『君の名は』がつまらない理由とは?感想や評判・評価をチェック

近代のアニメーション映画の巨匠の一人として、評判の高い新海誠監督のアニメ映画『君の名は』。

世界でも大評判となり、年齢・性別・国籍を問わずに大ヒットしましたよね。

筆者は、地上波放送をきっかけに『君の名は』を観たのですが、評判通りに面白くて、この映画が大好きになりました。

ところが、世間では

「幼稚で気持ち悪くつまらない…」

という辛辣な意見も…

そこで、本記事では、アニメ映画『君の名は』がつまらないと言われている理由を、世間の評価・評判や、筆者の感想を交えてお話していきます。

アニメ映画『君の名は』の感想

2016年の日本公開を皮切りに、現在まで世界中のあらゆる国で放映され、人気を博したアニメーション映画『君の名は』。

とある男子高校生と女子高生が入れ替わる

ところから物語が展開し、女子高生の住む町で起こるとされる、彗星の落下事故を防ぐために動いていくストーリー。

事故を防ぐといっても、ただ防ぐだけではありません。

女子高生の住む町で、彗星落下事故が起こったのは、なんと3年前…

単純に時空をも超えて、歴史を変えることで、街の人々の命を守ろうとするストーリーです。

いずれにしても、

  • 映画『時をかける少女』のようなタイムスリップ(パラレルワールド)
  • 映画『転校生』や漫画『気まぐれオレンジロード』のような非現実世界

の要素が、踏襲され、どこか懐かしく、非現実的な世界観を好む人に、おすすめしたい作品です。

筆者自身、『時をかける少女』や『転校生』といった類いの映画は大好きなので、『君の名は』の世界観にも、完全にはまってしまいましたね。

現実には起こりえないパラレルワールドが面白い

夢の世界で、何故か住んでいるところも全く異なる男子高校生の立花瀧(声・神木隆之介さん)と、宮水三葉(声:上白石萌音さん)が入れ替わる…

この全くの想定外の出来事に、二人は困惑していきますが、次第に、その状況を受け入れ、二人でこの不可思議な現象に立ち向かっていく…

そして最終的には心が惹かれ合っていくのですから、不思議な運命です。

もちろん、現実世界でこのようなことは起こりえません。

しかし、非現実だからこそ、全くの想定外の出来事が起こっても良いのではないかと、筆者は考えています。

そして、どこか懐かしく、それでいて現代風なところもあるテイストだからこそ、エンターテイメントとして面白い…

そのように、感じることが出来たのが素直な感想です。

『君の名は』がつまらないと世間が評価する理由

先程、お話した通り、筆者としては、映画『君の名は』は、昔懐かしきパラレルワールド感満載の作品であり、非常に楽しい作品と感じています。

  • 時空を超えた男女が入れ替わってしまう。
  • 彗星が落ちてヒロインが住む町が壊滅してしまう。
  • パラレルワールドを利用して、過去を変えて町を救う。

など、映画『時をかける少女』や『転校生』、漫画『気まぐれオレンジロード』のような非現実的な世界観を、うまく取り込み描いた作品…

もちろん、過去の作品をそのまま引用しているわけでは無く、今の時代に合わせたストーリーとして描かれているわけで、

『現実的な世界観の中に、非現実が取り込まれているエンターテイメント』

として見れば、面白くないと感じないと思うんですよね。

ただ、これは、あくまで筆者の考えであり、世間の評価・評判を調べてみると、

「つまらない」

という意見も非常に多く見られています。

少なくとも、『君の名は』にアンチがいることだけは事実と見て良いでしょう。

では何故、アンチの人たちは、つまらないと感じているのでしょうか?

『君の名は』がつまらない理由・原因は、世界観の描き方

その「つまらない」と言われるのは、

『これまで描かれてきた非現実的な世界観をそのまま描いて陳腐に見える』

ということが最大の理由です。

確かに、見方を変えれば、斬新さはそれほど感じられません。

『幼稚な描かれ方』

と見ることも可能でしょう。

映画『転校生』や『時をかける少女』のテイストをオマージュしていることは、紛れもない事実ですし、そこを指摘されたら反論は出来ません。

また、如何に現代風に描いているとはいえ、それでごまかしているだけといわれたら、もうそれ以上は何も言えませんね。

確かに否定的な見方で『君の名は』を観たら、

ありきたりな設定(世界観)

にがっかりさせられ、時には気持ち悪くチープに感じてしまうのでしょう。

さらに、この映画は、世界中で大ヒットしたアニメーション映画として話題になった作品です。

前評判も良く、とても注目されただけに、

期待していたほど面白くなく、つまらない

と感じてしまったところもありそうです。

なので、アンチが発する

「幼稚で陳腐で気持ち悪くつまらない…」

という辛辣な切り捨て方も、筆者個人としては、批判する気はありません。

さすがに男尊女卑という意見に対しては、

「どこが?」

と反論したくなりました。(少なくとも男女差別をしている表現は描かれていない…)

まぁそれも率直な意見なのでしょう。

『君の名は』は観る人を選ぶ作品

正直、映画『君の名は』は、

観る人を選ぶ作品

だろうと筆者は考えています。

どこか懐かしいテイストでありながら、非現実世界と現実世界をリンクさせる世界観が好きな人は、楽しめるでしょう。

逆に、斬新なところばかりを求めている人には、全く作品の面白さが伝わらず、つまらないと映ってしまうことでしょう。

どちらも正解だと思いますし、それが素直な感想なのだろうと感じた次第です。

『君の名は』の評価・評判

さて、映画『君の名は』ですが、一部で「つまらない」と酷評されているのは事実として、多くの世間一般の評価は、やはり面白いと絶賛の声が聞かれます。

もし日本で、最初に公開して駄作と切り捨てられていたとしたら、世界中で公開されることなど無かったはずです。

わざわざ数時間も映画館の椅子に座り、同じ作品を観続けるのだって、それなりの労力が必要です。

もちろんチケット代だってかかるわけですし、つまらない作品に、一体誰がお金や時間・労力を使ってまで観たいと思うのか?

映画『君の名は』の興行収益は、250.3億円です。

これは、

  • 千と千尋の神隠し
  • タイタニック
  • アナと雪の女王

に続く第4位の数字です。

これでも、評価・評判がつまらないといえるのでしょうか?

もう答えは出ていますよね。

『君の名は』を「つまらない」といっているのは一部のアンチだけ…

あくまで、つまらないと言っているのは、一部のアンチでしかありません。

それを全体の声として、否定的に映画評論家が総括しているなら完全に野暮。

まぁ、個人的につまらないと言っているなら、それも一つの意見として捉えても良いと思いますが、それはあくまで個人的な意見に過ぎません。

世界全般としては、面白いから繰り返し観てもらえたわけで、『君の名は』の評価・評判は、すこぶる良かったといわざるを得ないでしょうね。

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まとめ

映画『君の名は』は、面白い作品と世間から高く評価されています。

筆者も、純粋にどこか懐かしく、それでいて現代風なテイストも感じられて、実に楽しい作品と感じました。

ただ、一部のアンチな人にとっては、昔から描かれ続けた世界観に、幼稚で気持ち悪くつまらないと映ったのでしょう。

つまり、全体を通してみれば面白いと評判だった作品といえますが、観る人によってはつまらないと感じる作品でもあった…

それが、純粋な評価・評判と言えると、今回の調査で改めて感じた次第です。

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