、人気継続中といえるポケモンです。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』7位 ガブリアス
ガブリアスは、『ポケットモンスターブラックホワイト』で初登場したドラゴンタイプのポケモンです。
いわゆる600族と呼ばれる強力なポケモンの中でも、非常に美しい種族値とタイプなことから、
レートの王
として、長らくレーティングバトルの使用率1位を誇っていたポケモンでした。
グッズ化は少なく、ビジュアル的な人気はそれほどではないものの…
対戦での強さ、そして、人気キャラであるシロナの相棒とも言うべきポケモンであることが、ガブリアス人気の理由だと思われます。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』8位 レックウザ
8位になって、やっと伝説のポケモンがランクインしました。
伝説のポケモン内トップに輝いたのは、レックウザです。
ひこう・ドラゴンタイプのレックウザは、ビジュアルがもう既にカッコいいですよね。
東洋の龍を思わせるフォルム、そしてメガシンカしてもそのカッコよさが健在なことが人気の理由でしょう。
そして、何と言ってもゲッコウガ、リザードンと同じく…
色違いが黒色でかなりカッコいい!
これも人気の理由だと思われます。
黒いレックウザは、『ポケモン+ノブナガの野望』でもラスボスとして登場するなど、出番が多いです。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』9位 サーナイト
サーナイトは、『ポケットモンスタールビー・サファイア』から登場したポケモンです。
ラルトスの最終進化系ポケモンで、人型のビジュアルが特徴的です。
初登場時から、高い人気を継続しているのがサーナイトなわけですが…
何と言っても、サーナイトが人気な理由は、
見た目が可愛い・美しいから
と言うに尽きます!
その女の子っぽい見た目は多くの男性プレイヤーの心を虜にしました。
多くのポケモンは強さやアニメなど、公式からの優遇で人気となるケースが多いのですが、サーナイトは珍しく、ビジュアルのみで多くの人気を得たポケモンなのです。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』10位 ゲンガー
10位のゲンガーは、初代から登場しているポケモンで、初代で唯一のゴーストタイプポケモンでした。
過去には、
ニコニコ動画で開催された『ポケモン649匹人気ランキング2011』で1位を獲得
するなど、昔から人気の根強いポケモンですね。
人気の理由は、一部世代では弱体化を食らったものの、基本的にどの世代でも追い風となる要素が増えていった、ゲーム内での強さが第一でしょう。
見た目もいいデザインだと言われていて、メガゲンガーはかなり気合の入ったデザインですし、白の色違いも秀逸です。
また、アニメを中心に、ゲンガーはコミカルで愛嬌のある仕草が描かれるようになり、それが可愛く映ったことも、人気となった理由でしょう。
公式でもゲンガーを推しているようで、過去にはゲンガーのみの一番くじや、ゲンガーのうたができたほど。
公式の思惑通り、人気ポケモンとなったわけですね。
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まとめ
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』のランキングのTOP10と、上位ポケモンの人気の理由を紹介しました。
1位は、2位に大きな差をつけ、『ポケモン総選挙720』から引き続きゲッコウガとなりました。
ビジュアルのカッコよさ、ゲーム内での強さ、アニメでの活躍など、人気になる要素しかないため、この結果も当然と言えますね。
『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』から見る人気ポケモンの人気の秘訣は、
第一に見た目、その後にゲーム内での性能やアニメなどメディアミックスでの活躍
を兼ね備えているかどうかでしょうか。
最近では、新たな幻のポケモン・ザルードが公開されるなど、まだまだポケモンは増え続けていきます。
次回の人気投票では、どのポケモンが1位になるのか…楽しみですね!