『七つの大罪』に登場するエリザベスと言えば、リオネス王国の第3王女。
物語当初に、内部で暗躍する聖騎士からリオネス王国を救ってくれるように、単身で七つの大罪を探す旅に出た、癒しの能力を持つヒロインです。
しかし、リオネスの王女たち全員に癒しの能力があるはずもなく、エリザベスの正体は別にあることが分かりました。
では、癒やしの能力を持つエリザベスは一体何者なのでしょうか?
一部では、エリザベスが、
『リズの生まれ変わり』
という話もありますが、また新たな事実が判明しています。
今回は、その新事実を踏まえて、メリオダスがエリザベスを守っている理由も合わせて、その真相・関係性を探っていきたいと思います!
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『七つの大罪』エリザベスの正体は?リズ?
みなさんは、『七つの大罪』に登場するヒロイン・エリザベスを見て、おかしいと気が付きませんか?
リオネス王国の第3王女でありながら、なぜか眼の色が片方ずつ異なり、治癒(癒し)の能力まで使えます。
それが、他の王女たち(マーガレット・ベロニカ)も同じような特徴や、癒やしの能力を使えるのであればまだわかります。
しかし、エリザベス以外の王女たちには、その素振りは見えません。
また、魔神族復活を企てたヘンドリクセン(厳密には、ヘンドリクセンを洗脳していた十戒メンバーのフラウドリン)に狙われたのは、リオネス王女のマーガレットや、第2王女のベロニカではなく、第3王女のエリザベスです。
ますます怪しいですよね。
そう思っていた『七つの大罪』読者もたくさんいたでしょう?
そして、その答えの片鱗を『七つの大罪』単行本コミックス第18巻で確認することができます。
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それは、メリオダスたちが、ドルイドの里で修行し終え、去った後のこと。
実はザネリはメリオダスのことを好きなようでした。
それで自分の命を犠牲にしてまでエリザベスを守ろうとするメリオダスのことが気がかりで仕方がありません。
そこで、『エリザベスの修行』と言いながらも、盃の中に種を入れず、わざとエリザベスの修行を失敗させるのです。
そんな様子を見ていたジェンナは、ザネリにこんな言葉を投げかけました。
「エリザベスはリズの生まれ変わり」
この言葉の意味として、当初は以下の2つのケースが考えられました。
- エリザベスがリズの子供であった
- 何らかの理由で、生まれたばかりのエリザベスに、リズの魂が転生した
ところが、その後、キングとディアンヌが挑んだ、3000年前のブリタニアを舞台にした試練で、驚きの人物が登場します。
それが、エリザベスにそっくりな、
女神族のエリザベス
の存在!
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3000年前の物語はココから!
この事実によって、エリザベスは、
かなり昔から何度も『エリザベスとして』転生しているのではないか?
という可能性が浮上してきました。
そして、とうとう、それを裏付けるような話が、『十戒』ゼルドリスの口から語られたのです。
ゼルドリスの魔力の呪いによって昏睡状態となったマーリンを助けるため、エリザベスは自身の魔力を使って、マーリンの意識の中へ潜り込みます。
そこには、ゼルドリスが自分の魔力に介入してきた人物を確かめようと待ち構えていました。
ゼルドリスは、やってきたエリザベスに向かって
「久しいな」
と声をかけますが、ゼルドリスの記憶がないエリザベスは、なぜ自分を知っているのかと問います。
ゼルドリスは、エリザベスを
『呪われし女神』
と呼び、呪いによって、
3000年の間、亡くなっては前世の記憶を失い転生を繰り返している、
その数は40や50では済まないだろう、
その間、お前は我が兄(メリオダス)を苦しめているのだ。
と語るのでした。
このゼルドリスの話によって、
リズがエリザベスの生まれ変わりであることは間違いない
と分かりました。
しかも、それは3000年前から続くこと。
リズも現在のエリザベスも、
そもそもの正体は『女神族のエリザベス』
であったことが判明したのです!
これによって、エリザベスが女神族由来の魔力が使える疑問も解消されましたね。
また、ゼルドリスは、エリザベスに対して『呪われた女神』と呼んでいることから、
この転生システムは、何らかの呪い
であることは間違いないと予想されていましたが、その内容が明かされました。
さらには、エリザベスの転生がメリオダスを苦しめているゼルドリスのセリフ通り、メリオダスにかかっている『永遠の生』の呪いとも大いに関係があることも明らかにされています。
次に、いったいどのような関係があるか、まとめてみました!
『七つの大罪』エリザベスの転生は呪い?メリオダスとの関係は?
エリザベスは、
3000年もの昔から幾度も転生し、その度に前世の記憶を失い、新たな『エリザベス』として存在していた
ことが分かりました。
そのもととなるのが、
女神族のエリザベス
であり、現在のエリザベスは、その107人目。
かつてダナフォールで命を落としたリズも、この転生の輪の一環となる訳ですね。
そのリズを看取ったのは、
リズと恋人同士だったメリオダス
でしたね。
3000年前の世界で、女神族のエリザベスの傍らにもメリオダスは存在していて、やはりエリザベスを大事にしているシーンが描かれています。
そして、現在のエリザベスとメリオダスの仲の良さは、みなさん知っての通りです。
そんな2人ですが、エリザベスとメリオダスにかけられた呪いは、予想以上に凶悪な内容であることが判明しました!
まず、メリオダスにかけられたのは
『永遠の生』の呪い
で、その名の通り命を失っても必ず生き返るというもの。
ですが、単に生き返るのではなく、『煉獄』にて魔神王に感情を喰らわれることで、
かつて『最凶の魔神』とよばれた非情なメリオダスに近づいていく
のです。
そして、エリザベスにかけられた呪いが
『永劫の輪廻』の呪い
これは、
エリザベスは亡くなるたびに、
前世の記憶を全て忘れて別の“エリザベス”として生まれ変わる。
そして、万が一、
前世の記憶を思い出してしまえば、何があろうと何に守られようと必ず3日で命を失う
というものなのです!
しかも、それだけではありません。
転生する度に、エリザベスとメリオダスは必ず出会い恋に落ち、そして
メリオダスの目の前でエリザベスは必ず命を落とすことになる
と言うのです!
2人は、誰の手によって、このような残酷な呪いを受けることになったのでしょうか?
メリオダスによると、これは、
二人が冒した罪に対する罰
なのだそうです。
3000年前、
魔神族でありながら女神族のエリザベスの手を取り、同胞を裏切り、命を奪った
のがメリオダスの罪…。
エリザベスの罪は、
女神族でありながら魔神族のメリオダスと結ばれ、敵『十戒』をも救ったこと…。
その罰として、メリオダスの父『魔神王』とエリザベスの母『最高神』によって、2人はそれぞれの呪いをかけられたそうなのです。
こうして、3000年の間、107人のエリザベスと出会ったメリオダスは、106人のエリザベスを看取ってきたのでした…。
これが、ゼルドリスの言った、『メリオダスを苦しめている』理由なのでしょう。
あまりにも切なく、あまりにも残酷な呪いですね…。
最初に転生したエリザベスは、すべてを思い出した時に、
「いつかこの呪いを解くと約束して!!」
とメリオダスに約束させたうえで、二人の呪いのすべてを説明したのだそうです。
その3日後、呪いの内容通り、メリオダスの目の前でエリザベスは命を落とします…。
それから3000年。
メリオダスは、エリザベスと交わした約束を果たすために旅を続けてきたのでした。
そして、いま、107人目となった、エリザベスの両方の目に“女神族の紋様”が現れてしまいます!
女神の紋様が現れたのは、記憶が戻りかけている証拠…。
全ての記憶を思い出してしまえば、エリザベスの命は、3日で尽きてしまうのです。
ゴウセルの『消えゆく彼岸(ロストワールド)』で記憶を消したり、マーリンの魔力で時間を止める方法が有効かもしれませんが、
“何があろうと何に守られようと”必ず3日で命を失う
と言われていることから、効果はないのかもしれませんね…。
急展開により、エリザベスの命が危うい中、メリオダス達がどのような対策を取るのでしょうか。
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まとめ
長い間、謎であったエリザベスの正体が、3000年前の世界で登場した女神族のエリザベスの転生した姿であることが判明しました!
女神族のエリザベスは、3000年の間に記憶を失い、何度も転生を繰り返していて、リズも、そのうちの一人となります。
しかし、この『永劫の輪廻』は、『最高神』と『魔神王』にかけられた『罰』としての呪いなのです。
エリザベスが全ての記憶を思い出すと、3日で命を落としてしまうとのこと!
そして、エリザベスの記憶が戻りかけている今、メリオダスは、それをどのように食い止めるのでしょうか!
七つの大罪 25巻
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