みなさんはアニメ『七つの大罪』に登場するキャラクター・ギルサンダーについてどのような印象をお持ちでしょうか?
ギルサンダーの子供の頃を見ると、七つの大罪に憧れ、メリオダスにひっついて行動していた気弱な少年という風にも見受けられます。
一方、大人になり、聖騎士になってからは、冷酷無比を演じているとはいえ、かなりクールで大人っぽさをギルサンダーから感じます。
当然、ギルサンダーの二つの時代を演出する声も、それぞれ別の声優さんでなければ成立しないわけですが、果たして1人に声優さんがギルサンダーの声を担当しているのか、それとも別の人物がそれぞれの声を担当しているのでしょうか?
本記事では、アニメ『七つの大罪』でギルサンダーの声を担当している声優を探っていきます!
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ギルサンダーの声を担当している声優は2人!?
アニメ『七つの大罪』で、リオネス王国の聖騎士・ギルサンダーは、先代聖騎士長ザラトラスの息子ということもあって、聖騎士団の中でもかなりの主要キャラとして位置づけられています。
また、それに合わせてか風貌もかなり大人びたクールなキャラクターと言う印象が残りますよね。
しかし、このギルサンダーのクールな一面は、完全に演じているところもあって、物語の中盤までは、かなり謎めいた人物とし見られていたところがありました。。
やはり、愛するマーガレットを人質に取られ、良いように動かされていたことも大きかったのかもしれませんが、いずれにしても、ギルサンダーは、冷酷無比な印象を受ける声質で演じないと、とても務まりません。
一方、ギルサンダーの子供の頃は、常に七つの大罪であるメリオダスに憧れ、ひっついて行動する気弱な少年でした。
それ故に、しっかりした子供と言うより、泣き虫でナヨっとした、か弱い男の子と言った印象を受ける声でなければいけません。
近年、声優たちの演技力が高く、極端に離れた設定のキャラでも巧みに演じ分けされている声優さんが増えてきているみたいですが、このギルサンダーを演じている声優さんは1人ではなく、やはり2人の声優が演じ分けされているそうです。
さすがに設定的に子供の頃のギルサンダーと、現在のギルサンダーとでは、かなり設定が変わっていますし、ギルサンダーの声として、すり寄せていくとしても、なかなか演じ分けは難しく、別々の人がただすり寄せていくという方がしっくりきます。
もちろん、多少違っていても、ギルサンダーであることがわかれば、それで問題ないわけですし、イメージの合いやすい2人の声優を起用したほうが効率的で、奥行きも広がっていく…
そんな狙いもあって、アニメではギルサンダーに2人の声優を起用したのだと思いますよ。
ギルサンダーの子供の頃を演じた声優は誰?
アニメを見ている人にとっては、冷酷無比なギルサンダーが、とくに印象付けられていることもあり、
『ギルサンダーの子供の頃なんてあったけ?』
と思う視聴者もいらっしゃるかもしれませんが、ギルサンダーの幼少期もしっかり映しだされています。
それは、ギルサンダー、ヘンドリクセン、ビビアンの3人がメリオダスと対戦しているシーンの中で登場します。
子供の頃のギルサンダーは、もう見からに軟弱者で気弱なタイプ。
何かにつけてメリオダスに甘えているところが見受けられる人物で、そんなギルサンダーの子供の頃の声を担当しているのは、声優・山本和臣さん。
声優・山本和臣さんは、1988年1月3日、兵庫県生まれの28歳。
2009年から声優として活動されている中堅声優で、2012年には、『機動戦士ガンダムAGE』の「キオ・アスノ」役として主役(第3部・4部)の声を担当されているので、ご存じの方も多くいらっしゃるかと思います。
ちなみに、キオ役で有名になったことで、山本和臣さんは、第7回声優アワードの新人男優賞を受賞しています。
声質としては、男性の割に非常に高く、中性的な声質であると評価も高いため、成人女性の声を担当することもあるそうですよ。
さらに、山本和臣さん自身の見た目も中性的で、一見して女性かと思ってしまうほどで、実際に、女性用サービスの利用を勧められたりしてしまうほどなのだとか。
確かにギルサンダーの子供の頃の声は、どこか力弱い声質ですし、山本和臣さんの声は十二分に生かされているのでしょう。
ぜひ、アニメ『七つの大罪』で、ギルサンダーの子供の頃の声を聴く機会があれば、山本和臣さんが演じている他のキャラクターの声と比較しながら、聴いてみると良いかもしれませんね。
現在のギルサンダー(大人)を演じた声優は誰?
大人になったギルサンダーは、少し気弱な少年時代とはうって変わって、冷酷無比な姿を見せつつも、熱く真っ直ぐな印象を感じさせる聖騎士です。
そのためか、その声には、爽やかで低いということを大前提に、まっすぐ力強い一面や、冷酷な部分を感じさせる声を出せる声優さんでなければいけません。
そんな幅の広い声を担当するのは、愛称の『マモ』で有名な宮野真守さん。
宮野真守さんは、1983年6月8日、埼玉県大宮市(現さいたま市)生まれの32歳。
宮野真守さんは子供の頃、劇団ひまわりに所属していて、かつてはTBSドラマ『3年B組金八先生』などにも出演されたことがあったそうです。
海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューとなり、それ以降はアニメなどの吹き替えを軸に声優として活動中。
そんな宮野真守さんの声質の魅力は、爽やかでありながらも、低く通ったイケメンボイスにあるらしく、他のキャラクターでは、『機動戦士ガンダム00』の(刹那・F・セイエイ)、『ちはやふる』(真島太一)、ちょっとうるさい暑苦しいキャラクターでは、ウルトラマンゼロなど、さまざまなタイプのキャラクターの声優を担当しています。
とくに『ちはやふる』は、実写映画として今話題の作品ですし、もし機会があれば、ギルサンダーの声と比較しながら聴いてみてくださいね。
まとめ
アニメ『七つの大罪』のギルサンダーの声は、2人の声優が演じ分けていることが、今回調べてみてよく分かりました。
七つの大罪に憧れ、メリオダスにひっついて行動していた、気弱なギルサンダー少年の声を山本和臣さんが、一方、大人になり聖騎士として活動しているギルサンダーの声を宮野真守さんが演じられています。
気弱な少年と冷酷無比な聖騎士というかなりユニークな個性を持っているギルサンダーなので、その個性の魅力を感じながら、2人が演じている声を聴いてみてください。
きっと、アニメならではの面白さを体感できると思いますよ!