大人気漫画の『七つの大罪』は、アニメ版でも多くの人が楽しんだのではないでしょうか?
ただアニメとなると、原作と設定が変わっていることも多々ありますよね。
実は、『七つの大罪』でも、原作とアニメ版で、ストーリーが大きく違うところがあるのです!
それは、『七つの大罪』メンバーの『色欲の罪(ゴート・シン)ゴウセル』の登場シーン!
いったい、アニメと原作で、どのように変わっていたのでしょうか?
また、無表情で感情の起伏がないゴウセルのキャラクターをアニメで演じた声優は誰なのでしょうか?
今回の記事では、アニメ版『七つの大罪』のゴウセルについて、その違いなどをお話していきましょう。
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ゴウセル(七つの大罪)の原作とアニメの違いを考察!
さっそくですが、
ゴウセル登場の手前のあらすじ
を見てみましょう!
『リオネス王国奪還編』でバイゼルけんか祭りに参加した七つの大罪メンバーのメリオダス、バン、キング、ディアンヌ。
ヘルブラム卿率いる『新世代』聖騎士のギーラや、ジェリコ達の襲撃を受け、メリオダスの持っていた、刃折れの剣『常闇の棺の欠片』を奪われてしまいます。
メリオダスたちは、とりあえず残る『七つの大罪』メンバーと、神器探しの旅を再開します。
同じ頃、バイゼルより東の『オーダンの森』にて、
『鎧巨人(アーマージャイアント)』
を発見したとの報告がヘルブラムに入ります。
ヘルブラムは、『鎧巨人』討伐の為に
リオネス聖騎士団『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』
を差し向けるのでした。
ここまでが、漫画版、アニメ版、共通のエピソードとなります!
それでは、ここから先は、まずは漫画版のゴウセル登場シーンを見てみましょう。
原作漫画『七つの大罪』のゴウセル登場シーン
オーダンの町に『七つの大罪』がいる
という噂を耳にし、やってきたメリオダス達。
そこにいたのは村長の息子のペリオ(憤怒の罪・ペリオダス!)と遊び仲間達、そして、年かさの少年アーマンドによる、
『七つの大罪』ごっこ遊びをする子供たち
でした。
実はこの
アーマンドこそが、ゴウセル
なのです!
ゴウセルは、怪我をして倒れていた自分を助けてくれたペリオの為に、姿を変えて村長の召使いとなっています。
ペリオの世話係という姿をしているため、メリオダス達もゴウセルにまったく気付きません。
(『七つの大罪』時代のゴウセルは、常に鎧を着ていたので、素顔のままでも誰も気付かなかったかもしれませんが)
そこへ村人がやってきて、
『悪者を追っている王国聖騎士達が山狩りをする為、しばらくは山に立ち入らないように』
と言うのでした。
ですが、ペリオたちは、
「その悪者をやっつけてやる!」
と意気込んで勝手に山に向かってしまい、アーマンドがそれを追いかけて行ってしまいます。
メリオダス達は、山狩りの対象が自分たち『七つの大罪』なのだと勘違い。
その場を去ろうとしますが、そこに大けがをした一人の騎士が山から下りてきます。
その騎士は、
- 山に鎧の怪物がいる
- その怪物に騎士団が全滅させられた
- 『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』が応戦している
ということを告げ、息絶えるのでした。
その言葉を聞いたメリオダスは、山にいる
鎧の怪物こそがゴウセル
に違いないと、急いで救助に向かいます。
山の中では、『鎧巨人』と『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』が一矢触発の緊張状態で対峙していました。
そんな中にやって来たのは、なんとペリオ達『少年・七つの大罪』!!
周囲に倒れている騎士たちを見て怯える子供たちですが、ペリオ一人だけ勇敢(無謀)に『鎧巨人』に剣で切りかかります。
それをきっかけに『鎧巨人』がペリオ目がけて腕を振り下ろすのです。
そこにアーマンドがペリオを突き飛ばし、身代わりとして『鎧巨人』の拳の下敷きに…。
ぺしゃんこになったアーマンドに呆然とするペリオ。
そこから『鎧巨人』、『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』、そしてメリオダス、バン、キングも動き、三つ巴の戦闘が開始されます。
『鎧巨人』=ゴウセル
だと思っているメリオダス達は、なんとか『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』を退けようとしますが苦戦。
そんな中で、『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』メンバーのワインハイトの魔力をチャージした矢が、『鎧巨人』目がけて放たれます!!
しかし、その矢を『鎧巨人』に届く手前で、素手で止めた者が一人…。
それこそがアーマンド=ゴウセル!
村長の召使いとして、ペリオ達と話していたアーマンドとは、明らかに違う口調。
髪色も変わり、長くカールしていた髪がみるみる短くなりストレートになり、やがてボブカットの少年の姿へと変貌を遂げます。
そして
「七つの大罪が一人、色欲の罪ゴウセル」
と名乗りを上げるのでした!!
『鎧巨人』の中身は、10年前のリオネス王国転覆疑惑をかけられた『七つの大罪』メンバーが散り散りに逃げた際、ゴウセルが出会った怪物とのこと。
怪物の邪悪な魔力の底に聖騎士の魔力を感じたゴウセルは、
魔力暴走抑制を付呪された自分の鎧を与え、オーダンの山の森に怪物を隠れさせた
のでした。
以上が、原作漫画版のゴウセル登場シーンとなります。
では、次にアニメ版のゴウセル登場はどうだったのでしょうか。
アニメ版『七つの大罪』のゴウセル登場シーン
『鎧巨人(アーマージャイアント)』と行動を共にする、少年アラン。
ある日、アランは、『鎧巨人』の傷を防ぐ材料を買うために、一人で町へ出ていきます。
一方、メリオダス達は、情報収集のために『豚の帽子亭』の開店準備をはじめ、メリオダス、バン、キングは食料調達のため森へ。
エリザベスとホークは、酒場の宣伝の為、町へと向かい、そこで不思議な雰囲気のアランと出会うのでした。
森の中で異変を感じたメリオダス達。
その場に向かうと、たくさんの騎士が倒れているのを発見します。
その内の一人の騎士が、鎧の怪物に『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』が応戦していることを告げ、息絶えるのです。
それを聞いたメリオダスは、『鎧の怪物はゴウセルだ』と気付くのでした。
ゴウセルを助けるべく、『鎧巨人』と『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』の元へと向かうメリオダス達。
それぞれが緊迫するなか、アランが戻ってきます。
それをきっかけに戦闘が開始されますが、強敵『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』に苦戦するメリオダス達。
そんな中、『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』メンバーのワインハイトの魔力をチャージした矢が、『鎧巨人』目がけて放たれます!!
しかし、アランは、その矢を『鎧巨人』に届く手前で、止めてしまいます!
その場の誰もが驚くなか、アランの髪色や容姿が変わっていき、やがて一人少年の姿へと変貌を遂げるのでした。
アランこそが、ゴウセル
その人だったのです!
『鎧巨人』の中身は、ゴウセルが出会った怪物で、その怪物の魔力の底に聖騎士の魔力を感じたゴウセルは、
魔力暴走抑制を付呪された自分の鎧を与え、怪物と行動を共にしていた
のでした。
以上が、アニメ版『七つの大罪』のゴウセル登場シーンとなります。
ちなみに、漫画原作版、アニメ版、この後の展開は、ほぼ同じです。
『鎧巨人』をそっとしておいて欲しいと、ゴウセルはみなに頼みます。
しかし、あくまで『鎧巨人』を倒すことが任務であるという『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』リーダーのスレイダー。
その言葉を聞き、ゴウセルは自らの手刀で『鎧巨人』の首を落とし、スレイダーに渡すのでした。
それで『暁闇の咆哮(ドーン・ロアー)』が撤退し、戦闘は終了したと思われました。
ただ『鎧巨人』は、実はまだ生きていて、ここから七つの大罪メンバーと『鎧巨人』の本格的な戦闘が始まります。
戦っているうちにメリオダスは、『鎧巨人』の中身は、かつて聖騎士だったデール(ギーラの父親)であり、その変貌には何らかの陰謀が隠されていることに気が付いていく…。
というストーリーの流れになっています。
このように、
アニメ版では、原作漫画に登場したペリオ達のエピソードがすべてカット
されていたのです!
ペリオ達の
「ペリオダス!」
やアーマンド(ゴウセル)が
「色欲の罪、アーマンド!」
と恥ずかしそうに名乗りを上げているところが見られなくて、ちょっと残念な気がしますよね…。
また、
原作では、ゴウセル=アーマンドとして、ペリオの世話係で『鎧巨人』は森の中に隠した
のに対し、
アニメ版では、ゴウセル=アランとして、『鎧巨人』と一緒に過ごしていた
点も異なります。
これらが、原作漫画版とアニメ版の大きな違いとなります!
なお、アニメ版『七つの大罪』では、出番のなかったペリオですが、
アニメ『七つの大罪 聖戦の予兆』第4話に出演
しています。
設定は変わっていますが、ゴウセルとの絡みもありますので、もし見る機会があればチェックしてみてくださいね!
アニメ『七つの大罪』のゴウセルの声優は誰?
さて、無表情で無感動、感情の起伏のないゴウセルをアニメで演じている声優は誰なのでしょう?
感情を持たないゴウセルのキャラクターを演じるのは、難しそうですよね…。
そんなゴウセルの声を担当したのが、
髙木 裕平さん
名前:髙木 裕平(たかぎ ゆうへい)
生年月日:1986年6月23日(30歳)
出身地:香川県
身長:167㎝
体重:59㎏
出身校:JOKO演劇学校卒業
所属:劇団昴(2010年~)
この高木裕平さんは、劇団昴に所属する俳優、声優です。
実は、『七つの大罪』ゴウセル役が、声優としての初仕事だそうですよ!
声優デビュー作が、人気作品の主要キャラだなんて、すごいことですよね!
ちなみに、アニメ版のアランの声も高木裕平さんが担当しています。
ゴウセルの他、声優としては、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のシラ役や、『ハンドレッド』のクロヴァン役を担当されました。
普段は、主に舞台で活躍されている高木裕平さんですが、劇団に入団したのが2010年とのことです。
ただし、声優としては新人さんとなりますね。
まとめ
『七つの大罪』の原作漫画版とアニメ版のゴウセルの登場シーンの違いについてお話しました。
原作『七つの大罪』では、”アーマンド”という名前で、ペリオの世話係りをしていたゴウセル。
しかしアニメ『七つの大罪』では、なんとペリオのエピソードはすべてカット!
ゴウセルは、アランという名前で、『鎧巨人』と行動を共にしている設定となっていたのです。
また、ゴウセルのキャラクターをアニメで演じていたのは、劇団昴に所属する俳優で声優の髙木裕平さん。
しかも高木さんは、ゴウセル役で声優デビューされたばかり!
今後の活躍に期待したいですね。