『七つの大罪』メンバーである『嫉妬の罪(サーペント・シン)のディアンヌ』の過去になくてはならない人。
それが
『大地の牙』マトローナ
ディアンヌが『七つの大罪』に入団するきっかけともなった事件で、亡くなったと思われていたマトローナがなぜか復活しました。
しかし、今なぜ、マトローナは再登場したのでしょうか?
今回は、マトローナ復活の理由や原因について考察してみたいと思います!
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マトローナはいつの間になぜ復活したの?
『大地の牙』と呼ばれるマトローナは、巨人の里『メガドーザ』の戦士長。
巨人族の生業である傭兵として闘う一方で、若いディアンヌやドロレス達を立派な戦士にする為の教育や訓練をするマトローナ。
巨人族は誇り高い戦士であり、マトローナは、根っからの巨人族の戦士ということで戦いこそが巨人族の本分であり、本懐であり本質だと考えています。
そのため、戦うことが嫌いで倒すべき敵にとどめを刺さずに逃がしてしまうディアンヌとは意見が合わず、対立することもしばしば…。
そんなある日、マトローナとディアンヌは、リオネス聖騎士ギャノンの依頼で蛮族討伐作戦に参加します。
しかし、この討伐作戦は、実は
暴走した『大地の牙』マトローナを仕留めた
というニセの功績を得る為に、ギャノンが仕組んだ卑怯な策略だったのです。
正体を現したギャノン達と交戦する中、マトローナはディアンヌを庇い、猛毒の矢を受け倒れてしまいます。
それに涙を流すディアンヌにマトローナは、ディアンヌの両親から
ディアンヌが一人でも生きていけるように強く育てて欲しいと頼まれたこと
戦うことしか教えてやれなかったこと
を語り、これからは自分で戦っていくようディアンヌに告げ、マトローナは、こと切れるのでした。
その後、ディアンヌたちとの戦いで生き残ったリオネス兵の偽証によって、ディアンヌは、力のあるマトローナに嫉妬し、リオネス王国騎士を巻き込み亡き者にした、として刑を宣告されます。
これが『嫉妬の罪(サーペント・シン)のディアンヌ』と呼ばれる由来となるわけです。
その後、ディアンヌは、『七つの大罪』団長メリオダスに身柄を引き取られ、『七つの大罪』メンバーとなります。
その時点から現在まで、マトローナは亡くなったと思われていました。
そして、16年後の現在。
ゴウセルの『消えゆく彼岸(ロストワールド)』によって、『七つの大罪』として活動していた期間の記憶を消されたディアンヌ。
(残っている最後の記憶である)マトローナが亡くなったとことを仲間へ伝えようと、故郷の『メガドーザ』へ向かっていきます。
その途中、ディアンヌは、運悪く『十戒』メンバーのガランとモンスピートに遭遇してしまいますが、そのピンチを救ってくれたのが、なんとマトローナその人だったのです。
亡くなったかと思われたマトローナが、どのようにして復活できたのかは、『十戒』から逃げ切った後に、マトローナ本人が語っています。
毒矢を受け、倒れてしまったマトローナですが、あの時はまだ生きていたこと。
そんなマトローナを見つけた蛮族のザルパが、的確な処置をしたうえで、三日三晩寝ずに看病をしてくれたおかげで生きることができたのです。
そして、マトローナは、自分が助かったのは、ディアンヌのおかげでもあったと続けます。
以前、ディアンヌが逃がした敵の蛮族の中にザルパがいたこと、あの時のディアンヌの優しさがなければ、こうして生きてディアンヌに再会することもできなかっただろう、と。
そう語ったマトローナは、ディアンヌに
「ありがとう」
と言うのでした。
16年前、
「非情になれ甘さを捨てろ」
とディアンヌに言っていたマトローナですが、命の恩人で愛するザルパと、我が子のように愛しく思っているゾルとデラと暮らすうちに、すっかり柔和な性格になったみたいですね。
こうして『大地の牙』マトローナは、16年前には復活しており、エジンバラの近くで夫のザルパと、その子供ゾルとデラの4人でひっそりと幸せに暮らしていたのでした。
マトローナが生き返った理由原因を考察!
さて、16年前に亡くなったと思われていたマトローナですが、魔神族『十戒』によってブリタニアが支配されつつある今、なぜ、生きていることが明らかにされたのでしょう?
記憶を失ったディアンヌの保護者としての役割を果たしてはいますが、はたしてそれだけでしょうか?
それ以外に今後の展開で関係がありそうなことが、一つあります!
それは、マトローナが踊っていた『ドロールの舞踊』です。
『ドロールの舞踊』は、巨人族の長のみに受け継がれる踊りですが、マトローナはそれをディアンヌに授けようとします。
ディアンヌは、その舞踊をただの踊りだと考えているようですが、マトローナは、『ドロールの舞踊』について、神聖な踊りであること、大地を全身で感じ、大地に繋がる全てのものを一体化すること、それが真髄だと語ります。
それについて、あまりピンとこないディアンヌでしたが、何も考えずに踊りに没頭することで、何かを掴みかけます。
残念ながら、はっきりと捉えるところまでは、まだいっていませんが…。
この『ドロールの舞踊』を自分のものにしたとき、ディアンヌはさらなる力を手に入れるのではないでしょうか?
ディアンヌがその気になれば、マトローナすら足元に及ぶことができないような力を手にできることを確信しているマトローナ。
ディアンヌの保護者として、そして、ディアンヌの真の力を覚醒させる導き手として必要だった、というのがマトローナの復活した理由なのだと思われます。
復活したマトローナとディアンヌは、魔神族に襲われ、重傷を負ってしまったゾルとデラを助けるために、優勝者は何でも望みを叶える権利を得られるという『バイゼル大けんか祭り』に参加するため旅立ちます。
バイゼルでは、久しぶりに『七つの大罪』メンバーのほとんどが一同に揃いますが、ディアンヌの記憶は戻らないまま、大けんか祭りが始まります。
このけんか祭りを主催しているのは、『十戒』メンバーのグロキシニアとドロール。
このドロールこそ、『ドロールの舞踊』を生み出した巨人族の祖と言われる伝説の巨人なのです。
この後、ドロールがディアンヌやマトローナと、どのように関わってくるのでしょうか?
ぜひ、今後の『七つの大罪』本編(十戒編)で確かめていただきたいと思います!
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まとめ
ディアンヌの過去を語る上で、はずすことのできない大切な存在のマトローナ。
16年前に亡くなったと思われていたマトローナが復活した理由は、
ディアンヌの真の力を引き出す導き手
として、なのではないかと筆者は考えましたがいかがでしょうか?
『十戒』メンバーのドロールに対峙するのは、間違いなくディアンヌだと思われます。
勝負の行方と共に、今後のディアンヌの成長からも目が離せませんね!
まだ明かされぬ伏線については、『七つの大罪』本編(十戒編)で、この続きを楽しんでいきましょう!