『七つの大罪』に登場する聖騎士ギルサンダーとリオネス第一王女のマーガレット。
リオネスがドレファスとヘンドリクセンの支配下にあった際には、お互いを人質に取られたことで二人は引き離されます。
その後は、お互いへの想いををひた隠し、耐え忍ぶ日々を送っていました。
そして、七つの大罪によるリオネス奪還後、ギルサンダーとマーガレットは、やっと幸せになれると思ったのも束の間。
ギルサンダーに想いを寄せるビビアンによって、ギルサンダーが連れ去られてしまい、またしても離れ離れになってしまった2人…。
今回は、お似合いのカップルであるギルサンダーとマーガレットについて、出会いのきっかけや2人の仲、関係などをまとめてみたいと思います!
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ギルサンダーとマーガレットの出会いのきっかけは?
リオネス王国第一王女である、マーガレット。
王女として落ち着いた態度や言動は、さすが
第一王女
と言えるでしょう。
マーガレットの母であるリオネス王妃が亡くなった後は、父である国王を支えることで国の平和を願い、2人の妹であるベロニカとエリザベスを心にかける優しい性格の持ち主でもあります。
そして、聖騎士・ギルサンダー。
聖騎士長ザラトラスを父に持ち、自らも幼いころから立派な聖騎士を目指してきた真面目な青年。
子供の頃は、気が弱くネガティブな面があったようですが、現在は、聖騎士内でも
人望、実力共にトップクラス
となっています。
そんなマーガレットとギルサンダーの出会い。
それは、2人が幼かった頃にさかのぼるようです。
2人が出会った時期については詳しく語られていませんが、聖騎士長である父に連れられて、幼少のころから城に出入りしてきたギルサンダー。
バルトラ国王や、その一族と顔を合わす機会も多く、とくに
歳の近いマーガレットとは自然と親しくなっていった
ようです。
(ちなみに、マーガレットが1歳年上です)
バルトラ国王も王妃も、堅苦しい性格ではなく、ザラトラスに全幅の信頼を寄せていたこともあり、その息子であるギルサンダーとマーガレットが一緒に過ごすことを歓迎していたのでしょう。
幼友達として出会ったギルサンダーとマーガレット。
2人は成長するに従って、
ギルサンダーは一生マーガレットを守れる騎士になることを望み、マーガレットもそれを喜んで受け入れる
ようになります。
こうして、誕生した幼いカップルですが、その幸せは長くは続きません。
10年前の王国生誕祭の朝、ザラトラスが何者かの手によって命を奪われる事件が発生。
その犯人は『七つの大罪』とされました。
しかし、マーガレットは、
ドレファスとヘンドリクセンが共謀してザラトラスの命を奪うことを目撃していまい、それをギルサンダーに伝えます。
ところがそれを、ヘンドリクセンの部下でギルサンダーに異常に執着している魔術士・ビビアンに見つかります。
マーガレットはギルサンダーに対する人質とされ、ビビアンの使い魔に四六時中監視される
ことになってしまったのです。
こうして、ギルサンダーとマーガレットは引き離され、まともに会うことも会話をすることもなくなっていくのでした。
そこから10年の月日が経ち、ギルサンダーは冷酷な聖騎士へと変貌を遂げていました。
マーガレットは、地下牢に幽閉される憂き目にあい、2人の仲は終わってしまったのかと思われていましたが、実はそうではなかったのです!
ギルサンダーとマーガレットの仲とその関係は?
監視を付けられ、お互いを人質に取られてしまったギルサンダーとマーガレット。
- ギルサンダーはマーガレットを守るために
- マーガレットはギルサンダーを案じて
敵の言いなりになるしかありませんでした。
とくに、ギルサンダーに執着しているビビアンにとって、マーガレットは邪魔者でしかありません。
ビビアンは、ギルサンダーとマーガレットの仲を引き裂こうと画策して、2人は自由に会うことも言葉を交わすこともできなくなっていったのです。
何も知らない人から見た2人の関係は、
ギルサンダーは王家を裏切った非情の聖騎士。
そんな裏切り者のギルサンダーを憎んでいるマーガレット王女
と映ったでしょう。
しかし、ギルサンダーとマーガレットは、
互いを想う気持ちは全く薄れてはいなかった
のです。
その一端が描かれていたのは、ベロニカが亡くなった(実際には生きていましたが)ことをマーガレットに告げに行ったギルサンダーの場面。
そこで2人のやり取りが描かれましたが、マーガレットから憎しみが籠っているような文句が出つつも、2人の片手は
互いの気持ちを確かめ合うようにしっかりと握られて
いました。
10年もの間、ギルサンダーは、マーガレットを守るために自分の心を偽り、意に反した命令に従ってきたのです。
マーガレットも、ギルサンダーが自分のために、そうしていることを言葉はなくても理解していました。
2人は、ビビアンの監視をごまかす為に、お互いを憎んでいるような芝居をしながらも、いつか自由になれる日が来ることを信じていたのだと思われます。
耐え忍ぶこと10年。
『七つの大罪』団長メリオダスによって、マーガレットを監視していた使い魔・合成獣(キメラ)が倒されたことで、ギルサンダーはようやく自由を取り戻したのです!
メリオダスは、白夢の森で10ぶりに再会したギルサンダーが、ある言葉を言った時から、ギルサンダーが監視されて自由を奪われていたことに気付いていたのです。
その言葉とは、10年前の事件のあった日、事件を知ったギルサンダーが、慕っていたメリオダスに逃げるよう警告をした際に、教えてもらったおまじないの言葉…。
ただ「逃げて」と言うだけのギルサンダーにメリオダスは詳しく話すよう求めますが、すでにマーガレット人質に取られていたギルサンダー。
「もし、このことを話したのがバレたら…」
「どうしよう僕は…どうしたら…」
と泣き続けます。
そんなギルサンダーにメリオダスが、
「辛くて苦しく誰にも頼ることが出来ない時に唱えるんだ」
と言い、
「僕は『七つの大罪』の誰よりも強い」
と、まじないとして教えた言葉だったのです。
その事に気づいたメリオダスの機転によって、ビビアンの使い魔からマーガレットが自由になったことで、ギルサンダーは本来の自分に戻ることができました!
そして、父・ザラトラスの仇の一人であるヘンドリクセンを七つの大罪と共に撃退し、リオネスを奪還!
ギルサンダーは、10年ぶりにマーガレットを抱きしめることが叶ったのでした。
幼かった二人ですが、10年の歳月によって、立派な聖騎士となったギルサンダーと、美しい王女に成長したマーガレット。
お似合いのカップルが誕生
したわけです!
リオネス王国を奪還した直後の王国誕生祭には、幸せそうなギルサンダーとマーガレットの姿が描かれました。
ですが、この時すでにギルサンダーは、ヘンドリクセンやビビアンの目を欺くために非情の聖騎士として行動してきた罪を償うため、旅に出ることを決意していたのです。
ギルサンダーの出立の日、マーガレットは笑顔でした。
おそらく、ギルサンダーが必ず戻ると信じていたのでしょうね。
また、ギルサンダーだけでなく、ハウザーとグリアモールも旅に同行することになって安心したのかもしれません。
こうして、旅立ったギルサンダーたち。
その道中では、メリオダスに倒されたはずのヘンドリクセン(すっかり魔神の血が抜けて元の姿に戻っていました)に再会。
そこで、ギルサンダーたちは、10年前に魔神族『十戒』フラウドリンによって、ドレファスとヘンドリクセンはフラウドリンの術中に落ちたことを知るのでした。
その後、ギルサンダーたちは、ドルイドの聖地・イスタールにてメリオダスたちと合流、行動を共にします。
そして、バイゼル大けんか祭りでのメリオダスの敗北…。
魔神族『十戒』によるリオネス王国侵略を食い止めようと、ギルサンダーたちは、王都に戻り、そこで攻防戦が始まります。
しかし、『十戒』グレイロードと、ドレファスの身体を乗っ取っているフラウドリンによって、万事休すの状況に追い詰められてしまうのでした…。
ギルサンダーは背後にマーガレットを庇いながらも、敗北を覚悟したその時。
バイゼル大けんか祭りから行動を共にしていた魔術師ギルフロストが、突然、ギルサンダーとマーガレットの間に割って入ります。
なんとギルフロストの正体は、魔法で変身したビビアンだったのです!
元の姿に戻ったビビアンは、
ギルサンダーを連れて『瞬間移動』の魔術で消えてしまう
のでした!
残された皆は、『十戒』メンバーに苦しめられながらも石化が解けたマーリンや、蘇ったメリオダスの活躍によって『十戒』を退け、リオネスから魔神族を一掃することに成功します。
しかし、ギルサンダーの行方は、その後もつかめないまま…。
(『七つの大罪』番外編“ギルサンダー&ビビアン”で、その後のギルサンダーとビビアンの様子が描かれています)
そして、いよいよ
マーガレット自らがギルサンダー捜索に乗り出した
ようです!
マーガレットは、ビビアンから無事にギルサンダーを奪還できるのでしょうか?
そして2人が幸せになれる日は来るのでしょうか?
乞うご期待ですね!
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まとめ
聖騎士ギルサンダーとマーガレット王女の出会いは、2人が幼い頃にさかのぼります。
いつしかギルサンダーにマーガレットを一生守りたい気持ちが芽生え、マーガレットもそれを望み、幼いカップルが誕生しました。
しかし、ザラトラスが亡くなった真相を知ったが為に、2人の仲は引き裂かれ、10年の歳月が流れます。
一見すると、2人の関係は険悪そうに見えますが、実は互いを想いやる心は消えていませんでした。
さらにリオネス奪還後、2人の仲は進展したようですが、今度は、ギルサンダーがビビアンに連れ去られてしまいます!
そしてマーガレット自らが、ギルサンダーの捜索に出立しますが、はたして無事に彼を見つけることができるのでしょうか?