漫画『七つの大罪』の中でも、公認カップルの筆頭ともいえるメリオダスとエリザベス。
メリオダスがエリザベスを命がけで守る姿や、エリザベスがメリオダスを信頼するといった、お互いに相手を思いやる二人は、本当にお似合いですよね!
そんな二人の関係ですが、『七つの大罪』本編のストーリーが進むにつれて、
メリオダスは魔神族
であったことが判明しましたし、
エリザベスは女神族
であるらしいことが、分かりはじめていますね。
女神族といえば、『ケルヌンノスの角笛』という女神族と交信できるという祭器から聞こえてきた声は、バンに
「メリオダスを亡き者にするように」
と要求したことがありました。
このことから、どうやらメリオダスは女神族から、とても恨まれているような印象を受けます。
はたして、メリオダスと女神族の両者は、どのような関係にあるのでしょうか?
今回は、メリオダスと女神族の関係について、恨まれている理由や原因について考察してみたいと思います!
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メリオダスと女神族の関係をチェック!
それではまず、メリオダスと女神族の関係で、現在までにわかっている事をまとめてみたいと思います。
『十戒』でさえ、手をこまねいていた女神族が、メリオダスにだけは畏れ近づこうとしなかった。
3000年前の戦争では、人間族・妖精族・巨人族・女神族の四種族が手を結び、魔神族と戦ったが、その際、メリオダスは、『十戒』メンバーの二名を倒し、魔神族を裏切る。
3000年前の戦争で、メリオダスは、妖精王グロキシニアと巨人の王ドロール、そしてエリザベスにそっくりな4枚羽の女神族の女の子と行動を共にし、魔神族と戦っている。
3000年前の戦争は、最終的に四種族が協力し魔神族を封印した。
リオネス奪還編にて、リオネス城の地下に祀られた王国の至宝、女神族と交信できる祭器『ケルヌンノスの角笛』に、エレインの復活を願ったバンに、角笛から聞こえてきた声は、ある条件を出す。
その条件とは、「女神族だけではなく、人間を含む四種族の平和の為にも、メリオダスを亡き者に」というものだった。
リオネス奪還後、元聖騎士長のヘンドリクセンが魔神族の封印を解き『十戒』が復活し、その後も、メリオダスは『十戒』メンバーと戦っている。
以上、いま現在までに分かっていることを、『七つの大罪』の時系列に沿って表記してみました。
3000年前のことだけをみれば、途中からではありますが、メリオダスと女神族は、
利害が一致した上での共闘関係
だったと言えるのではないかと思われます。
しかし、そうなると、『ケルヌンノスの角笛』が、「メリオダスを亡き者に…」とバンに指示をしたのは、なぜなのでしょうか?
まるで、
メリオダスに恨みや畏れがある
かのような雰囲気ですよね。
かつては共闘関係を築き、良好になったと思われたメリオダスと女神族の関係。
その関係が壊れ、女神族がメリオダスをこの世から消してしまいたいと思うようになったのは何故でしょうか?
次は、メリオダスが、女神族に恨みを持たれる理由や原因について、考えてみたいと思います。
メリオダスが女神族に恨まれている理由や原因は?
さっそく、メリオダスが女神族に恨まれるとすれば、どのようなことがあるのか考えてみました。
まず、一つ目の理由です。
これは、ごく単純な推測です。
3000年前の戦争で、
魔神族としてのメリオダスが、女神族に対して行った仕打ちについて女神族が未だに恨みに思っている
とすればどうでしょうか?
メリオダスが、魔神族側として闘っていた時の非情さは凄まじかったと語られています。
もし、メリオダスが再び非情さを取り戻す可能性があるならば、今の内にメリオダスを亡き者にしたい、と女神族が考えることは、十分にあり得える話ではないでしょうか。
ただ、ここで一つ気になるのが、
メリオダスの呪い
についてです。
メリオダスは、何度でも蘇ることができる。
言い換えると『永遠の安らぎを得ることのできない呪い』にかかっていますが、女神族はこのことを知らないのでしょうか?
実際にメリオダスは、
命を落とす度に煉獄に向かい、魔神王に感情を喰らわれて、かつての最凶の魔神に近づく
ことになるそうですが…
『十戒』メンバーですら、そのことについては知らなかったようなので、メリオダスの呪いについては、女神族も知らなかったということでしょうか…。
そうだとすると、恨んでいるメリオダスを倒すたびに最凶の魔神となってしまうのですから、皮肉な話ですよね。
次に二つ目の理由です。
こちらは、かなり複雑な推測となります。
メリオダスと女神族との接点として気になるのは、3000年前の戦争でメリオダスと一緒だった
エリザベスにそっくりな女神族の存在
です。
その女神族の転生した姿が、現在のエリザベスではないのでしょうか?
バイゼル大けんか祭りの時、メリオダスは
「エリザベスは昔、たった一人で魔神の軍勢を改心させたことがある」
と語っていましたが、それが一つの証拠になりそうです。
また、エリザベスは、ダナフォールの聖騎士・リズの生まれ変わりだと、ドルイドの長のザネリは言っていました。
たしかに、滅びた直後のダナフォール、おそらくリズが命を落とした直後でもあると思いますが、そこで赤ん坊のエリザベスを抱いたメリオダスが登場しています。
ですが、リズが亡くなった直後に赤ん坊のエリザベスが誕生しているのは不自然ですよね。
これをエリザベスも、メリオダスのような呪いにかかっているとすれば?
例えば、エリザベスが
命を落とすと、すぐに赤ん坊として転生してしまうような呪い
にかかっていると考えてはどうでしょうか?
そのようにして、3000年前からエリザベスは、何度も転生し続けていたとしたら?
メリオダスは、
「昔の自分には戻りたくないけれど、お前(エリザベス)を救うためには、元の自分に戻らなくてはならない」
と泣きながら語っています。
方法は、全くわかりませんが、メリオダスが昔の自分に戻ることで、
エリザベスの本来の姿=女神族としてのエリザベスの姿
を取り戻すことができ、それによって呪われた転生も途絶える。
それが、メリオダスの言う、エリザベスを救うということではないかと想像しました。
そして、女神族は、何とかしてそれを阻止したいと考え、エリザベスを救おうとするメリオダスの存在が邪魔な為、恨みはなくとも亡き者にしようとバンに指示をしたのではないでしょうか?
では、なぜ女神族は、エリザベスが本来の姿を取り戻すのを望まないのか?
それは、
3000年前の戦争の真実が暴かれる
恐れがあるから。
3000年前の戦争については、詳細が語られていませんので、はっきりとは言えませんが、魔神族の封印で戦争が終結したのであれば、とりあえず勝利したのは四種族側ということになりますよね。
勝利した側には、華々しい戦勝譚が伝えられそうなものですが…
しかし、他の種族にも当時の詳しい戦記などが伝わっていないことなどから、あまり大っぴらに語ることのできない何かがあったのではないかと想像します。
真実が露呈することで、現在の平和な均衡が崩れてしまうような何かが…。
表向き、悪者は魔神族ということになっているのも、こうなると非常に怪しく思えますね。
3000年前の戦争で本当は何があったのか?
それが分かる時、メリオダスと女神族の本当の関係も判明すると思われます。
以上、メリオダスが女神族に恨まれる理由と原因の考察でした!
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まとめ
メリオダスと女神族の関係は、はじめは敵同士でしたが、後にメリオダスは魔神族を裏切り、女神族を含む四種族側に立ち、魔神族と戦うことを選びました。
いわば、女神族とは利害の一致した共闘関係にあったといえるでしょう。
しかし、『ケルヌンノスの角笛』から聞こえてきた声が、「メリオダスを亡き者にするように」とバンに要求したことから、女神族がメリオダスに恨みを持っている可能性が高いです。
それについては、メリオダスが魔神族として女神族として戦った際の恨みと、もう一つは、本来のエリザベスの姿=女神族のエリザベスを取り戻すことを阻止する目的で、そのそばにいる邪魔なメリオダスを排除しようとした、という二つの推測をしてみました。
どちらもあくまで筆者の想像でしかありませんが、今後、『七つの大罪』本編で真相が明らかになるのが非常に楽しみです!
現在の『七つの大罪』本編(十戒編)で、今後の展開をチェックしていきましょう!