みなさんは、七つの大罪のキャラクターで、聖騎士ギルサンダーの父である先代聖騎士長ザラトラスのことを覚えていらっしゃいますか?
実質、『七つの大罪』の物語がはじまった冒頭から、既に十戒の1人・フラウドリンに支配されたドレファス、ヘンドリクセンによって、全身串刺し状態にされたので、ザラトラスが何者なのか、実感が湧いていない読者も少なくないでしょう。
しかし、最近の週刊少年マガジンの連載において、ザラトラスが生きていたことが発覚します。
厳密には、一時的に魂が復活しただけみたいですが、果たしてその理由は一体何だったのでしょうか?
また、ザラトラスの性格や、これまで謎解されてきたリズとエリザベスの関係など、新たに見えてきた情報を、本記事でご紹介していきます
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ザラトラスの魂が復活していた事実・背景
漫画『七つの大罪』を読んでいくと、実際にはありえない演出が施されることがあり、時折驚きの展開を見せることがあります。
その一つが、亡くなった者の魂が復活してしまう一件。
あくまでメラスキュラの『怨反魂の法』の能力によって、この世への未練と引き換えに、一時的に魂を復活させてしまうのです。
中にはゾンビのように復活しているキャラクターもいるため、当然、非常識な現象として映ってしまいますね。
もちろんこれは漫画だからこそあり得る話です。
この設定によって、状況によっては、すでに亡くなったはずのキャラクターが復活し、『七つの大罪』のストーリーの根幹に関わっていくという演出も期待できます。
実際に、バンの想い人だったエレインも、この『怨反魂の法』によって復活し、バンたちと行動をともにするようになりました。
そして、今度は、物語冒頭から既に亡くなってしまっていたの先代聖騎士長・ザラトラスが復活します。
十戒・エスタロッサに敗れ、意識を取り戻せず、眠ったままのメリオダスの姿をみたザラトラスは、メリオダスを通じて、ダナフォール崩壊直後の世界にエリザベス達をいざないます。
このことによって、これまで謎とされてきた、
- リズとエリザベスの関係
- エリザベスがバルトラ・リオネスの三女として引きとられていった理由
これまでに一部の人物しか知らなかった『七つの大罪』の謎が少し明らかになっていきます。
それにしても、ザラトラスまで復活していたとは驚きですよね。
筆者も、たまたま連載中の週刊少年マガジンで、その光景を見て、なにか見間違えたのか?と思ってしまったほどです。
こういう展開があるのは、漫画のようなフィクションならではの演出で、リアルではありませんが、時空を超えて物語の背景がクリアになっていくので、非常に面白いものです。
今後も、ザラトラスのように復活したキャラクターによって、ストーリーが進んでいくということもあるかもしれませんね。
ザラトラス復活の件も含め、今後の『七つの大罪』のストーリー展開を楽しみにしたいものです。
ザラトラスの魂が復活した意味
先ほどもお話したように、ザラトラスの魂が復活したのは、あくまで十戒・メラスキュラが、彼らのこの世への未練や嫉妬・妬みを利用し、『怨反魂の法』の能力を用いて魂を復活させ、現在生きている人たちに襲撃をかけようとした目的しかありません。
エレインもザラトラスも、その1人でしかなく、何か特別の意味があって、メラスキュラが復活させたわけではありません。
しかし、現実には、エレインはバンにとって心の支えとなり、一方、ザラトラスは、豚の帽子亭に出現し、メリオダスの記憶を通じて、エリザベスとホークをダナフォール崩落直後の世界にいざなうという重要な役回りを担っています。
そして、ダナフォール崩落直後の世界に誘われたことで、エリザベスは、
- エリザベスは幼い頃メリオダスと会っていたこと
- 七つの大罪そのものが十戒を倒すために選ばれたメンバーであること
これまで謎とされてきたことを理解していくことに…
正直、エリザベスが何故、バルトラ・リオネスの手に渡り、リオネス第三王女として育っていくのか、その謎も筆者はよく分かりませんでした。
しかし、こうしてザラトラスが復活したことで全てが鮮明になり、物語の背景がようやく見えてきたような気がしますね。
リアルから遠く離れてしまうことにもなりますし、亡くなった者が復活することは、本来であれば、あってはならない演出なのかもしれませんが、そこは漫画というフィクションならではです。
読者に『七つの大罪』という世界観をよく理解してもらうためには、時に必要な演出なのかもしれませんね。
筆者も、今後の『七つの大罪』ストーリーを読んでいく中で、ザラトラスが復活したこの意味を大事に、楽しみながら『七つの大罪』を読んでいきたいと思いました。
先代聖騎士長・ザラトラスのユニークな性格とは?
さて、ザラトラスの一時的な復活によって明らかにされたのは、何もダナフォール崩落直後の世界についてだけではありません。
ザラトラスは、単純に全身を串刺しにされたことが原因で亡くなったのではなく、毒を盛られた上で、襲われたことが原因だったことが判明。
さらに、『七つの大罪』最新182話『たしかな、ぬくもり』では、ザラトラスが、酒にめっぽう弱く、1杯飲んだだけで酒乱の性格を表に出してしまうことまでも明らかになりました。
まぁ、攻撃的に絡むというより、陽気にメリオダスに絡んでいくという印象でしたが、メリオダスの髪の毛をワシャワシャと掴み、天然パーマが暴発したかのようなぐちゃぐちゃな状態にかき乱していくのですから、ある意味、ザラトラスは、めんどくさい性格の男とも見受けられます。
ただ、真面目一辺倒という印象だったザラトラスに、意外とひょうきんな性格がある部分も垣間見えたような気もしますね。
正直、このストーリーだけで、具体的なザラトラスの性格を理解することは難しいかもしれませんが、息子であるギルサンダーを見ても分かるように、真面目だけど、どこか抜けているところもあり、ユニークな性格であることだけは間違いなさそうです。
きっと腹を割って、話し合えたら、ザラトラスは、親しみやすく信頼できる性格の持ち主なのかもしれませんね。
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まとめ
ザラトラスの復活は、正直、読者を驚かせる新事実として、突然『七つの大罪』連載中のストーリーに訪れました。
確かにメラスキュラの能力が人選問わず、亡くなった人間の魂をこの世への未練を媒体に無条件で復活させたのだとしたら、エレインの復活と同時に、ザラトラスが復活していたとしても、なんらおかしくはありませんよね。
だったら、今まで何故出てこなかったのか、そして急に現れた演出となったのは、どういう背景があったのか?
それを考えると、ザラトラス復活の意味も見えてきますし、今後のストーリー展開にも大きく絡んでいきそうな気がします。
ぜひ、今後、ザラトラスも仲間に加わり、十戒達を倒す大きな助力となってくれることを期待したいですね!