魔神王直属の精鋭部隊『十戒』。
そのメンバーの一人、ぱっつん前髪で可憐な容姿をしているメラスキュラ。
行動を共にすることの多い『十戒』のガランとのコンビは、さしずめ、
“おじいちゃんと孫娘”
に見えます!
また、メラスキュラはお酒が好きな様子。
エスカノールの酒場『麗しの暴食亭』では、ガランと共にバーニャエールを飲み過ぎて、酔いつぶれている姿が描かれています。
しかし、どんなに可愛くても、やはり魔神族…。
メラスキュラの持つ技(能力)は、肉体ではなく魂を操るエグさがあります!
今回は、『十戒』のメラスキュラの持つ『戒禁』から、闘級、技(能力)などについて考察してみたいと思います!
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メラスキュラ(十戒)の技(能力)をチェック
『十戒』メンバーのメラスキュラは、小柄でかわいらしい顔立ち、前髪ぱっつんでピンクの髪の毛と、見た目はファンシーです。
しかし、その技(能力)は、お世辞にも可愛いとは言えないものをもっています。
メラスキュラは、自らを
『魂を扱う専門家』
と称していますが、それは悪い意味での専門家。
魂の冒涜を専門にしているようです。
そんなメラスキュラの技(能力)をさっそく見てみましょう。
メラスキュラの技(能力)一覧
魔力『獄門(ヘルゲート)』
魂を扱ったり、仲間の魔神族を呼び出すなどを力を持つと思われる。
『暗憺の繭(あんたんのまゆ)』
対象を黒い影のような物で包み、閉じ込める。
内部は暗闇に包まれているのか、閉じ込められた人物はメラスキュラの姿を見ることができていない様子。
『怨反魂の法(おんはんごんのほう)』
亡くなった者の未練を増幅させ、やり場のない怒りを糧として、この世に呼び戻し、憎悪に凝り固まった存在として蘇生させる禁呪。
蘇生させられた者は、生前よりも身体能力が向上し、生前の魔力も使える。
ただし増幅させられた怒りに抗うと衰弱し、未練が消えれば昇天してしまう。
この技(能力)によって、妖精族のエレインと元・聖騎士長のザラトラスが蘇った。
ザラトラスは、未練であったドレファスとヘンドリクセンを救えたことで昇天。
エレインは、現在もバンと一緒にいるが、効果が薄れているのか、身体の調子は良くない模様。
『召喚の輪(サモン・リング)』
魔神族を召喚できる能力。
この技(能力)を使い、赤色と灰色の魔神を呼び、集落に住む人間の魂を集めさせていた。
辺りを探索することもできるらしい。
『招来魂(しょうらいこん)』
離れた場所からでも、相手の身体から魂を取り出す事ができる。
その際には、言葉にできない呪文のようなものを唱える必要がある。
メリオダスの魂を取り出そうとするが、あと一歩のところで、バンによって阻止された。
『修羅の怨讐(しゅらのおんしゅう)』
『暗澹の繭(あんたんのまゆ)』 内に閉じ込めた対象者の負のエネルギーを吸収し、『怨反魂の法(おんはんごんのほう)』で蘇らせた者へ供給し、強化する能力。
メリオダスの魔力を吸収し、蘇らせた亡者1体に集約したが、その魔力の強大さに亡者の身体では耐えきれず自滅してしまった。
以上が、メラスキュラの技(能力)となります。
これらを見ると、メラスキュラは肉弾戦系の技(能力)は一つも持っていません。
魔力を使った技(能力)も、魔力で相手を直接攻撃するものもなく、特殊な方法が多いようです。
そして、新たに、メラスキュラの技(能力)として、
巨大な蛇に変身
することが判明しました!
今までにも時折、メラスキュラの舌が蛇の舌のようである描写がありましたが、これがメラスキュラの本性なのでしょうか?
コブラに似た、頭に触角がある禍々しく恐ろしい姿。
その為、メラスキュラ本人も、
「可愛くないから、この姿にはなりたくなかった」
と言っていることから、大蛇姿は気に入ってはいない様子です。
そこで真っ先に狙われたのはバン。
メラスキュラは、心臓を6つ潰された挙句、顎の噛み合わせも悪くなったと、バンを恨んでいるようです。
こちらは、人間の姿のメラスキュラの持つ技(能力)とは逆に、その
巨体を駆使した力技の攻撃
がメイン。
鋭い牙、強靭な尾での攻撃が繰り出されます。
また、上記以外にも、メラスキュラが人間の身体に触れることで魂を抜いている姿が見られます。
ただこれは、『十戒』のデリエリ、フラウドリンも同じ方法で人間から魂を抜き出していましたから、魔神族なら誰でもできる技なのかもしれません。
また、メラスキュラは、帯状の影のようなものを常に身体に纏っています。
この影は、自らを包み衝撃を吸収したり、ガランのゴルフ(?)のボールにするため、岩を丸く削ったりと、なかなか便利に扱えるようです。
メリオダスが魔神化した際も、この影を移動させて攻撃を防いだこともありました。
デリエリも影を動かしていたことから、こちらも高位の魔神族なら自在に操ることができる技(能力)なのでしょうか?
まだまだ、魔神族には、謎な部分が多いようですね。
3000年前の世界では、
『天界の門』を『魔界の門』へ
と変えようとしているメラスキュラが登場しています。
どうやら、メラスキュラの魔力『獄門(ヘルゲート)』の能力(技)が関係しているようですが、残念ながら『魔界の門』は完成しませんでした。
なぜなら、ゴウセルによって認識を操作されてしまい、『魔界の門』を作っているつもりが、実際には『魔界の牢獄の門』を作らされていたから!
その事に気付いたメラスキュラの怒りは、口が裂け、凄まじいの一言でした!!
一見、可愛い女性に見えるメラスキュラですが、やはり『十戒』だけあって、恐ろしいことは間違いないようです。
メラスキュラ(十戒)の戒禁の効果をチェック
『十戒』メンバーは、それぞれ、
魔神王より賜った
という『戒禁』を持ちます。
その『戒禁』に背くと、
誰であっても、『戒禁』の呪いにかかってしまう
恐ろしい効果があるのです。
『十戒』メンバーのメラスキュラも、信仰の『戒禁』を持っています。
戒禁:信仰
この戒禁を持つ者の前で『不信』を抱く者は、誰であろうとその眼(まなこ)を焼かれる。
誰もが心の中に持っている、信仰し信頼する対象(もの)。
例えば、神であったり剣であったり恋人であったり…。
そんな一度信じた、その対象(もの)を疑うことによって、この『戒禁』は発動するようです。
『七つの大罪』本編では、メラスキュラの『怨反魂の法』で蘇ったと思われる恋人(妻?)を前にした男性が、
「もう、お前なんか愛しちゃいない!」
と言ったところ、目が焼けただれていく様子が見られました。
メラスキュラは、
人間は些細な出来事で信仰を簡単に失う
と言っていますが、
何か一つのことをずっと信じ続けるというのは、
“言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)”
ではないでしょうか?
それを全うできる人がどれだけいるか…
まさに人間の弱さを突く、非常に恐ろしい呪い
に感じます。
それにしても、メラスキュラの持つ技(能力)といい『戒禁』といい、かなり
陰湿な感じ
がしますよね!
メラスキュラ(十戒)の強さ(闘級)をチェック
さて、魂を操るなどの魔力中心の技(能力)を持つメラスキュラ。
その強さ(闘級)はどのくらいなのでしょうか?
『十戒』メラスキュラの闘級
34000
魔力 31500
武力 500
気力 2000
か弱そうに見えても、さすが『十戒』だけあって、闘級は34000もあります!
そして、思った通り魔力が一番高くというか、闘級のほとんどが魔力となっていますね。
魔力だけみれば、『十戒』メンバーの中では、グロキシニアとモンスピートに続いて第3位。
また、メラスキュラの武力500という数値は、一見、低そうに見えますが、リオネス聖騎士でいえば、
ギーラや『蒼天の六連星』メンバーのドゲットに匹敵
します。
メラスキュラ本人にその気はなさそうですが、身体を使っても、そこそこ戦えそうです。
そんなメラスキュラですが、バイゼルにて、メリオダスの魂を『招来魂(しょうらいこん)』で取り出そうとしていた時、『絶気配(ゼロサイン)』で忍び寄ってきたバンに、いきなり首を折られてしまって以来、姿を見せていませんでした。
消息がはっきりしなかったため、ネットでは、メラスキュラは、すでに命を失ったのでは?という予想もされたほど。
しかし、メラスキュラの『怨反魂の法』で蘇ったザラトラスが生きていたことから、メラスキュラは生きていると思われていましたが、その予想が的中!
『城塞都市コランド』で、再びメラスキュラが久しぶりに登場しました。
上位魔神は、7個の心臓を持つと言われていますが、メラスキュラ自身が
「心臓を6個潰された」
と言っていることから、残りの心臓は1個ということが判明しています。
よって、メラスキュラの残りの命(心臓)は、1個のみ。
その心臓を潰せば、メラスキュラの命は尽きると思われますが、それは同時にエレインとの別れも意味していますね…。
そんなメラスキュラが、大蛇に変身して『七つの大罪』全メンバーを相手に戦いを繰り広げています!
『十戒』の中でも人気のあるメラスキュラの再登場、そしてエレインがどうなってしまうのか?
今後の本編が楽しみではないでしょうか。
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まとめ
見た目こそ可愛らしい姿をしているメラスキュラ。
しかし、『信仰』の戒禁や『怨反魂の法』などの技(能力)に関しては、とても陰湿な感じがしますね。
バイゼル大けんか祭り後に、バンに首を折られて以来、メラスキュラの消息ははっきりとしていませんでしたが、『城塞都市コランド』で、その姿を再び見せました!
メラスキュラの心臓は、残り1個。
大蛇に変身したメラスキュラの力が、『七つの大罪』メンバーを相手にどこまで通用するのか必見ですよ。
また、メラスキュラによって蘇っているエレインの今後も気になるところではないでしょうか?