『青空喜劇 北村笑店物語』が大成功に終わり、再出発を誓った北村(旧姓:藤岡)てん(演:葵わかな)と、亡き夫・北村藤吉(演・松坂桃李)。
そんな二人が公演の終わった舞台で寄り添いながら、終わりを迎えたNHK朝ドラ『わろてんか』。
これまでの朝ドラの中では、大団円で無事に終わった作品という印象が強いのですが、何故か今になって
「つまらない」
という意見が増えているようです。
その背景には、脚本も大きく影響しているようですが、何故『わろてんか』がつまらないと言われているのでしょうか?
本記事では、NHK朝ドラ『わろてんか』がつまらないと言われる理由や脚本との関係、視聴者の評判・口コミを調査し、まとめていきます。
朝ドラ『わろてんか』がつまらないと不評…
放送終了した、NHK朝ドラ『なつぞら』では、主演・広瀬すずさんを中心に、酪農やアニメ業界を舞台にストーリーが繰り広げられていました。
近年は、モデルを要した作品も多く、筆者自身、朝ドラはつまらないと感じていた一人でしたが、最近は、すっかりとハマってしまっています。
中でも、
- 堀北真希主演『梅ちゃん先生』(第86作)
- 杏主演の『ごちそうさん』(第89作)
- 高畑充希主演『とと姉ちゃん』(第94作)
に対しては、深い思い入れもあり、毎日録画しながら観た記憶がよみがえります。
朝ドラの中には不評を買った作品も…
さて、そんなNHK朝ドラも過去に放送した作品で
「つまらない」
と視聴者の不評を買う作品も…
その一つが、葵わかなさん主演の『わろてんか』です。
『わろてんか』は、吉本興業創業者でもあった、
吉本せいさんをモデル
にした作品で、
- 兵動大樹
- 藤井隆
- 内場勝則
- 月亭八光
など、吉本芸人も多数出演。
とにかく笑いの絶えないストーリー展開が魅力の作品でした。
ただ放送が終了し、1年以上が経過した今頃になって、「つまらない」という声が、多く聞かれるようになっています。
視聴率は高くともつまらない?
その理由に関しては、後ほど掘り下げて紹介していきますが、全151話の平均視聴率24.2%も獲得しているのに、なんだか悲しい話ですよね。
筆者自身『わろてんか』に関しては、さほど関心があったわけではありませんでしたが、そこまでつまらない印象もなかったのが正直なところ…
それだけに何故に、つまらないという意見が増えているのか、かなり疑問を抱いた次第です。
朝ドラ『わろてんか』がつまらない理由は脚本?
NHK朝ドラ『わろてんか』が、「つまらない」と批判を受けていたのは、ネット上で噂されています。
『わろてんか』がつまらないのは、お笑い以前に脚本が駄目?
では、「つまらない」と感じたのは、どんな理由があるのでしょうか?
調べてみると、最大のつまらない理由は、
過去の朝ドラを観ているようで、脚本の質が低い
という点にありました。
単純に『お笑いがテーマで敬遠した』という視聴者だけで無く、過去の朝ドラ
- 『あさが来た』
- 『とと姉ちゃん』
などの作風に、
ストーリーが似通っていて、とても笑えない
という意見が多かったのです。
確かに、NHK朝ドラを観ていると、
- 『まれ』
- 『あまちゃん』
- 『純と愛』
などの現代劇に関しては、ありきたりなドラマという印象もあります。
誰かをモデルにした、同じような朝ドラが続けば、飽きも早いですよね。
偉人モデルの作品でもオリジナリティーは必要!
誰かをモデルとしたオリジナルストーリーであってもよいのですが、その中に斬新さもほしいのが、視聴者の本音…
もちろん、『視聴者の目が肥えてきた』といわれればそれまでです。
ただ、朝ドラに対して特別な感情を抱いているからこそ、厳しい評価となっているのでしょう。
筆者自身は、
- 『まれ』
- 『あまちゃん』
- 『純と愛』
などの現代劇と比較して、『わろてんか』が、そこまでつまらないとは思いませんでしたが、まさか脚本にダメ出しが入っているとは驚きです。
キャストに関しては高評価な意見も…
ちなみに、『わろてんか』のキャストに対しては、
「主演の葵わかなちゃんがかわいい」
「松坂桃李さんの演技は秀逸」
など、かなり高い評価を受けています。
逆に不評な声も…
とはいえ、一方では、
- 大野拓朗(とと姉ちゃんにも出演)
- 松坂桃李(梅ちゃん先生にも出演)
- 高橋一生(おひさま(第12週)にも出演)
など、
「他の朝ドラで出演したキャストを起用しすぎている」
という声も上がっています。
つまらない最大の理由は、脚本・キャストのかぶりが原因
以上のことから考えると、朝ドラ『わろてんか』がつまらない理由は、
脚本やキャストの偏り
が大きな原因といえますね。
何でも続きすぎれば飽きてしまうのが人間の心理…
ある程度のストーリーや演出は出尽くした感もありますし、オリジナルばかり求めたら何も生み出せません。
実に難しい話ですが、それが出来てこそプロの仕事とも思いますし、今後、NHK朝ドラが面白いと思えるよう、わろてんかの教訓を活かしてもらいたいものですね。
NHK朝ドラ『わろてんか』の口コミ・評判
先程も少し触れましたが、NHK朝ドラ『わろてんか』の口コミ・評判を調べてみると、かなり辛辣な意見が実に多いです。
「お笑いがテーマなのに、全く笑えない」
「吉本せいさんの波瀾万丈が、ポップに仕上がってしまっている」
などの意見も飛び交い、
評価されているのはキャストの演技力・魅力の部分だけ
といった印象も受けました。
ここからは、あくまで筆者個人の見解でしかありませんが、
「あまちゃんと比較して、そこまでひどかっただろうか?」
といった印象を受けているだけに、この辛辣な評価・口コミには、かなり驚きを隠せません。
ただ、言われてみれば、「そうかもしれない」と思うところは多々ありますし、「なるほどな…」というのが正直な感想です。
今までは、とにかく現代劇でおかしな方向へ突き進んでいった印象の強い朝ドラから、偉人をモデルとしたオリジナルストーリーで評価を得てきました。
- 波留主演『あさがきた』
- 高畑充希主演『とと姉ちゃん』
- 吉高由里子・仲間由紀恵主演『花子とアン』
など、偉人をモデルとした作品が、次々ヒットしています。
ただ今後は、それだけでヒットすることは無く、視聴者を如何に楽しませるかが、NHK朝ドラの課題となっていくのでしょう。
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まとめ
NHK朝ドラ『わろてんか』がつまらないとネット上では、結構な人たちが不満の声を上げているようですね。
正直、
「何故?」
という疑念も抱きましたが、実際に調べてみて、
ひとえに脚本とキャストのかぶりが大きく影響していた
と気づかされました。
- 偉人の半生を描いている点
- 偉人=実業家であることが、作品の傾向として多かったこと(『とと姉ちゃん』『あさが来た』など)
- 過去に朝ドラに出演したキャストが多く、斬新さがない
こういった、不満の重なりが、『わろてんか』の脚本のつまらなさをも生んでいるのでしょう。