相手から目当ての物を強奪し、極悪人のような雰囲気を醸しだしたかと思えば、純粋に無邪気にメリオダス達とじゃれあうような子供っぽいところを見せたりと、つかみどころがないキャラクターといった印象もある七つの大罪メンバーのバン。
まさに、『強欲の罪(フォックス・シン)』のバンとはよく言ったもので、己の欲のためにのみ生きていると言ってもいいくらい、欲望に素直なところはキャラクターの性格に現れていますよね。
そんなキャラクターであるバンの声を、アニメ『七つの大罪』では誰が演じられているのでしょうか?
本記事では、バンの声を担当した声優を他の出演作品を踏まえながら、ご紹介していきます。
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アニメ『七つの大罪』バンの声を演じた声優は?
アニメ『七つの大罪』のキャラクターで、七つの大罪メンバーの『強欲の罪(フォックス・シン)』のバン。
バンに対して、皆さんは、どのような性格のキャラクターだとみていますか?
いかにも人相の悪い極悪人的なキャラクターと見ている人もいるでしょうし、無邪気な子供のような可愛らしい性格のキャラクターと見る方もいらっしゃるでしょう。
ある種、つかみどころのない多面的な性格を持つキャラクターという印象を受けますが、それだけアニメ『七つの大罪』でバンの声を演じていくのは、演じ分けも必要で、かなり大変な気がします。
そんなバンの声を演じているのは誰なのか?
実際に調べてみたら、”たっつん”こと鈴木達央さんが声優として演じられていることが判明。
鈴木達央さんは、おちゃらけたキャラクターからクールなキャラクターまで、さまざまなタイプを演じ分けることができる声優です。
そして、どこかゾクッとする棘のある鋭い声質は、バンの攻撃的な声質にピッタリ当てはまるような気がします。
もちろん、バンの場合は、悪どいキャラ設定と、無邪気な子供のようなキャラ設定があるので、その辺のギャップが使い分けられなければならないわけですが、鈴木達央さんは高音ボイスも結構いけるので、その演じ分けが巧みで、なかなか面白い声の演技をされています。
あくまで個人的な見解でしかありませんが、際立った個性というより、自由度の高い声という印象が強く、変幻自在にキャラによって使い分けられる器用さを感じられるだけに、バンというユニークなキャラにはうってつけと言えるでしょうね。
ぜひ、次にバンの声を聞く機会があれば、変幻自在に状況に応じて声の高低を変えられる鈴木達央さんの声質に注目しながら聴いてみてくださいね。
『七つの大罪』バンの声優・鈴木達央の魅力をチェック!
アニメ『七つの大罪』でバンの声を担当している鈴木達央さんの魅力を探っていくと、やはり、地声として出ている野太い声がクールで格好いいと支持されているようです。
そして、何よりも下ネタオンパレードの砕けたトークの裏側にも、キャラクターに声という息吹を吹き込む時の愛情たっぷりな真面目な姿勢が、多くの女性ファンにギャップ萌えとして映っているのも魅力なのだそうですよ。
これまでの鈴木達央さんの演じるキャラに適合させる声を聴いても、ギャップ萌えと言える部分が垣間見られます。
例えばバンを例に上げてみると、いかにも悪どい表情を浮かべて声を発する際には、低音の野太くドスの効いた声質を。
一方、メリオダス達とじゃれ合い子供っぽいしぐさを見せる時には甲高い声質を出すように、状況に応じて声を使い分けているのです。
普通、声優さんの声は、ある程度声質が分かり、他のキャラクターを演じていても、どこかその人の声質が残っていたりしますよね。
例えば、『北斗の拳』のケンシロウや、『シティーハンター』の冴羽リョウの声を担当されている神谷明さんの声は、もちろんキャラクターによって演じ分けはしているものの、聴くと神谷明さんということが丸わかりですよね。
それは、以前出演していたテレビ番組『キスマイ魔ジック』の『うしろの声優だ~れ?』でもはっきりしていて、筆者は、彼の声を一発聴いた瞬間に神谷さんとすぐわかりました。
もちろんキャラによって、多少変化はしていますが、ベースの部分は本人の地の声がどこかに残っているものだと改めて痛感した次第です。
ただ、山寺宏一さんなど、七色の声を使い分けられる方となると、原型が全く残っていないというような方もいらっしゃいます。
鈴木達央さんも、完全憑依型で、どちらかというとそのタイプに当てはまり、できるだけキャラになりきって声の演技を心がけているようです。
演じるキャラによっては、地声すら消し去り、全く違う声を出してしまうので、実に様々なキャラクターを巧みに演じきることが出来る魅力を持っているのです。
ぜひ、みなさんも鈴木達央さんのアニメキャラの声を聴いてみてください。
声優・鈴木達央出演の他のアニメ作品をチェック!
先ほども、変幻自在に声を操る音域の広さが魅力の鈴木達央さんですが、結構意外なキャラクターの声を演じられています。
例えば、2003年放送の、『D・N・ANGEL』では、主人公・丹羽大助のクラスメイトで、ツッコミ役の「関本雅弘」役を、2011年には、『BLOOD-C』では、ヒロイン・更衣小夜のクラスメイトで、普段クールな態度を取っている「時真慎一郎」役を、それぞれ演じられています。
そして、アニメ『七つの大罪』が放送された2014年には、『Free!(橘真琴役)』、『ダイヤのA(三島優太役)』、『イナズマイレブンGO ギャラクシー(モス・ガー、エーギル・セファイド役)』に出演し、鈴木達央さんは、今人気の声優さんとして大活躍されているようです。
2016年8月には、またアニメ『七つの大罪』が帰ってきますし、ぜひ、鈴木達央さんの声を通じて、バンの魅力を体感してみてくださいね。
まとめ
アニメ『七つの大罪』のキャラクター『強欲の罪(フォックス・シン)』のバンの声を担当している鈴木達央さんは、キャラクターに憑依してしまうようなタイプの声優で地声はあまり見えず、1人のキャラクターの声として完全に定着させているようです。
そのため、バンの声1つにおいても、悪どさを見せている時の声質と、メリオダス達とじゃれあっている時の子供っぽい声質とでは、全く異なります。
また、普段の野太い地声と、甲高い声を使い分けることでギャップ萌えされているファンもたくさんいらっしゃるみたいなので、ぜひ鈴木達央さんには、今後も様々な声を使い分けて、魅力あるキャラクターを演じ続けていってほしいものですね。