『七つの大罪』団長として、メンバーだけでなく、リオネス国王をはじめ、多くの人から絶大な信頼を得ている『憤怒の罪(ドラゴン・シン)』のメリオダス。
普段のメリオダスは、あくまで飄々としています。
しかし、いざという時は違います!
仲間の為ならば、自らの命を投げ打ってピンチを救う姿や、相手の経歴や種族も差別しないサッパリとした性格が、『七つの大罪』作中の人物だけでなく、多くの読者を惹きつけてやみません。
そんなメリオダスと、力も個性も強い『七つの大罪』メンバーそれぞれは、どのような絆で結ばれているのでしょうか?
今回は、メンバー内でも、メリオダスにラブラブな猛烈アタック?を仕掛け続けている『嫉妬の罪(サーペント・シン)』のディアンヌとメリオダスの仲や関係について調べてみたいと思います!
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七つの大罪メリオダスとディアンヌの出会いのきっかけは?
『七つの大罪』に加入する前のディアンヌは、巨人族の里『メガドーザ』で他の巨人たちと暮らしていました。
巨人ゆえの怪力と魔力、戦闘能力を活かし、人間同士の闘いに傭兵として雇われることを生業にしている巨人族。
場合によっては、人間の為に巨人族同士が戦い、どちらか一方が命を失うことも…。
そんな巨人族の生き方に疑問を持ったディアンヌは、ある時、里を飛び出します。
その途中、人間の兵士達に絡まれていたところを、一人の少年が
「男がよってたかって、女一人に格好悪いことするな」
「もう大丈夫だ。怖くなかったか?」
と助けてくれたのでした。
これが、ディアンヌとメリオダスの出会いのきっかけでした。
生まれて初めて、巨人族ではなく、
一人の女の子
として扱ってもらえた嬉しい瞬間を、後にディアンヌはこう語っています。
「自分が目の前の男の子と同じ身長になったように錯覚した」
一見、小さな出来事のようですが、ディアンヌにとっては、このメリオダスとの出会いは、とても大きな大切な思い出として残ったようです。
そして、このすぐ後に、ディアンヌの所属する巨人族の族長・マトローナと共に、蛮族討伐作戦の人間側の傭兵として、リオネス騎士団と合流したディアンヌ。
しかし、この作戦の本当の目的は
『マトローナを反逆者に仕立て上げ、討ち取り、聖騎士団の手柄にする』
という聖騎士の卑劣な罠でした。
結果、マトローナと、大勢の聖騎士の命を失うこととなった大事件の原因は、マトローナの力に対する『ディアンヌの嫉妬』によるものという濡れ衣を着せられてしまいます。
戦いを嫌う自分の甘さのせいで、族長であり、大切なマトローナを失ったショックから抵抗もせず、斬首刑の判決を受け入れようとするディアンヌですが、そこにメリオダスが現れ、こう宣言します。
「巨人族ディアンヌの身柄は、このオレ、大罪人メリオダスがもらい受ける!!」
こうして、『嫉妬の罪(サーペント・シン)のディアンヌ』は『七つの大罪』のメンバーとなったのでした。
七つの大罪メリオダスとディアンヌの仲・関係に変化も!
先に書いたように、ディアンヌにとってメリオダスは、自分を女の子扱いしてくれた初めての人です。
更に、斬首刑から救い出してくれたメリオダス。
メリオダスの性格から考えると、落ち込んでいるディアンヌを慰め励ましたことは、容易に想像できるような気がします。
それにその為、ディアンヌがメリオダスに好意を持つのも、ごく自然のことと思われます。
しかし、リオネス王国転覆の容疑をかけられ『七つの大罪』が離散して10年が過ぎ、再び『七つの大罪』メンバーが集結したリオネス王国奪還の前後で、ディアンヌの心情には変化があったようです。
まず、白夢の森でディアンヌがメリオダスと再会した時点では、メリオダスがエリザベスと二人で旅をしていると早とちりし、
「この浮気者!」
とディアンヌは激怒します。
これだけ見ると、
「メリオダスとディアンヌは恋人関係なの?」
と思ってしまいます。
しかし、そんな事実は一切なく、メリオダスも
「オレとお前(ディアンヌ)もそういう関係じゃない」
と言い切っていることから、ディアンヌのメリオダスへの一方的な片想いのようです。
その後も、メリオダスがエリザベスを構うたびにディアンヌはヤキモチを焼いています。
バイゼルの喧嘩祭りでは、チキン・マタンゴの胞子によって、ディアンヌの身体が一時的に人間サイズまで小さくなった時には、思い切りメリオダスに抱きつくなど、ここぞとばかりに猛アピールをしていました。
ですが、メリオダスにとってディアンヌは、今も昔も、そしてこれからも大事な仲間。
メリオダスとディアンヌは、男女の仲というよりは、どちらかといえば、兄と妹という関係がしっくりくるのではないでしょうか?
バイゼルでも、小さくなったディアンヌの頭をなでるという、お兄さんっぽい優しさ見せていたメリオダスでしたし。
そんな、一途にメリオダスを想うディアンヌの気持ちが変わってきたのは、リオネス王国奪還時、市街地でのヘルブラム戦。
きっかけは、ヘルブラムによって戦闘不能に追い込まれたディアンヌを助けたキング(ハーレクイン)。
正確には、ディアンヌが、以前から懐かしく感じていたキングの香りでした。
約500年前に、キングが封じた記憶のすべてを思い出したディアンヌが、エリザベスにこう告白します。
「ボクが団長を好きだったのは、巨人族じゃなく一人の女の子として扱ってくれたからなんだけど、無意識に…決してボクに振り向いてくれないこともわかってたからだと思う」
封じられた記憶に眠るディアンヌが本当に好きな人、その人にメリオダスを重ねていた、ということでしょうか?
そして、心の奥底に忘れられない人がいるのはメリオダスも同じ…。
メリオダスが、ディアンヌの猛攻?に応える素振りを全く見せなかったのは、大事な仲間であるのはもちろん、そんなディアンヌの深層心理に気付いていた?などと考えるのは深読みしすぎでしょうか…。
とにかく、こうしてディアンヌのメリオダスに対する恋心は終わりを告げました。
二人の仲・関係は、恋愛の感情だけで成り立っていたわけではありませんよね。
メリオダスとディアンヌ。
二人の絆は決して揺らぐことなく、今も昔も、そしてこれからも大事な仲間として、永遠に結びついている、そう信じて間違いないと思われます。
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まとめ
今回は、七つの大罪の団長メリオダスと、そのメンバーであるディアンヌの仲・関係についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
出会ったきっかけから、抱いたメリオダスへの恋心、それはディアンヌの封じられた記憶と密接な関係があったようです。
恋愛感情が消えたとしても、元々の強い仲間意識は健在です!
これからも、お互いのピンチ、仲間のピンチには、命を賭けて戦い続けることでしょう。
今まで以上に、仲間の絆が試される『七つの大罪』本編(十戒編)で、メリオダスとディアンヌの更なる活躍を楽しみにしたいと思います!