『生命の泉』の聖女として登場したエレイン。
『七つの大罪』メンバーのキング・妖精王ハーレクインの妹であるエレインは、妖精族の姫とも言える存在ですね。
キングに代わって『妖精王の森』を700年守り続けてきたエレインと、『生命の泉』目当てにやってきたバンとのカップリングは、大変人気があります。
ですが、そんなエレインの年齢や性格については、これまでに多くは語られていないようです。
また、『七つの大罪』本編(十戒編)で、意図せず蘇ったエレイン。
その生き返った理由は?
その後、いつまで生きていられるのでしょうか?
今回は、エレインについて、いろいろ考察してみたいと思います!
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エレインの年齢はいくつ?
さて、妖精族のエレインですが、その年齢はいったい何歳になるのでしょうか?
長寿だと言われている妖精族は、見た目だけでは年齢を当てる事は不可能に近いですね。
ルックス的には、どう見ても12~14歳くらいにしか見えないキングでさえ、本当の年齢は、約1300歳なのです!
ちなみに、キングの現在の姿は、寿命を迎えるまで、とくに変わることはないそうですよ。
エレインが、『七つの大罪』本編に初登場したのは『シ者の都』で、石化したバンを助けるためでした。
少女のような容姿に白いドレスを着て、まるで天使のように清らかに描かれていたエレイン。
その見た目は、10歳くらいに見えますよね…?
ただ、公式ファンブック『解体罪書(かいたいしんしょ)』によりますと、エレインの年齢は、
約1000歳
とのことです!
700年間、妖精王の森を守り続けたということは…
人生の半分以上を、たった一人で守っていたということになりますね!
人間には、実感できないほどの時の長さを妖精族のエレインは、一つの役目のために捧げてきたわけです。
さぞ退屈もしたことでしょう…。
エレインの人生の最後。
たった7日間でしたが、バンと楽しく過ごせて本当に良かったと思うばかりですね。
エレインの性格を考察!優しくて冷静?
先にも書いたように、初めてエレインが登場した『シ者の都』では、キングによってもたらされたバンの石化を解き、バンを恨むキングの気持ちを軟化させて、逆にバンを助けて欲しいと兄であるキングに頼みます。
このことから、エレインは見た目通り、
清らかで、優しい性格
のようですよね!
ですが、『七つの大罪』外伝(バンデッド・バン)に登場したエレインは、妖精王の森に侵入したバンを問答無用に吹き飛ばします。
明らかに普通の人間であれば、命を失ってしまうような仕打ちです。
さらに
「(亡骸は)この森の命になって生き続けられる」
とエレインはちょっと怖いことを冷静に呟いているのです。
妖精王の森を守るためなら
人間の命を奪うことに全く躊躇していない
というよりも、それが使命なので、とくに悪いことだとも思っていないようです。
妖精族にとって人間は、『信用してはならいない相手』と思われているようなので仕方ないかもしれませんね。
そんなエレインですが、人間のバンと過ごすうちに、相手を大事に思う気持ちが芽生え、妖精王の森が赤い魔神族に襲撃された時には、バンを助けるために最後の力をふり絞りました。
その結果、バンは永遠の命を手に入れますが、エレインは命を失います。
愛するバンを救えたことで自分の行動に後悔はしていないようですから、やはりエレインの根本は、心優しい聖女と言えるのではないでしょうか?
しかし、(詳しくは下に書きますが)『十戒』メンバーのメラスキュラの『怨反魂の法』によって、一時的に蘇ったエレインは、そんな聖女の部分はどこかに置き去ってきたかのように、
嫉妬
の気持ちを露わにするようになっていました。
バンとたくさん話をしたのが妬ましいと、妖精の森に住むゲラードをはじめとした妖精族の仲間ですら攻撃していきます。
次に、エレインは、ジェリコに憎しみを向けます。
バンと一緒に旅をするという、自分が果たせなかった夢を、ジェリコが簡単に実現したことに嫉妬し、その命を奪おうとまでするのでした。
バンを見守ることしかできないエレインは、心の奥底で
バンと一緒にいられない寂しさや悲しさ、バンと触れ合える自分以外の人々を羨み憎む気持ち
を持っていたようですね。
そういうところは、人間も妖精族も関係なく、恋する乙女の心情と言えるかもしれません。
最悪の出会いをしたエレインとジェリコでしたが、『十戒』のガランとメラスキュラから逃亡する際に、身を挺してバンとエレインを守り続けたジェリコに感謝し、
「ジェリコ大好き…」
とエレインは発言しています。
心を読めるエレインは、ジェリコが心の底から、自分とバンを助けたいと思っていることが分かったのでしょう。
恋のライバルだった二人ですが、ジェリコのことを認めたことから、エレインは、本来は素直な性格だと言えると思います。
そして、ジェリコは、エレインにとって初めてできた人間の友達になるのではないでしょうか?
バイゼル大けんか祭りでは、予期せず参加者になってしまい、しかもエリザベスとペアになったエレイン。
この時は、『生命の泉』の聖女に戻ったかのように相手チームを圧倒し、その合間にエリザベスとガールズトークを楽しんでいます。
そんなエレインは、以前に比べて、ずいぶんと明るい性格になったように感じました。
エリザベスが裏表のない性格で、バンの親友・メリオダスの大事な人だからということもありますが、人間を信用していなかったエレインが、バンやジェリコを通じて、少しだけ人間を好きになっているのかもしれませんね。
エレインが生き返った理由とそれはいつまで?
上にも書いた通り、一時的に蘇ったエレイン。
その理由についてご説明しましょう。
蘇った原因は、『十戒』メンバーの『信仰のメラスキュラ』の『怨反魂の法』になります。
『怨反魂の法』は、
亡くなった人の未練を増幅させ、やり場のない怒りを生命力として、魂をこの世に呼び戻す禁呪。
そのため、怒りに抗ったり、未練が消えてしまえば、魂は再び眠りについてしまうそうです。
その禁呪によって蘇ったエレインは、妖精族の仲間を襲い、バンと一緒に旅をしているジェリコに嫉妬し、その命を奪おうとしますが、ジェリコを庇うバンすらも傷つけてしまいます。
そんな自分を止めようと、怒りを抑えたエレインは倒れてしまうのでした。
その後、『十戒』のメラスキュラとガランと戦闘になりますが、バン一人では敵わず、ジェリコが体を張ってバンとエレインを守り、逃走していきます。
その途中、『七つの大罪』メンバーのエスカノールに出会うことができ、エスカノールの大活躍によって、ガランは自らの戒禁によって石化。
さらには、エスカノールの魂を喰らったメラスキュラは、エスカノールの魔力『太陽(サンシャイン)』の強大さに耐えきれず燃えてしまうのでした。
エレインは、バンの腕に抱かれて幸せだから、再び眠りにつくのも怖くないと言います。
そんなエレインにジェリコは、『バンへの未練があるうちは大丈夫だ』と励ますのです。
そして、バイゼル大けんか祭りでもエレインは、元気にエリザベスと共闘し、相手を撃破します。
そして、メリオダスと『十戒』メンバーのグロキシニアとドロールが戦闘を開始。
さらには、残りの『十戒』メンバーが集結し、エスカノールに倒されたはずのメラスキュラも変わり果てた姿で…。
さすがのメリオダスも、9人の『十戒』メンバー相手では、どうにもならず絶体絶命のピンチに陥ります。
メリオダスの切り札『リベンジ・カウンター』も、エスタロッサによって簡単に受け止められ、そこでメリオダスは力尽き、動けなくなってしまうのでした。
そこでメリオダスの魂を取り出そうとするメラスキュラ。
これを察知したバンは、親友であるメリオダスを助けに行くことを決意します。
メラスキュラを倒すことで、エレインにかかっている『怨反魂の法』が解け、再びエレインを失う可能性のある中でのバンの決断でした。
口に出さなくても、バンの気持ちが分かるエレインは、バンの腕に抱かれ幸せそうな微笑みを浮かべます。
そして、
「あなたが私に許しを求める必要なんかない」
とバンに告げるのです。
それを最後に、エレインの姿は、今のところ本編では描かれていません…。
その後については、メリオダスを救うために単身で『十戒』メンバーのいるバイゼルに乗り込んだバンは、メラスキュラを倒すことに成功します。
しかし、メリオダスを助けることは叶いませんでした…。
メラスキュラを倒したことで、『怨反魂の法』が解けたのでしょうか?
これについては、実は、『怨反魂の法』で蘇った人物が、もう一人いたのです。
その人物は、元聖騎士長ザラトラス。
ザラトラスが、その後もぴんぴんして登場していることから、メラスキュラはまだ生きている?と推測できるのではないでしょうか?
蘇ったエレインが、いつまで生きていられるのか?
メラスキュラが生きているなら魔力も健在ですし、エレインも生きている可能性は大いにあると思われます!
メリオダス救出にバンを送りだした時点で、エレインの未練がなくなってしまったのなら話は別ですが…。
筆者個人の希望は、エレインは今でも元気でいて欲しいところです。
今後、エレインの現在の様子について触れられる日がきっと来ると思いますので、『七つの大罪』本編を注意深くチェックしていきましょう!
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まとめ
妖精族の姫ともいえるエレインですが、年齢は約1000歳ということが判明しました!
長寿の妖精族は、見た目では年齢がわかりませんね。
ただ、見た目通りの優しい性格を持つエレインですが、妖精王の森を守る為なら人の命を奪うことも躊躇しないという冷静さも持ち合わせています。
心の奥には、人間と同じように憎しみや嫉妬といった負の感情も抱えているようですが、エレインは基本的には素直な性格のようです。
妖精族は、人間を信用していませんが、バンやジェリコと旅をする間にエレインは少しだけ人間を信じられるようになってきたかもしれませんね。
魔神族『十戒』のメラスキュラの『怨反魂の法』によって、一時的に蘇ったエレイン。
現在までに、いつまで生きていられるのかについては、今のところ不明のようです。
メラスキュラが生きている可能性がゼロでないかぎり、エレインが生きている可能性もあるので、望みを捨てずに『七つの大罪』本編に、きちんとエレインの消息が描かれるのを待ちたいと思います!