鈴木央(七つの大罪)と鳥山明(ドラゴンボール)に関係?特徴を考察

鈴木央先生が描く漫画『七つの大罪』。

すでにアニメ新シーズン(2期)の制作も決まっている大人気作品ですね!

そして一方の鳥山明先生の『ドラゴンボール』。

漫画やアニメを見ない人でもタイトルは聞いたことがあるであろう超有名作品です。

最近、巷では

「この二つの作品は、絵や内容の共通点が多いけど、何か関係があるの?」

という意見が、ちらほら聞こえているようです。

その理由として、『七つの大罪』作者の鈴木央先生は、

かつて鳥山明のアシスタントをしていた

という噂もあるようですが、これは本当でしょうか?

今回は、二人の人気漫画家、鈴木央先生と鳥山明先生の関係などについて調査してみたいと思います!

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鈴木央と鳥山明に関係がある?

さっそく、鈴木央(すずきなかば)先生と鳥山明(とりやまあきら)先生の二人の関係について調べてみました!

まず、噂にもあった

『鈴木央が、鳥山明のアシスタントだった』

件について。

ベテラン漫画家のアシスタントについた新人漫画家の絵柄が、そのベテラン漫画家の絵柄に似ることは、よく聞きますし、実際にあることのようですね。

では、鈴木央先生もそうだったのかと言いますと、これは

事実ではない

ようです。

鈴木央先生は、鳥山明先生をはじめ、

誰のアシスタントをしていたことはない

とのこと。

ただ、鈴木央先生は、

影響を受けた漫画家のうちの一人として、鳥山明先生の名前を挙げています。

同時に、

『ドラゴンボール』の大ファン

であるそうですから、似ている部分があることにも納得できるのではないでしょうか?

それ以外でも、二人は、年齢や出身地も違いますし、目立った共通点はないようです。

しいて接点をあげるなら、鳥山明先生はもちろん、鈴木央先生も集英社の少年ジャンプ系の雑誌で連載を持っていたことだけになるようです。

(ちなみに鈴木央先生は、4つの週刊少年漫画誌に連載作品を掲載した漫画家の一人です!)

以上のことから、鈴木央先生と鳥山明先生に、

特別な関係はない

みたいですね。

鈴木央と鳥山明2人の画力や特徴をチェック!

さて、それぞれの作品の絵柄や内容、特徴に共通点があると言われる、『七つの大罪』と鳥山明先生の作品ですが、実際は、どのようなところが似ていると言われているのでしょうか?

キャラクターの絵柄や手法、画力

『七つの大罪』の登場人物が、鳥山明先生の描くキャラクターに似ているという声が多いようです。

とくに、グリアモールが似ていると言われているようですね。

たしかに似ていると言われれば似ていますね!

なお、バンハウザーなども、鳥山キャラに似ていると感じる人が多いようです。

ただ、メリオダスやエリザベスなどの『七つの大罪』メインキャラクターたちは、それほど鳥山明先生の作品キャラクターとは似ていないこともあり、そこまで気にならない人も多いのではないでしょうか。

(余談ですが、眠そうな時のキングが、浦沢直樹先生のキャラクターに似ている意見もありました!)

また最近では、パソコンを使って原稿を描く漫画家が増えている中で、鈴木央先生は手描きのみです。

しかも、トーンもあまり使わない手法や、コマの外に必ず“柱”を入れるという特徴も、連載当時の『ドラゴンボール』と共通する部分のようです。

さらには、キャラクターや背景など細部に至る緻密な描き込みが可能であることが、鈴木央先生、鳥山明先生に共通する、素晴らしい画力の所以かもしれませんね。

戦闘シーン

『七つの大罪』と『ドラゴンボール』の戦闘シーンが似ていると言うことですが、正直、筆者には判断がつきません…。(すみません)

ただ、『ドラゴンボール』の魅力の一つの迫力ある戦闘シーンは、『七つの大罪』だけではなく、多くの漫画のバトルシーンに影響を与えているのではないかと思います。

そういった意味では、『七つの大罪』だけがとくに『ドラゴンボール』と似ているわけではないでしょう。

けんか祭りと天下一武道会のシチュエーション

これは、『七つの大罪』の設定とシチュエーションが『ドラゴンボール』と似ているという意見があるようです。

姿が変わった女の子が戦いに参戦!しかし主人公が気が付かない

これは、『七つの大罪』のディアンヌ、『ドラゴンボール』のチチのことのようですね。

ディアンヌの場合、普段の巨人の大きさから人間サイズになっていたため、主人公のメリオダスが気付かなかったのですが、キングやバンが気付いたことから、単にメリオダスが鈍いだけかと。

チチの場合は、最後に会った時は子供でしたが、何年後かの天下一武道会では大人に成長したチチに悟空が気が付かないのも無理はないかと思われます。

これも、シチュエーションが似ているかと言われれば、そうかもしれないと言う程度ではないでしょうか?

ノーマークの老人が見た目と違い強かった

これは、『七つの大罪』のケインと『ドラゴンボール』のシェンのことのようですね。

ケインは、『炎のバルザド』と呼ばれた元・ダナフォールの聖騎士。

ダナフォールを滅ぼしたとされているメリオダスに相対するため、その真偽を確かめるべく、けんか祭りに参加しました。

そして、『ドラゴンボール』のシェンの正体は、地球の神様。

『マジュニア(ピッコロ大魔王)』を封印する為、参加者の人間男性の身体に乗り移って、天下一武道会に参加した内容になります。

これも、参加者の一人に用事(?)があって、自らの正体を隠して戦いに参加したという意味では、似ていると言えますが、このような設定は、他の漫画でも多く見られますよね。

バロールの魔眼とスカウター

実は、両作品で最も似ていると言われているのが、これらのアイテム。

『バロール魔眼』は、

対象の純粋な強さを数値化した『闘級』が測れる魔法具

です。

さらに

『闘級』の内訳である『武力、魔力、気力』

を測ることもでき、それらの数字は、

『バロールの魔眼』所有者の頭の中に流れ込んでくる

ようです。

対して、『スカウター』ですが、これも

対象者の戦闘力を数値化した情報が分かるアイテム

になりますが、こちらはもっと高度な技術で作られています。

戦闘力情報の以外にも、

通信機能と生体探索機能

を兼ね備え、片耳に取り付ける片眼鏡のような形状で、そのレンズが小型スクリーンになっていて、

対象者の情報やいる場所の方角や距離が表示される

というものです。

どちらも

『相手の強さを数値化できるアイテム』

としては同じと言えますが、

  • 宇宙船が飛ぶ『ドラゴンボール』の世界
  • 銃すら存在しない『七つの大罪』の世界

舞台設定が全く違う以上、やはり雰囲気も変わってきますね。

それぞれ、世界観に似合った便利なアイテムとして存在して、漫画の内容が分かりやすくなるのであれば、読者としてはなんにせよ大歓迎ですが、いかがでしょうか?

単行本コミックを並べると背表紙が絵になる

『ドラゴンボール』の単行本コミックを1巻から順番に全巻並べると、

背表紙に1枚の続き絵が出現

します!

実は、『七つの大罪』でも、同じようにすると1枚絵が出現するようになっていますから、確かに同じと言えます。

ですが、単行本を並べた際に背表紙に1枚の絵が見られるという作品は、他にも見ることが出来ます。

有名どころでは、『ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』(荒木飛呂彦)です!

また、漫画以外でも、’80年代の『ロッキンオン』という雑誌も背表紙を並べると、さまざまな絵柄が出現するようになっています。

こういった、読者へのサービス精神は、非常に嬉しいですから、他の作品でも採用して欲しいですね。

以上、『七つの大罪』と『ドラゴンボール』2作品について共通している、似ている部分などを並べてみました。

これだけでは、まだまだ納得できたりできなかったりする部分もあるかもしれません。

あくまで、筆者個人の意見ですので、聞き流してしまっても結構です!

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まとめ

今回の記事では、『七つの大罪』と『ドラゴンボール』に見られる共通点などをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

鈴木央先生が、鳥山明先生のアシスタントだったという噂は、事実ではありませんでした。

しかし、鈴木央先生は『鳥山ファン』を公言し、漫画を描くうえでも影響を受けたと言っていますから、共通される部分や似ているところがあるのにも納得できるのではないでしょうか。

名作『ドラゴンボール』はもちろん、『七つの大罪』も、作者が読者に対して目一杯楽しませようと惜しみなく力が注がれた作品なのは間違いありません。

これからも、『七つの大罪』の世界を存分に楽しむためにも、鈴木央先生を応援していきたいですね!

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