漫画『七つの大罪』の中で、最も闘級の高いメンバーとして知られるエスカノール。
一応、エスカノールの種族としては、人間とのこと。
しかし、先天性の加護(または呪い)なのか、普段の貧弱な姿と、手配書でも描かれている屈強な男としての強さに大きなギャップがあります。
『エスカノールは本当に人間なのか?』
と思いたくなる変貌ぶりを見せていますが、一体何者なのでしょうか?
そこで今回は、七つの大罪メンバーであるエスカノールの年齢や、正体、身長、目的について探り、本記事でまとめていきます!
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七つの大罪・エスカノールの年齢や身長は?
『七つの大罪』の十戒編で、ようやく登場した最後の七つの大罪メンバー・エスカノール。
アニメでは、『エジンバラの吸血鬼』に、原作に先駆けて登場していましたね。
漫画『七つの大罪』では、十戒のメンバーであるガラン・メラスキュラの2人に追われ、傷だらけになったバン、エレイン、ジェリコの3人が、逃亡しながら辿り着いた『麗しき暴食亭』で初めて対面。
そこでようやく登場したのが、バーの店主であったエスカノールなのです。
本編に初登場時のエスカノールは、どう見ても『七つの大罪』メンバーには見えない貧弱そうな身体つきの、単なる影の薄いバーの店員という印象でした。
十戒のガランとメラスキュラは、バンを追い詰めるためにエスカノールの酒場に乗り込みます。
そこで、余興とばかりに日がのぼるまでお酒を飲み続け、酒場に置いてあった『神斧リッタ』に触れた辺りで、エスカノールが大変貌を遂げます。
ガランが、重くてまともに持てなかった神斧リッタをエスカノールが片手で軽々と持ち上げてしまうことから、その異質さがわかると思います。
それまでのエスカノールとは、全く異なる屈強な男になり、十戒のガランとメラスキュラに対して、圧倒的な力の差をみせつけ、撃破してしまうのです。
これは、エスカノールの
魔力『太陽(サンシャイン)』
によるもの。
『太陽(サンシャイン)』は、日の出とともに力を蓄え、ピークとなる正午になるころには屈強な男へと姿を変えるのです。
その変貌がどのくらいかと言うと、エスカノールの最弱時と最強時の体格を比べてみると良く分かります。
エスカノールの身長と体重
最弱時(深夜0時)
身長:165㎝
体重:49㎏
最強時(正午12時)
身長:325㎝
体重:355㎏
最強時の身長は、最弱時の約2倍。
体重に至っては、約7倍にもなっていることから、信じられないくらいの変貌と言えるでしょう!
また、エスカノールの年齢についても気になるところです。
『七つの大罪』メンバーの手配書の似顔絵で描かれていたエスカノールは、渋い初老の男性でしたね。
パッと見たところバルトラ国王と同じくらいの年齢で、60歳くらいに見えましたが、実際のエスカノールとは、全く似ていないように感じます。
それもそのはず、エスカノールの年齢は、もっと若くて
40歳!
どうして、初老の人物の手配書になってしまったのか、こちらもある意味、謎と言えそうです…。
エスカノールに関しては、いろいろな意味で、まだまだ謎多き人物と言っていいかもしれませんね。
七つの大罪・エスカノールの正体は?
『エスカノールの正体は何者なのか? 』
という議論は、リオネス王国奪還編の頃から、ネットで囁かれていた話題です。
ホークの正体がエスカノールではないか?
と囁かれていた事もあったほどです。
それだけエスカノールの正体が全く不明だったのです。
貧弱青年・屈強な男として登場してきたため、ホークがエスカノールの正体ではないことはわかりました。
とはいえ、上でも書いたように、なぜエスカノールの強さが変化するのかについては、まったく明かされていません。
現在、エスカノールの出生については、
とある王国の王子として生まれた
ことが分かっています。
エスカノールが誕生したときには、喜ぶ父と母の姿が描かれていることから、愛され望まれた誕生だったのでしょう。
しかし、兄のデモンドは、エスカノールの誕生を喜んでいなかったようです。
実際、幼いエスカノールが父母に可愛がられている嫉妬から、兄の立場を振りかざして暴力をふるいます。
そんな時、エスカノールの
『太陽(サンシャイン)』の魔力が発現
し、デズモンドの腕を折ってしまうのでした。
その時のエスカノールが、どのような姿になっていたかは分かりませんが、驚き怯える父や兵士達、さらには
「こんなの私の子じゃない」と泣きながら訴える母
の姿から想像するに、子供とはいえ、エスカノールの姿が驚くほど変化していたことが伺えます。
しかも、占い師らしき人物が、エスカノールには
「強力な呪い」
がかけられており、
「生かしておいては王国に災いをもたらす」
と言ったことから、エスカノールは母国から命を狙われることになるのでした…。
エスカノールは、ただ一人の味方であったローザという女性の助けで、なんとか王国から逃れます。
ですが、このローザとの関係や、王国から逃れた後については、今のところは詳しく語られていません…。
このエスカノールの持つ特異な魔力『太陽(サンシャイン)』は生まれ持ったものであることは間違いないようです。
それが呪いによるものか、それとも加護であるのか、詳細については判明していません。
ただ、貧弱な姿の時のエスカノールは、気も力も弱く、まったく頼りになりませんが、とても優しい性格であることは間違いありません。
そして、屈強な姿のエスカノールは、傲慢な性格ながらも、やはり根本的な優しさを持っていると思われます。
バイゼル大けんか祭りで、仲間であるゴウセルとの対戦時には、ゴウセルの挑発に乗ったかのように見せながらも、『十戒』のグロキシニアとドロールを攻撃したことからも明らかです。
『十戒』をも凌ぐ強さを持つエスカノールの正体については、今後も注意深くチェックしていきたいですね。
七つの大罪・エスカノールの目的はマーリン?
さて、エスカノールがマーリンに特別な感情を持っていることは、初登場時から非常にあからさまであったと思われます!
バンと再会したことで、さらにはマーリンとも再会できるのでは?と喜んでいたはずのエスカノール。
しかしバンたちがマーリンたちと、はぐれていることを知り、愕然としていた姿を見れば、エスカノールが片思いしている様子が手に取るようにわかります。
エスカノールとマーリンの出会いは、エスカノールを『七つの大罪』メンバーへのスカウト(?)時のようです。
おりしも、昼間の屈強な姿で傲慢状態のエスカノールに対してマーリンが、
「我らに力を貸してくれぬか?」
と声をかけます。
それを聞いたエスカノールは、
「気安く声をかけるな。我を誰と…」
と言いながら振り向きますが、マーリンを見た瞬間、言葉が止まり、マーリンの姿に心を奪われた様子のエスカノールが描かれています。
これは、もしかしたらエスカノールの一目ぼれだったのかもしれませんね!
こうして『七つの大罪』メンバーとなったエスカノールですが、メンバーとなった具体的な理由については語られていません。
その後、マーリンに
「僕が怖くないんですか?」
とエスカノールは尋ねます。
それに対して
「お前の謎は十分に魅力的だ」
と答えるマーリン。
今まで、人に疎まれ続けてきたエスカノールは、こんな風に言われたことがなかったこともあって、マーリンに心惹かれたのではないでしょうか?
ですが、エスカノールは、マーリンについて、こうも言っています。
「(マーリンは)僕と並んで歩む人ではない」
「真っ暗だった僕の人生を照らしてくれた太陽そのものなんですから」
エスカノールにとってのマーリンは、決して手は届かないけれど、そこにいてくれるだけで満足な憧れの存在と思っているのかもしれません。
これらのことから、エスカノールが『七つの大罪』メンバーでいる理由と目的、それは
マーリンの役に立ちたいから
ではないかと推測できそうですね。
ですが、エスカノールは、マーリンとメリオダスの会話を聞いてしまいます。
それは、行方不明中のキャメロット王・アーサーについて。
メリオダスは、
「お前の目的は王国の民を救うことでも、ゼルドリスを倒す事でもない」
「“アーサーを守ること”、そうだろう?」
とマーリンに言います。
そんなメリオダスにマーリンは、
「(アーサーを)失う訳にはいかない」
「彼は私の希望そのものなんだ」
と訴えるのでした。
それを聞いたエスカノールの胸中はわかりません。
しかし、マーリンの為に一生懸命だったエスカノールよりも、アーサーを大事に思っていることを知って、きっとショックを受けたのではないでしょうか…。
このマーリンの発言によって、エスカノールの心境に悪影響を与えていないことを祈るばかりです。
今後、もし、マーリンに失恋することがあれば、エスカノールはどのような行動をとるのか?
強大な力を持っているだけに、今後のエスカノールの動向に注目したいものですね。
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まとめ
『七つの大罪』メンバーのエスカノール。
現在から遡ること40年前。
とある国の王子に生まれたエスカノールですが、生まれ持った魔力『太陽(サンシャイン)』が原因で、国を追われてしまいます。
『太陽(サンシャイン)』は、太陽の上昇とともに闘級が上がり、普段の身長から約2倍の屈強な姿へと変化することが分かっています。
ただ、エスカノールの具体的な正体については、未だ謎に満ちています。
また、マーリンに憧れの気持ちを抱いているエスカノールですが、もし、マーリンに失恋してしまった場合、その後の行動が気になりますね。
エスカノールの気持ちがマーリンに通じることを祈りたいと思います…。