漫画『七つの大罪』の王都奪還編に登場するギルサンダーは、物語冒頭から、かなり冷酷な態度を見せるキャラクターという印象を持っていましたよね。
もちろん、この『七つの大罪』王都奪還編では、ギルサンダーは、敵方のキャラクターとして登場しているので、悪に徹していないと、何がなんだかわからなくなってしまうわけですが、そもそもは主人公のメリオダスにも憧れを抱いていたキャラクターだったはずです。
まぁ後に謎が解け、全てが明らかになるわけですが。
では、実際のところ、ギルサンダーは、どんな性格のキャラクターなのでしょうか?
また、年齢や身長なども気になりますので、本記事でリオネス王国の聖騎士・ギルサンダーのプロフィールも含めて探っていきます!
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ギルサンダーの性格は?
漫画『七つの大罪』に登場するギルサンダーといえば、リオネス王国を支配する悪しき聖騎士の一人で、クールで冷酷なタイプの人間という印象を受けている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、それはあくまでも、ギルサンダーの仮の姿でしかありません。
ギルサンダーは、自身の父にして先代聖騎士長ザラトラスが、2大騎士団長であるドレファスとヘンドリクセンによって、亡き者にされたことを国王・バルトラ・リオネスの娘で、ギルサンダー自身が愛しているマーガレットから聞かされていました。
そのことで、ドレファスとヘンドリクセンに対して、復讐の機会を伺っていましたが、同時に、この知らせを聞かされたことを魔術師・ビビアンに見られ、マーガレットを人質に取られて恐喝されていたのです。
人質という手段をとられてしまっては、ギルサンダーも復讐をすることはできません。
そして、止むを得ずギルサンダーは、冷酷な姿を演じ、メリオダスたちに敵対していくことになっているのです。
しかし、実際のギルサンダーは、最初から聖騎士として、心からヘンドリクセンやドレファスたちと共に戦っていたわけではありません。
それは、ギルサンダー、ヘンドリクセン、ビビアンの3人と、メリオダス一人が戦っていたシーン(単行本コミックス11巻参照)で明らかにされています。
ギルサンダーは、途中でヘンドリクセンたちを裏切り、メリオダスに加勢しますが、その際にヘンドリクセンから、
『ギルサンダー裏切りおったな』
と言われたものの、
『裏切ってなどいない、俺は端からお前たちの仲間ではないのだから…』
と言い放つのです。
つまり、ギルサンダーが冷酷な聖騎士として、民を苦しめていたのは仮の姿であり、本来は、聖騎士の一人として、国や民を守るための正義の心を持っていたことは、何一つ揺るぎなかったわけです。
まぁそんな自分の信じた道を真っ直ぐ歩み、ブレない心を持たせてくれたのは、他でもないマーガレットであり、そして、不安を払拭し、強さを持たせてくれたのがメリオダスであったわけです。
2人の力を借りて、ギルサンダー自身、正義の心を持ち続けていたのでしょう。
誰よりも国や民のことを思いやる優しさ、そして、正しいと思い信じた道をとことん貫き通す正義の心、さらには、マーガレットへの愛の心。
それらを持ち合わせた性格の持ち主が、『七つの大罪』におけるギルサンダーではないかと思います。
ただし、気弱な一面を持っていたという事実も、また忘れていけないギルサンダーの性格の1つで、決して己の私利私欲のために、正義を曲げることはしないものの、気が弱く、すぐに助けを求める素直さも持ち合わせているのだと思います。
しかし、その中で、自分の意思を貫き通し、苦難に耐えながら、助けを待っていたというところは、ギルサンダーの心の強い証拠とも言えます。
そういう意味では、ギルサンダーは忍耐さも持ち合わせているキャラクターでもあるのでしょうね。
ギルサンダーの年齢は?
ギルサンダーは、パッと見、好青年と言うより、しっかりした大人という印象が強いキャラクターでもあるので、筆者は20代後半と思っていましたが、実は、ハウザーやグリアモールと同じ21歳だった模様。
聖騎士の中でも、トップクラスの地位にいることも影響し、もう少し年齢は上なのではないか?と思われていたのかもしれません。
確かに、演じていただけと言えど、冷酷無比な姿があまりにも大人びた印象があったために、ギルサンダーは20代後半と思っていましたが、よくよく見てみると、外見上はどう見ても20歳前後の若人ですよね。
ギルサンダーは、正義のためにブレない強靭の心を持ち合わせ、内面がしっかりしているので、それら見られる発言があったことから、そのように見えたのかもしれませんね。
ギルサンダーの身長
ギルサンダーの身長についても、wikiなどに掲載されているので、少し調べてもらえればすぐに分かる話ですが、ここにも一応掲載しておきますね。
ギルサンダーの身長は185cmで、ついでに体重も言ってしまうと73Kgと、結構ガタイの良い長身なルックスであることが分かります。
しかも、ギルサンダーはカッコつけなタイプでもあるらしく、資生堂unoとのコラボ作品としてWebで公開された七つの大罪外伝『豚の帽子学園』では、生徒会長を務め、unoが無くなると乱心するという、かなりギャップのあるキャラクターとして登場するそうです。
ということは、あの格好良さもナルシスト故のものなのかもしれない、とふと感じた次第です。
また、『七つの大罪』公式でメリオダス好きと書かれてしまうほど、メリオダスを慕っている一面などもあります。
ギルサンダーのことを調べてみると、まだまだ魅力あふれる隠された一面が出てくるかもしれません。
今後も、ギルサンダーの動向には注目したいものですね。
まとめ
冷酷無比で、いけ好かないタイプの性格という印象すら伺えたギルサンダーですが、それは愛するマーガレットを人質に奪われ、仕方なく演じていた仮の姿であったことが、今回の記事でよくわかっていただけたことと思います。
実際のギルサンダーの性格は、どこか軟弱者で、素直なところを持ちつつも、マーガレットやメリオダスから教えを貰った事もあって、正義と信じた道は一切ブレずに信じ抜く強い心と優しさ、そして、愛する心を兼ね備えた性格であることがよく伺えます。
また、ギルサンダーは、21歳でありながら、その大人びた性格と高身長故に、大人びた印象すら伺えますが、あくまで、まだまだこれからという若人です。
そんなギルサンダーが、今後どのようなシーンで活躍してくれるのか楽しみにしたいものですね!