七つの大罪の元ネタ(モデル)はアーサー王物語!昔のゴルフ漫画も

鈴木央先生の漫画作品『七つの大罪』の世界観には、元ネタ(モデル)が存在していることをみなさんはご存知でしょうか?

実は、鈴木央先生が大好きである、という”ある物語”が、この漫画『七つの大罪』の世界観を構築する大きなモデルとなっていると言われています。

そして、『七つの大罪』が世に発表される前に、そのプロトタイプ?としてある漫画作品がリリースされていますが、それがどんなタイトルの作品だったのか、皆さんご存知でしょうか?

本記事では、漫画『七つの大罪』の世界観を構築するモデル(元ネタ)となったある物語にスポットを当てて、プロトタイプとなった漫画作品も含め、その魅力を語っていきたいと思います!

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七つの大罪のモデル(元ネタ)となる物語は?

アーサー王

漫画『七つの大罪』といえば、ジャンプ王道漫画である『ONE PIECE』のように、王道バトル漫画の1つとして、有名ですよね。

リオネス王国を奪還し、十戒と言われる魔神族たちともバトルしていく、正義的な立場の七つの大罪達と、悪側に立つリオネス王国の聖騎士や十戒達。

まぁ、聖騎士の中でも本当の悪として対峙していたのは、二大聖騎士長のドレファスとヘンドリクセンを中心とする一部の聖騎士に限られた話ですが、いずれにしても、実にシンプルで分かりやすい王道バトル漫画であることには、変わりありません。

さて、そんなシンプルなバトル漫画『七つの大罪』にも元ネタが存在しているのですが、どんな物語なのでしょうか?

実は、中世の騎士道物語の一つとして語り継がれている、『アーサー王物語』が、そのモデル(元ネタ)と言われているそうです。

『七つの大罪』そのものは、4世紀の頃にカトリック教などで語られていた人の命に関わる大罪のことを指しているわけですが、そこからまた時代が異なる中性ヨーロッパの『アーサー王物語』が元ネタとして用いられているとは驚きな話です。

まぁ、『七つの大罪』原作者の鈴木央先生自身が、この『アーサー王物語』が大好きなそうですので、そう考えれば、納得できますね。

正直、そんなことは全く考えもせずに、純粋に王道バトル漫画として『七つの大罪』を読んでいました。

まぁ、マンガそのものは、『ONE PIECE』のように悪側のキャラクターが、不快指数100%の悪事を働いているわけでありませんし、キャラクターも王道ファンタジーを連想させるような装いも見せるので、元ネタなどを意識することもなく『七つの大罪』は読めています。

それにしても、元ネタ(モデル)となった『アーサー王物語』とは、どんな物語なのでしょうか?

世の中のファンタジックな作品が、中性ヨーロッパの世界観をどことなくモチーフとしているところと似ている部分があるのかもしれません。

いろんな意味で気になりますね。

漫画『七つの大罪』の元ネタ(モデル)アーサー王物語の内容とは?

アーサー王物語

漫画『七つの大罪』のモデルとなっている、中世ヨーロッパから語り継がれている『アーサー王』物語。

この物語に登場するアーサー王とは、実在している人物という説と、あくまで仮想の世界の人物という説が交錯し、いろんなところで物議を生んでいるそうです。

一応、現実的な話をすると、アーサー王は仮想の人物という説が有力みたいですが、あくまで有力というだけで、真相としては、どちらとも言いがたいのが率直のところと言えそうです。

さて、この『アーサー王物語』とはどんなストーリーなのか、ざっくり解説していくと、アーサー王が誕生してから、ローマ皇帝を倒し、全ヨーロッパの王となるまでのストーリーとなっています。

ただ、全ヨーロッパ王になるだけの物語というわけではなく、そこには、アーサー王の宮廷に集まった円卓の騎士団達との冒険劇や、姫とのラブロマンス、ランスロットと王妃グィネヴィアの関係発覚に端を発する内乱など、様々なストーリーが展開されています。

それは、『七つの大罪』でいうところのメリオダスとエリザベスのラブロマンスや、ヘンドリクセン・ドレファスの謀反、そして、その謀反をメリオダス達七つの大罪になすりつけ、リオネス王国を乗っ取ろうとしたヘンドリクセン達の反乱劇を象徴としています。

やはり、作者である鈴木央先生が『アーサー王物語』のファンだったということが、大きく影響しているのかもしれませんね。

なかなか真実の文献そのものは見つからないかもしれませんが、もし機会があれば、一度読んでみると良いですよ。

漫画『七つの大罪』のプロトタイプ作品とは?

さて、みなさんは、『七つの大罪』のプロトタイプと言っても良いかもしれない作品が、かつて鈴木央先生の漫画作品として手掛けられていた事実を皆さんご存知でしょうか?

鈴木央先生が『アーサー王物語』のファンだという話は、漫画『七つの大罪』の端々ににじみ出ていますが、実はこの『アーサー王物語』を元ネタ(モデル)とした鈴木央作品は、『七つの大罪』が初めてではありません。

『七つの大罪』のプロトタイプと呼ぶべき作品が、かつて漫画作品としてリリースされていたのです。

そのタイトルは、『ライジングインパクト』

ライジングインパクト

1998年52号~2002年12号まで、週刊少年ジャンプにて連載されていた鈴木央先生の漫画作品でした。

内容的には、完全にゴルフをモチーフとしている物語なので、一見、『アーサー王物語』とは全く関係なく、プロトタイプというべきではないのかもしれません。

それでも、『七つの大罪』のプロトタイプと一部のファンから呼ばれている所以は別のところにあります。

実は、この漫画作品に登場するキャラクター達の一部に、『七つの大罪』に登場するキャラクター名と同じような名前や、『アーサー王物語』を象徴とするような名前を持つキャラクターが登場します。

例えば、キャメロット学院イギリス校に在籍している同世代の最強ゴルファー・トリスタン・リオネスや、グラール・キングダムの指導者・アーサー・フェニックスなど、実に馴染みの名前が続々登場していますね。

おそらく、キャラクター名として通用するのかどうか、鈴木先生自身が漫画ファンにぶつけ、試してみたのかもしれません。

時代を超えて語り継がれた『アーサー王物語』が様々な形で漫画として蘇っていると考えると、実に素敵な話だと思えた次第です。

まとめ

漫画『七つの大罪』には元ネタと呼ばれる物語が存在し、それも中世ヨーロッパから語り継がれた『アーサー王物語』だったという話に、筆者も驚かされています。

さすがに、十戒という魔神族との対決までは描かれていないのですが、今後、『アーサー王物語』を基軸とした世界観を持つ王道バトル漫画がどのような様相を見せていくのか。

また、過去作品でプロトタイプと一部から呼ばれている、ゴルフ漫画『ライジングインパクト』にも、鈴木央先生が『アーサー王物語を敬愛している様相が見られ、いろんな意味で、今後の『七つの大罪』が、とても楽しみになってきました!

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