団長メリオダスが率いる『七つの大罪』。
メンバーそれぞれが、強大な力や魔力を持っていますね。
その強さは、大切な人を守る時に、さらなるパワーを発揮する少年漫画の王道パターン。
その大切な人には、もちろん七つの大罪の仲間たちも含まれているわけですが、メンバーそれぞれの関係はどうなのでしょうか?
メリオダスとバンは、自他ともに互いを親友だと認めているようですし、キングとディアンヌは可愛い素敵なカップルと言えますよね。
では、バンとキングの関係は?
お互いの関係がちょっと複雑そうな、この二人について今回は探ってみたいと思います!
バンとキング(ハーレクイン)の以前の仲・関係は?
七つの大罪・団長メリオダスによると、
「騎士時代から悪さをするバンの尻ぬぐいの為にキングが後をついて回っていた。なんだかんだ良いコンビ」
とのこと。
実際、ぬいぐるみ集めにハマったバンが、王国中のぬいぐるみを強奪してきた時には、大事なぬいぐるみを失った子供たちの悲しみを想い、キングは大泣きします。
そして、バンが酔いつぶれて寝てしまった後、キングは、ぬいぐるみを夜な夜な王国中の持ち主に返しに行ったのです。
自分のやりたいことをやるだけのバンの悪さをフォローして回るキングは、お人よしで優しい性格ですね。
まるで、不出来な弟(バン)にチクチク小言を言いながらも、
「仕方ないなぁ」
と後始末して回る甘い兄(キング)のような関係です。
と、これは10年前のバンとキングの仲・関係。
では、10年後の二人の仲・関係はどうなっているのでしょうか?
バンとキング(ハーレクイン)の10年後の仲・関係は?
10年前、王国転覆疑惑の嫌疑をかけられ、やむを得ず解散した七つの大罪。
その後、団長メリオダスを中心に、徐々にメンバーが再集結していくわけです。
バンとキングの約10年ぶりとなる再会シーンは、なんと
神器・霊槍シャスティフォルで、バンを貫く
という衝撃的な展開でした。
キングが、バンを本気で襲った原因は、バンが、”永遠の命”を手に入れるため、キングの妹のエレインの命を奪った行為の仇討ちなのです。
しかし、これはキングのまったくの誤解。
しかもバンは、自分の知っているキングは、太った中年のおっさん姿だった為、幼い少年がキングだということが分かりません。
よって、はじめは全く無関心という始末。
そこにメリオダスとディアンヌが現れ、この少年がキングということが判明します。(それでもバンは納得していないようですが)
その後、真のシ者の都で、二人は再び顔を合わせます。
そこでバンは、初めてキングは妖精王ハーレクインであり、亡くなったエレインがキングの妹であることを知ったのです。
キングはエレインの仇として、神器・霊槍シャスティフォルを使って、バンを生きたまま石化させます。
しかし、エレインの魂がバンの石化を解き、二人が深く想い合っていることを知ったキング。
エレインの為にも、バンを助け、聖騎士ギーラを退けてくれるのです。
改めて、七つの大罪メンバーであったキングの再加入を喜ぶメリオダスとディアンヌですが、バンとキングは、まだ少しギクシャクしている模様。
とはいえ、根が優しい性格のキングと、あまり感情を表に出さない自由人のバンの性格。
そこにメリオダスやディアンヌ、エリザベスとホークの絡みもあり、元のバンの尻ぬぐいをして回るキングという関係に戻ることになるのです。
七つの大罪のバンとキング(ハーレクイン)の関係は?
その後も、順調に七つの大罪メンバーを探し、無事にリオネス王国を奪還したメリオダスをはじめとした七つの大罪メンバー。
王国に平和が戻り、七つの大罪にかけられていた嫌疑も払しょくできましたが、そんな中、バンは
「七つの大罪から抜ける」
とメリオダスに告げます。
バンの旅立つ目的が、キングの妹・エレインを生き返らせる方法を探すためと気付いていたキングは、
「すべて終わったことなのだから」
とバンを引き留めようとします。
当然、そんなことで止まるバンではありません。
バンの目的地がキングの故郷である『妖精王の森』だと知り、途中、同じくバンの後をついてきたジェリコと、バン、キングの3人で、妖精王の森へたどり着きます。
妖精王の森が生きていたことに喜ぶキング。
しかし、そこに住む、かつての仲間の妖精たちは、
「裏切者のハーレクインは出ていけ!エレインと森を失ったのはキングが原因だ」
と叫ぶのでした。
20年前、エレインから最後の森の種を託されたバン。
その種を植え、バン自らの血を注ぐことで、急速に妖精王の森を育て、エレインの亡骸を丁寧に安置したため、バンの献身的な行為に、妖精たちから妖精王・バンと呼ばれていたのです。
奇しくも、自分とバンの立場が完全に入れ替わってしまい、エレインの亡骸を正視することも、妖精たちに弁解することもできず途方に暮れるキング。
自分の無力さを感じ、森から去ろうとしたその時、魔神族の機動兵器が現れ、再び妖精王の森を破壊しようとします。
キングは、たった一人で魔神の兵器に挑みますが、圧倒的な力の前に敗北を覚悟。
その時、自由を奪われながらも、エレインの亡骸を守り続けるバンの姿、先ほどまでキングを敵視していた妖精たちが、身を挺してキングを逃がそうとしてくれる姿が目に映ります。
それを見たキングは、思います。
「すべてを守りたい。自分が守れなかったエレインの心を救い、今も守り続けてくれるバンのことも!」
そうしたキングの強い想いが『真・霊槍シャスティフォル』へと進化を遂げ、魔神族の機動兵器を打ち倒すことに成功するのでした。
その後、バンとキングは、再び別行動をとることになります。
それからしばらく後、魔神族・十戒の介入により、なんとエレインが不完全な形で復活を果たすのです。
その際、キングはバン達と再合流し、旅を続けることになるのですが、久しぶりに再会したメリオダスにバンがこう言うシーンがあります。
「エレインなら頼れる妖精王と聖騎士が守っている」
普段は、何も言わないバンですが、ちゃんとキングを認めていることが、ハッキリと分かるセリフですよね!(ちなみに聖騎士とはジェリコの事です)
10年ぶりにシ者の都にて、再会したバンとキングですが、ここまでの数々の経験によって、二人は絆と信頼を深め、キチンとお互いを認め合う関係を築いています。
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まとめ
シ者の都での一件以来、お互いの罪について、あえて触れずに過ごしてきたバンとキング。
はじめは、大きな誤解もありました。
その後は、その苦難を乗り越え、本当に良いコンビになれたのではないでしょうか?
バンとエレインの関係を考えると、キングは名実ともにバンの兄と言えます。
バンにしても、いざという時に頼りになる兄を得たことになりますね。
これからも、バンとキング、二人でエレインを守っていって欲しいものですね!