『七つの大罪』に登場する主人公のメリオダス。
見た目は子供にしか見えませんが、その年齢は3000歳を優に超え、人間とは思えない強さの持ち主ですね。
それもそのはず、実はメリオダスの正体は魔神族であることが判明しています!
しかも、何度でも生き返る、不思議な呪いにかけられており、命を失っても復活することができるようです。
これだけ聞くと、何度でも蘇ることができて便利な気もしますが、そうそう良いことばかりではないようです…。
今回は、メリオダスの正体についてと、何度でも復活できる理由について、いろいろと考察してみたいと思います!
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メリオダスの正体をチェック!
リオネス聖騎士団『七つの大罪』団長のメリオダス。
見た目は12歳程度の子供にしか見えませんが、当時の聖騎士長だったザラトラスも敵わない強さを持ち、桁外れの強さ持つ団員たちを取りまとめる実力の持ち主。
物語初期の段階から、ピンチに陥った
メリオダスの額に黒い紋様
が浮かび、恐ろしいほどの力を見せる描写がありました。
このことから、メリオダスの正体がいろいろと推測されていましたね。
そもそも『七つの大罪』は、リオネス国王バルトラが『千里眼(ビジョン)』で見た予兆、
「七人の大罪人がリオネス王国の守護者となる」
に基づいて結成された騎士団でした。
しかし、王国生誕祭の日に、ザラトラスの命を奪った容疑をかけられたことで『七つの大罪』メンバーは散り散りになってしまいます。
そして、10年の月日が流れ、リオネス王国第三王女・エリザベスが、聖騎士たちの起こしたクーデターを止めるために『七つの大罪』のメンバー探し。
その途中、最初に出会ったのがメリオダスだったわけです。
こうして、メリオダスとエリザベス、そして、喋る豚のホークは、かつての『七つの大罪』メンバー集めの旅に出発します。
ディアンヌ、バン、キング、ゴウセル、そしてマーリンと順調に大罪メンバーを探しあてたメリオダスたちは、クーデターの首謀者であるリオネス二大聖騎士長の一人・ヘンドリクセンを倒し、リオネス王国の奪還に成功するのでした!
その過程で、『七つの大罪』メンバーにかけられた10年前の容疑を晴らしたことで、めでたしめでたし…。
と思いきや、もう一人の首謀者である
ドレファスが、魔神族『十戒』のフラウドリンに身体を支配されている
ことや、倒れたはずのヘンドリクセンがドレファスのおかげで復活し、
魔神族復活の儀式
を行ってしまいます!
これによって、
魔神王直属の精鋭部隊と呼ばれる『十戒』が封印から解き放たれ、
現在に蘇ってしまうのでした…。
復活した『十戒』は、全員がメリオダスのことを知っています。
中でもリーダー格のゼルドリスと、その兄にあたるエスタロッサの二人は、なんとメリオダスの兄弟ということが分かったのです。
このことから
メリオダスの正体が魔神族
であることが判明したのです!
更に、3000年前のメリオダスは、その『十戒』のかつての統率者。
誰もが次代の魔神王にふさわしいと思うほどの強さと非情さを持っていたとのこと。
しかし、ある日突然、メリオダスは、仲間の『十戒』メンバー2人の命を奪い、魔神族を裏切り、姿を消します。
その後のメリオダスは、
女神族を柱にした妖精族・巨人族の三種族連合『光の聖痕(スティグマ)』の一員
として、
魔神族と戦い
を繰り広げていたのです。
メリオダスが魔神族を裏切ったと聞いたフラウドリンが、
「あの方は、女神族との戦いから逃げたのですか?」
と『十戒』ゴウセルに尋ねる場面がありました。
これに対してゴウセルは、
「逃げたのではなく、愛する存在のための戦いに身を投じたのだ」
と答えています。
このゴウセルのセリフから、愛する存在、すなわち、エリザベスにそっくりな
女神族のエリザベスの存在
が大きく関わっていることは、間違いないようです!
(なぜ、メリオダスが魔神族を裏切って、『光の聖痕(スティグマ)』に参加したのかの詳細については、まだ語られてはいません)
また3000年前、メリオダスとエリザベスは、魔神族を統べる『魔神王』と女神族を束ねる『最高神』と戦い、そして敗北していることが分かっています。
なぜ、対峙することになったのかについては、今後明らかにされていくはずですが、この戦いで命を落としたメリオダスは、
何度でも生き返る(復活する)”呪い”
をかけられてしまったと思われます。
(同時にエリザベスにも、別の呪いがかけられたようです)
次は、メリオダスにかけられた、この呪いについて考察してみたいと思います。
メリオダスが何度でも生き返る(復活する)理由を考察!
メリオダスとエリザベスが戦いを挑んだ、『魔神王』と『最高神』。
このそれぞれの、種族最強とも言えそうな二人については、今のところ明らかにされていることが、わずかしかありません。
ですが『魔神王』については、メリオダスにかけられたに何度でも生き返る(復活する)”呪い”に大いに関連があるようです!
メリオダスが、最初に復活したのは『魔神王』と『最高神』に敗れ、命を落とした際でした。
その後も、命を奪われたり、自ら命を絶ったこともあるようですが、その都度、必ず生き返ったとメリオダスは語っています。
では、命を落としてから復活までの間は、どのようになっているのか?
それについては、バイゼル大けんか祭り後に、メリオダスが『十戒』エスタロッサに敗北した時に描かれています。
そこは、
『煉獄』
と呼ばれる場所で、『魔神王』らしき姿も見えます。
ここで分かったことは、
命を落とすたびにメリオダスは、『煉獄』にやって来たこと。
メリオダスは、『魔神王』に受けた呪いにより何度でも生き返ること。
メリオダスは、『煉獄』に来るたびに、『魔神王』に感情を喰らわれていること。
『魔神王』はメリオダスの感情を養分として、力を蓄えていること。
3000年前、“あの女”のせいで骨抜きにされたメリオダスは、感情を喰らわれることで、かつての『最凶の魔神』に再び近づいていること。
『魔神王』がメリオダスを息子と呼んだこと…。
これらのことから、メリオダスは、『魔神王』に生き返る(復活する)呪いかけられ、3000年の間になんども命を落とし、その都度、感情を喰らわれ生き返っていたことが分かりました。
なぜ、メリオダスにこのような呪いをかけられたのかは、まだ語られていません。
ですが、エリザベスにかけられた『前世の記憶を失い、何度も転生する呪い』と大きな関りがあるとようです。
これは、永遠の転生の輪の中に留まり、亡くなっては別の“エリザベス”として生まれ変わること。
その際、
前世の記憶を失ってしまっていること。
転生するたびにメリオダスと必ず出会い、恋に落ちること。
そして、必ずメリオダスの前で命を落とすこと…。
最初に転生したエリザベスは、失っていた
前世の記憶を全て思い出したことで両目に女神族の“印”が浮かんだそうです。そして、
3日後に、メリオダスの目の前で亡くなった
のです…。
3000年の間に、107人のエリザベスと出会い、106人のエリザベスを看取ってきたというメリオダスは、
「何度繰り返してもこれだけでは慣れねぇ」
と言っています。
そして、そんなメリオダスを苦しみから解放するために、エリザベスはメリオダスに
「いつか、この呪いを解くと約束して」
とお願いをしたそうなのです。
このように、2人の呪いが対になっていると考えられることから、これは、『魔神王』と『最高神』に対抗した、
メリオダスとエリザベスへの『罰』
なのではないかと推測されますね…。
3000年の間、『魔神王』か『最高神』、またはそれに匹敵する力を手に入れ、エリザベスとの約束を果たす事を目的に旅を続けてきたメリオダス…。
以前、『煉獄』より蘇ったメリオダスがフラウドリンを倒した後、エリザベスに泣きながら告白するシーンがありました。
「オレは昔の自分に戻るのが怖いよ」
「でも…元のオレに戻らなくちゃ…」
「お前(エリザベス)を救うことができねえんだ…」
このセリフの意味が、ここにきてようやく理解できましたね。
バルトラが予兆した『七つの大罪』の結成は、『十戒』を討つためにこそ集められたメンバーということも判明しています。
このまま首尾よく、『魔神王』を倒す事さえできれば、メリオダスは永遠の生から、エリザベスは永劫の輪廻という残酷な運命を終わらすことができるはず、なのですが…。
ところが、ゼルドリスの呪いにかかったマーリンを助けるため、ゼルドリスの魔力に介入したことでエリザベスの記憶が戻りつつあるようです!
すでに、
両目に例の“印”が浮かび上がり、倒れてしまったエリザベス…。
このまま、何もしなければ3日後には、エリザベスは命を失い、また別の“エリザベス”として転生することになってしまうでしょう。
メリオダスは、107人目のエリザベスを助けることができるのでしょうか?
メリオダスと女神族のエリザベス、2人の関係の始まりや、3000年前の戦争の真相が、どんどん近づいてきているようですね。
今後の『七つの大罪』本編から目が離せません!
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まとめ
『七つの大罪』団長・メリオダス。
その正体は、かつて『最凶の魔神』と呼ばれ、3000年以上前の世界では、魔神王の精鋭部隊『十戒』の統率者にして、『魔神王』の息子であることが判明しています!
メリオダスが、何度でも生き返る(復活する)理由は、『魔神王』によってかけられた呪い。
これは、メリオダスとエリザベスが『魔神王』と『最高神』に戦いに挑んだことへの罰ではないかと推測されますが、まだ謎の部分が多いようです。
メリオダスは、自身とエリザベスにかけられた呪いを解くことができるのでしょうか?