グリアモールとベロニカの関係・仲と出会いのきっかけを考察!

『七つの大罪』の物語には、リオネス王国の3人の王女が登場し、それぞれの王女を守る騎士が存在しています。

そのうちの一組が、グリアモールと第二王女のベロニカです。

マーガレット王女やエリザベス王女に比べて、かなりのお転婆な様子が見られるベロニカ王女。

それに文句も言わず付き従う忠臣グリアモールですが、2人は、どのようなきっかけで出会ったのでしょうか?

今回は、聖騎士グリアモールとベロニカ王女の関係、その仲について考察してみたいと思います!

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グリアモールとベロニカの出会いのきっかけを考察!

美しい王女を命がけで守る騎士。

おとぎ話によくある、美しい設定ですね!

『七つの大罪』の物語にも王道と言えるべき、王女と騎士のカップルが複数存在します。

そのカップルの内の一組が、

リオネス第二王女のベロニカと聖騎士・グリアモールの組み合わせ

筋骨隆々のたくましい身体を持つグリアモールは、ベロニカ王女に忠誠を誓い、ベロニカの為なら命さえも惜しくないと考えています。

まさに、理想の騎士像にピッタリと言えますね。

かたや、おとぎ話のおしとやかで、か弱いお姫様とは、ちょっと違うベロニカ王女。

背中に剣を背負い、男勝りの言葉を使い、グリアモールをけ飛ばすベロニカは、むしろ“女王様”タイプのように感じます。

エリザベスを取り返しにやってきたメリオダスに倒されたグリアモールを蹴り起こしたり、

「こんなことならギルサンダーを連れてくるんだった」

と言ったりと、傍から見るとグリアモールがかわいそうになることも…。

そんなベロニカの相手は、さぞ大変だろうと思います。

しかし、グリアモールにとっては、まったく苦になっていないようで、むしろ自分の不甲斐なさを反省してしているようです。

かなり強力な主従関係にあるグリアモールとベロニカですが、2人の出会いは、お互いがまだ子供だった時のこと。

リオネス聖騎士の父・ドレファスや、ドレファスの異母兄に当たる聖騎士長・ザラトラスに連れられて、幼いころから王宮に出入りしていたグリアモールは、王家の3人の王女とも親しくなったようです。

そこに、いとこのギルサンダーも加わり、5人は幼馴染という関係として育ちました。

当時は、まだ赤ん坊だった第三王女のエリザベス。

ギルサンダーは第一王女のマーガレットと仲良くなり、必然的にグリアモールの相手は3つ年下のベロニカになったと思われます。

2人が、まだ幼かったある日、こんな出来事がありました。

グリアモールはベロニカの馬役をして遊んでいました。(剣士ごっこでしょうか…?)

浮かない顔でため息をつくベロニカに

「俺の馬役に何か不満が?」

と慌てて尋ねるグリアモール。

ベロニカは、

エリザベスが本当の妹ではないこと

を知ってしまい、そのことを誰にも言えずに鬱々としていたのです。

そして、そのことを泣きながらグリアモールに告白し、

「グリアモールなら私の命令をなんでも聞いてくれる。言わないでって言えば守ってくれる。」

と、グリアモールへの信頼を露わにします。

グリアモールは、ベロニカが自分を信頼してくれたことが、よほど嬉しかったのでしょう。

気が強いベロニカも、グリアモールは自分を理解してくれる心を許せる相手として認識していたはずです。

それが分かったグリアモールは、ベロニカを守りたい一心で、身体を鍛え、魔力と技を磨き、

王家よりもベロニカを守ること

を第一に考えるようになったのだと思われます。

こうして、幼馴染として出会った2人は、信頼関係を築きながら成長していったのです。

グリアモールとベロニカの関係・仲は?

幼いころに、ベロニカを一生守ると心に誓ったグリアモール。

その誓いは、大人になってからも続いていました。

ベロニカも、ちょっと気の利かないグリアモールを罵倒する時もあるようですが、それでもお互いを大事に想い合っていることは間違いありません。

父・ドレファスの無念を晴らし、真相を探す旅に出るとグリアモールにベロニカは、

「私の側から絶対に離れないって約束したくせに!」

と語気を荒げます。

ベロニカのセリフを聞いたハウザーは

「いつ、そんな約束したんだ?」

とからかいます。

「きゅ…9歳の時…かな?」

と真っ赤になって答えるグリアモール。

グリアモールが9歳と言うことは、ベロニカは6歳。

そんな昔のことを、お互いにしっかりと覚えているとは、

2人の特別な仲

であることが伺えますね。

はじめは怒っていたベロニカも、グリアモールの父への思いと

「必ずベロニカ様の元へ戻って参ります」

という言葉で、旅立つことを許すのでした。

なんだかんだと言って、グリアモールとベロニカは、強力な信頼関係にあるのだと思われます。

しかし、この旅の途中、森の賢者ドルイドの修練窟でグリアモールは、なぜか

子供化

してしまいます!

身体も心も子供になってしまったグリアモール。

しかし、『十戒』フラウドリンが自爆をしようとした際には、フラウドリンと自分自身を『障壁(ウォール)』で囲い込み、自爆による被害を抑えようとします。

この時、ベロニカはマーリンの作り出した『完璧なる立方体(パーフェクトキューブ)』の中に居ましたが、ハウザーを押しのけて

「グリアモール、やめてー!!」

と泣きながら必死に叫ぶのでした…。

フラウドリンはドレファスに憑依し、グリアモールと過ごすうち、知らずしらず情が移っていたのでしょう。

最後には、グリアモールを助けるために、自爆しないことをグリアモールに約束し、自らの命をメリオダスに差し出したのです。

ですが、グリアモールは、フラウドリンが倒されたことを悲しんでいました。

「まじんのおじさん…かわいそう…」

と泣きじゃくるグリアモールを寝かしつけようとするベロニカ。

「もう泣かないで、グリアモール」

「私がどんだけ心配したかわかってる?」

「二度とあんな無茶したらダメだよ…?」

と慰めながら、ベロニカは

グリアモールの額に優しくキス

をします…。

その直後、突然、ベロニカが大きな叫び声を上げます!!

たった今まで子供の姿だったグリアモールが、なんと

元の姿に戻っている

ではありませんか!

しかも、子供用だったパジャマがビリビリに破け飛び散ったことで、

全裸状態のグリアモール…!

実は、ちょうどその時、ドレファスとヘンドリクセンが、マーリンを訪ね、グリアモールを元の姿に戻して欲しいと頼んでいたところでした。

マーリンによると、グリアモールの子供化の原因は、

その者が本能的に一番恐れている物へと変身させてしまう

太古の幽鬼『アナオン』の一種のいたずら魔法によるものとのこと。

グリアモール自身が一番、恐れたのは、幼い日の非力な自分…。

現在の鍛え上げられた身体を見れば明らかだ、とマーリンは言います。

そして、グリアモールを元の姿に戻すには、

「愛する者からの接吻」

だとマーリンが、ドレファスに伝えたところだったのです。

残念ながら情報を得るのが少し遅かったようですね…。

全裸で元の姿に戻ってしまったグリアモールは、それまでの記憶がないようで戸惑っていました。

その直後には、ベロニカの悲鳴で駆けつけてきた護衛のギーラの『ショット・ボム』によって、城の外へと吹き飛ばれてしまいます!

せっかく元の姿に戻れたグリアモールですが、ちょっとタイミングが悪かったようですね。

とは言え、グリアモールがベロニカのキスで戻れたということは、少なくとも、

グリアモールはベロニカを愛している

と考えて間違いなさそうです!

また、ベロニカも、子供になってしまったグリアモールの身を案じ優しく接していることから、

グリアモールに対して従者以上の感情を抱いている

ものと思われます。

わがままを言ってグリアモールに辛く当たるベロニカと、それに逆らえずに仕方なしに言うことを聞いているグリアモールと一見して見えますが、実際には違うようです。

表には出さずとも、グリアモールは絶対に自分を裏切らないと心から信頼しているベロニカ。

そんなベロニカを理解し、信頼してくれているベロニカを一生守ると誓っているグリアモール。

固い信頼関係を築いた二人は、とてもお似合いのカップルと言えそうですね!

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まとめ

筋骨隆々のたくましい身体を持つ聖騎士・グリアモールと、お転婆で男勝りなリオネス第二王女のベロニカ。

2人が出会ったのは、グリアモールが父・ドレファスと共に王宮に出入りしていたことがきっかけでした。

一見、わがままなベロニカをグリアモールが仕方なく相手をしているように見えますが、実は互いを信頼し合っている仲で、大事に想い合っていることは間違いないようですね!

ベロニカ王女と子供の姿から元の姿に戻ったグリアモール、今後の二人の関係にも注目したいと思います。

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