アニメ『七つの大罪』で、透明感の高い声質でありながら、どこか妖しげで思わず男性ファンたちが魅了されてしまいそうな、美しい声と感じさせるマーリン。
マーリン自身、謎の多いキャラクターですし、気品・透明感・妖艶・大人、と全ての要素を兼ね備えた声を演じなければ、イメージとかけ離れてしまいそうな印象が強いだけに、このキャラクターの声優を担当するのは、至難の業ではないかと筆者は考えていました。
そんなマーリンの声優を担当するのが、実は全く想定外のあの人であったことが分かり、ただただ驚くばかり…
では、そのマーリンの声優とはズバリ誰なのか。
また、マーリンの魅力や、他に演じているアニメ作品のキャラクターを、本記事でご紹介していきます!
スポンサーリンク
七つの大罪・マーリンの声を担当する超意外な声優とは?
個人的な主観も当然入っていますが、容姿だけでなく声までも美女らしく、大人の女性の妖艶な雰囲気を漂わせ、多くの男性ファンを魅了している印象の強い、『七つの大罪』のキャラクター・暴食の罪(ボア・シン)のマーリン。
透き通った声質ながら妖艶であり、その上、どこか重みのある印象を、マーリンの声から受けますが、正直なところ、筆者はこの声を担当する声優は、超ベテランの声優か、あるいはこれまでに美形キャラを演じていた声優さんではないかと、ずっと思っていました。
『元祖天才バカボン』のバカボンのママや、『ルパン三世シリーズ』の二代目・峰不二子の声を担当した増山江威子さん、同じく『ルパン三世シリーズ』三代目の峰不二子の声を演じた沢城みゆきさんなど、多彩なキャラを演じられる、美しい声質の声優を思い浮かべていたのです。
しかし、マーリンの声は、全く別の声優が演じられていました。
その声優とは、坂本真綾さん。
はっきり言って、筆者は、坂本真綾さんがマーリンの声を演じているとは、1ミクロも考えていませんでした。
坂本真綾さんの声は、どことなく優しく暖かい印象を持つ少女のような声質の持ち主ですし、どちらかといえば彼女がエリザベスの声を演じていたというのであればまだしも、マーリンを演じていたとは…
まぁ、坂本真綾さんは、クール系キャラクターから、キュート系キャラクターまでこなせるので、改めて考えてみれば、そこまで不思議ではありませんよね。
筆者としては、『マーリン✕坂本真綾』が異色の組み合わせで、ここにも意外性の狙いが潜んでいるか、と思うと如何に『七つの大罪』が、奥深い作品なのか思い知らされるばかりですね。
声優・坂本真綾の声の魅力とは?
坂本真綾さんの声の魅力を一言で語るとするなら、透明感がある優しい声に尽きるでしょう。
決して甲高いアニメ調の声でもなく、ドスの聴いた低音ボイスでもなく、ちょうど良い塩梅で優しく包み込むような声であり、それでいて透明感を存分に感じさせてくれる…
『七つの大罪』のキャラクターで言えば、エリザベスの声のイメージの方がニュアンス的に近いのかもしれません。
それだけに、坂本真綾さんがマーリンを演じていたことは筆者にとっては、超意外な話なのですが、そういった低音ボイスな大人の女性キャラも巧みに演じられる力量を持っているところが、坂本真綾さんの魅力の1つと言っていいのかもしれません。
坂本真綾さんは、8歳の頃から子役として活動していて、声優業の他に舞台俳優・歌手としても活動し続けている方なので、広範囲の声を演じるのは大得意みたいですね。
ただ、基本的には、透明感の部分を感じさせる少女の役が多く、癒しを与える声という印象の強い声優です。
また歌手としても、『カードキャプターさくら(1998~2000)』のOP『プラチナ』、『マクロスF(2008)』のOP『トライアングラー』など、数々の名曲を世に輩出されています。
アニソン界の女王として、また紅白出演歌手の一人として名高い水樹奈々さんにも、ある種、匹敵する魅力ある歌手として、多くのファンから高い支持を受けているのが、坂本真綾さんなのです。
おそらく、今後もあらゆるメディア媒体で、坂本真綾さんの声を聴く機会はあると思いますので、みなさんも、ぜひ一度彼女の透明感溢れる声を聴いてみてくださいね。
声優・坂本真綾が演じる他のキャラクターは?
声優・歌手として大活躍されている坂本真綾さんは、透明感が高く、優しい印象の声質の持ち主で、そんな彼女の魅力ある声質に惹かれているファンもかなり多いと言われています。
そんな坂本真綾さんが、声優として演じた代表作品といえば、やはりテレビアニメ『天空のエスカフローネ』でしょう。
『天空のエスカフローネ』は、占い好きでタロットカードやダウジングのスキルを持っている陸上部員の少女が、突然、地球から異世界・ガイアに飛ばされてしまうところから物語がスタートしていくSFファンタジー作品です。
そのヒロイン・神崎ひとみを坂本真綾さんは演じています。
さらに、アニメのOPも坂本真綾さんが歌っています(楽曲のタイトルは『約束はいらない』)。
どこか温かみがあり、坂本真綾さんの声を聴いていると癒やされていくような気がする、そんな印象のある声質の持ち主で、七つの大罪・マーリンとは別次元の声質の持ち主と言っていいでしょう。
坂本真綾さんには、その印象があまりに強いので、これまであまり記憶に残っていなかったのですが、改めて、調べてみると、確かに大人の女性のキャラクターを坂本真綾さんの地声を上手く殺しながら、深みのある低音ボイスで、演じられている作品がいくつかありました。
その一つが、2009年放送のTVアニメ『CANAAN』。
このアニメで、坂本真綾さんは、犯罪組織「蛇」のリーダーである女・アルファルドというキャラクターを演じられています。
筆者自身は、このキャラクターに詳しくないためか、かなり謎めいた印象の声をしていて、そこはマーリンにも相通ずるところがあると感じました。
筆者のように、どちらかと言うと、往年の坂本真綾さんの声に惹かれているファンは、七つの大罪・マーリンの声優起用に、いろんな意味で期待を裏切られ、また新たな坂本真綾さんの魅力に取り憑かれていくのではないかと思います。
これまで坂本真綾さんが演じてきた、ピュアで透き通った声質の少女とは異なる、大人の女性ならではの声質とその魅力をマーリンを通じて感じてみてくださいね。
まとめ
アニメ『七つの大罪』のキャラクターマーリンの声を演じているのは、声優・歌手・舞台俳優など、多方面で活躍されている坂本真綾さんであることが分かり、筆者自身は非常に驚かされました。
坂本真綾さんの大きな特徴は、その透明化溢れる優しい声質にあります。
今回のマーリンのように、低音を響かせ、大人の声を演じているとは全く想像もしておらず、さすが舞台女優や歌手としてのキャリアを持つ、実力派声優であることが頷けます。
実際に坂本真綾さんの声は、彼女のことを知らない人でも、一度聞いてみれば、実は聞いたことがあると言っていいほどです。
坂本真綾さんは、七つの大罪のマーリンだけでなく、洋画・アニメ、音楽など多方面で流れているので、みなさんも一度、坂本真綾さんの声を聞いてみてくださいね!